南駒ヶ岳 空木岳 ( 縦走中の最高峰は 空木岳:2,863.7m ) 2013.9.21 登山



【PHOTO & 記録 南駒ヶ岳 空木岳 2】

木の墓場の中を暫く登ると、やがて上の方が明るくなり、8時10分 尾根上に登り着く。
ここから登山道は左に折れ、北東を目指して尾根上を進むことになる。
今までの急登とは打って変わって、道は緩やかな登りが続く。
また、尾根上のため明るく、なかなか気分良く進むことができる。

ただ、両側は樹林に囲まれているため、展望はほとんど利かない。
暫く進むと、『 1,850m (見晴台) 』 と書かれた標識が現れたが、標示にに反してここからの展望はない。
ところで、標識には 1,850mとあるが、国土地理院の地図を見ると、ここの標高は 1,950mというのが正しいような気がする。 如何であろう。

『 1,850m (見晴台) 』 の標識のある場所では展望を得られなかったものの、 その標識から 5分程進むと、左側の樹林が所々途切れて御嶽が見えるようになる。
最初は 木の枝が邪魔をして、なかなかスッキリと見通すことができないが、進んでいるうちに 間に何も遮るもの無く御嶽が見通せるようになる。
前回 この御嶽を見た時には、グッとテンションが上がったのだったが、2度目ともなると、 予想通りの光景であるためか、心は平静なままである。

とは言え、どっしりとした御嶽の姿は素晴らしい。
温度が高めのためか、少し霞んでいるようにも見えるのが残念だが、 この後の南駒ヶ岳空木岳における展望に期待がかかる。

明るい尾根歩きが続く。 時々見える御嶽の姿を楽しみながら、 気分良く足を進める。ここまでは体調の方も問題なく、足取りも軽い。

8時42分に 六合目に到着。 標識には 南駒ヶ岳まで 3時間とあり、 到着予定時間が 12時を切ることになった。
登り始めてから 3時間近くなったので、この 六合目で暫し休憩する。
ノドを潤し、菓子パンを 1つ食べた後、8時48分に出発する。

緩やかな登りが続いた尾根道も、やがて急斜面にぶつかり、再び樹林帯の中の登りが始まる。
右手には、樹林越しに高みが見えるが (写真)、北沢尾根三角点のある高みかもしれない。

斜面をジグザグに登っていく。
やがて、道は右へと大きく曲がるようになり、斜面の傾斜もさらに角度を増してくる。
右に曲がったことにより、樹林越しに見え隠れする御嶽に加え、 やがて三ノ沢岳と思しき山の他、 乗鞍岳の姿もチラチラ見えるようになってくる。

当然、先程の尾根では右手に見えていた太陽が、今度は正面に位置するようになり、 シラビソの樹林越しに見え隠れし始める。

高度を上げるに連れ、周囲のシラビソは徐々に細くなり、一方で密度を増してくる。
また、樹林越しには、空木岳の一部と覚しき岩峰も見え始める。

やがて、傾斜が緩やかになり、前方がかなり明るくなってきたかと思うと、 北沢尾根三角点のある場所に登り着いた。時刻は 9時33分。
標識には 南駒ヶ岳まで 2時間とあり、 ドンドン到着予定時間が早くなるのが嬉しい。
ここもそのまま通過する。

北沢尾根三角点からは、樹林の中の緩やかな登りが続く。
やがて、左手の展望が開け、乗鞍岳、 そして御嶽が良く見えるようになる。
乗鞍岳の右には十石山も見えている。
その乗鞍岳・十石山の手前、こちらの目の前になかなかユニークな形の山 (写真 右端) が見えているが、 蕎麦粒岳と思われる。




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