女峰山 ( 女峰山:2,483m、 三角点は 2,463.5m ) 2013.4.28 登山



【PHOTO & 記録 女峰山 3】

ようやく樹林を抜け出すと、写真のようなササ原がとなり、僅かではあるが、道の傍らには雪も現れる。
暫く進んだ後、3時間弱を歩き続けたことになるので、道の傍らにあった岩に腰掛け暫し休憩とする。
ここからは男体山が見えるものの、 相変わらず男体山の頂上付近は雲に覆われている。何となく、先程よりも状況が悪くなっているようにも見え、 やはり先程と同様、そちらから強く吹いてくる風に風花がチラリと舞う。
男体山山頂付近は雪なのかも知れない。先行きがますます不安になる。

14分程休憩して出発。緩やかな斜面を進む。

男体山の姿を左手に見ながら斜面を登る。
ありがたいことに、進むに連れて男体山の様子も少しずつ変わり始め、その姿がハッキリ見え始める。
しかも、青空が少しずつ広がり始めているようである。これを見て、少し気持ちが上向く。

ササ原の斜面の先には溶岩が固まったような黒い岩が見える。 あそこからガレ場が始まるのかもしれない。

高度を上げていくと、右手にも山が見えるようになってきた。
赤薙山方面であるが、斜面に雪が結構残っているのに驚かされる。もしかしたら、最近 雪が降ったのかも知れない。

ササ原の斜面を登り切ると、先程 下から見えた溶岩が固まった黒い岩の下に辿り着く。
ここからは岩場を登ることになる。岩には黄色いペンキが目印として付けられており、忠実にそれを辿っていく。

岩場を登っていくと、前方 奥の方に、周囲とは全く雰囲気の違う白い山が現れた。前女峰である。
女峰山の姿は見えないが、 この前女峰の左後方に位置するはずである。
この前女峰の姿を見て、本日 途中撤退もあるかもしれない と思うようになる。やはり、つい最近 雪が降ったようである。

岩場を登り切ると、そこには 『 八風 』 と書かれた標識が立っていた。 時刻は 9時42分。

ここからの展望は素晴らしく、まずは男体山に目が行く。
男体山は写真のように、かなりその姿がハッキリと見え始め、さらにはそのバックに青空が広がり始めている。
山頂の雪も白く輝き、先行き 少し希望が見え始めてはきたが、目の前に見える前女峰を眺めると、 女峰山方面には青空はなく、 まだまだ状況は厳しいようである。

ここからはガラ場の斜面を横切って進む。ペンキ印を辿っていくのだが、 岩と岩の間にある土が崩れやすく、足を置いた岩が動いてしまうような箇所もあり、かなり気を遣う。

道は一旦尾根上に登り着くが、尾根通しには行かず、また左に折れて再びガラ場の斜面を横切る。 この辺は本当に足下が悪い。
帰宅後に気がついたのだが、尾根通しに進めば 1,913mの黒岩を通過して遙拝石へと下るルートになるようである。
小生は標識、そしてペンキ印を忠実に辿り、この黒岩を巻いて遙拝石へと進んだことになる。



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