乗鞍岳 ( 乗鞍岳:3,025.7m ) 2019.5.8 登山



【PHOTO & 記録 乗鞍岳 2】

かもしかリフト最上部 (ツアーコース開始点) を 7時24分に通過、 この先、前回はササ原だった場所も今は一面の雪、 踏み抜くことも無く順調に通り抜けて、やがて目の前の斜面に取り付く。

アイゼンのお陰でほとんどロス (滑る) なく登っていくことができるが、やはりこの斜面も苦しい。
おまけに、背中に 2kgのスノーシューを背負っているので、余計に辛い。

今は雪が締まっているのでスノーシューの出番は無いが、下山時にはかなり雪が緩むと予想されるため、 ただの荷物にならずに活躍してくれることを願うばかりである。

なかなか登り終えない斜面に、この後の 剣ヶ峰への登りのことも考えて少々焦りが出てくる。

本日は体力的な問題によってかなり時間がかかりそうである。
それでも何とか辛い斜面を登り切ると、暫くは緩やかな登りが続くようになってホッとする。

両側がシラビソ ? の林となっている中、ツアーコースを進む。
すぐにまた登りとなるが、この登りは短く、登り切った先に 赤地の円盤に黄色い数字が書かれた標識が見えている。
標識に書かれている番号は 『 1 』 である。
その 『 1番標識 』 を 7時57分に通過する。

『 1番標識 』 のところからコースは左に曲がるが、ここで今まで姿を隠していた 剣ヶ峰が再び正面に見えてくる。

岩場で雪が吹き飛んでいるところを除けば、ほとんど真っ白であり、聞いたところによると、 数日前にも降雪があったらしい。
嬉しくもあるが、果たして 剣ヶ峰への登りはどのような状況なのか少々心配でもある。

ここからも登りが続く。
しかし、出だしのゲレンデ、そしてツアーコースの出だしの登りに比べれば大したことはなく、また一汗かいたことで身体も少し楽になってきている。

斜面を登り切ったところが 『 2番標識 』 で、ルートはここからやや右の方へと進む。 時刻は 8時10分。

足下はほぼ平らとなり、一息つける区間である。
暫くほぼ平らな状態が続いた後、さらに右に曲がって進んでいくと、またまた登り斜面に変わる。
足下にはスキーのシュプールが多く、下山時には一気にここを通過できることがうらやましい。

緩やかな斜面に身体も楽になり、また青空に心弾ませながら登る。

やがて、コースが左にカーブし始めると、右手の樹林越しに 奥穂高岳が見えるようになり、 さらには前穂高岳 (写真 中央) も見えてくる。
北アルプスの山々は、このツアーコースが終わり、広い台地状の所を進むまでは見えないと思っていただけにこれは嬉しい。

さらには、 剣ヶ峰も下部まで見えるようになってきたが、 そこに至るまでに越えていかねばならない雪のマウンドを含め、まだまだ距離があることを知って少し気持ちが萎える。
ただ、青い空をバックにした白き三角形の峰は何とも魅力的である。

8時44分に 『 6番標識 』 を通過、 その少し先で今度は右へと曲がっていく。

目の前に現れた斜面を登り切れば、ツアーコースの終点 (位ヶ原山荘との分岐でもある) となるはずで、 実際その通りに傾斜が緩んで歩きやすくなった先には、位ヶ原山荘と 剣ヶ峰との分岐を示す標識が立っている。
時刻は 8時54分。



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