かもしかリフト最上部 (ツアーコース開始点) を 7時24分に通過、 この先、前回はササ原だった場所も今は一面の雪、 踏み抜くことも無く順調に通り抜けて、やがて目の前の斜面に取り付く。 アイゼンのお陰でほとんどロス (滑る) なく登っていくことができるが、やはりこの斜面も苦しい。 今は雪が締まっているのでスノーシューの出番は無いが、下山時にはかなり雪が緩むと予想されるため、 ただの荷物にならずに活躍してくれることを願うばかりである。 | |
なかなか登り終えない斜面に、この後の 剣ヶ峰への登りのことも考えて少々焦りが出てくる。 本日は体力的な問題によってかなり時間がかかりそうである。 両側がシラビソ ? の林となっている中、ツアーコースを進む。 |
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『 1番標識 』 のところからコースは左に曲がるが、ここで今まで姿を隠していた 剣ヶ峰が再び正面に見えてくる。 岩場で雪が吹き飛んでいるところを除けば、ほとんど真っ白であり、聞いたところによると、
数日前にも降雪があったらしい。 | |
ここからも登りが続く。 斜面を登り切ったところが 『 2番標識 』 で、ルートはここからやや右の方へと進む。 時刻は 8時10分。 足下はほぼ平らとなり、一息つける区間である。 |
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緩やかな斜面に身体も楽になり、また青空に心弾ませながら登る。 やがて、コースが左にカーブし始めると、右手の樹林越しに
奥穂高岳が見えるようになり、
さらには前穂高岳 (写真 中央) も見えてくる。 さらには、
剣ヶ峰も下部まで見えるようになってきたが、
そこに至るまでに越えていかねばならない雪のマウンドを含め、まだまだ距離があることを知って少し気持ちが萎える。 | |
8時44分に 『 6番標識 』 を通過、 その少し先で今度は右へと曲がっていく。 目の前に現れた斜面を登り切れば、ツアーコースの終点 (位ヶ原山荘との分岐でもある) となるはずで、
実際その通りに傾斜が緩んで歩きやすくなった先には、位ヶ原山荘と
剣ヶ峰との分岐を示す標識が立っている。 |
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