南駒ヶ岳 空木岳 ( 縦走中の最高峰は 空木岳:2,863.7m ) 2013.9.21 登山



【PHOTO & 記録 南駒ヶ岳 空木岳 10】

大岩の上、そして間を進み、鎖場を越えて、 やがて第一ピークに到着。時刻は 14時26分。
下に木曽殿山荘、上方に東川岳、 そしてそこから木曽駒ヶ岳へと続く稜線を見ながら下る。
東川岳の後方には御嶽の姿が見える。 東川岳の右に少し顔を覗かせているのは蕎麦粒岳であろうか。
この斜面は相変わらず風が強い。

細かい岩屑で滑りやすい斜面を下る。
この時間になっても 木曽殿越から人が登ってくる。 このまま空木岳を経て駒峰ヒュッテに泊まるのであろうか。

木曽殿山荘には 14時55分に到着。
ザックからペットボトルを取り出し、ノドを潤した後、ペットボトルを持ったまま先に進む。義仲の力水で水を汲むつもりである。
少し下って振り返れば、空木岳の斜面が美しい。

義仲の力水まではほぼ平らな道が続く。
途中、3人の登山者と擦れ違う。皆 義仲の力水で水を補給するために、木曽殿山荘から往復しているようだ。
その義仲の力水には 15時5分に到着。前回と違って水はまだしっかり流れている。
ここからは南駒ヶ岳、赤梛岳がよく見える。 前回は雲に覆われてほとんど見えなかっただけに嬉しい。

ペットボトルに汲んだ水をチビリチビリと飲みながら下る。
ここから八合目まではほぼ緩やかな下りが続く。

八合目からはキツイ下り斜面が待っている。
シラビソなどの斜面を下るのだが、最初は下草も生えていない荒れ気味の斜面が続き、やがて足下にシダ類が見られるようになったかと思うと、 暫くして再び下草が生えていない状況に戻り、やがてササ原の斜面に変わる。
下り着いた所が仙人の清水。こちらよりも義仲の力水の方が美味の様な気がする。時刻は 16時9分。

ここからも北沢まで下りが続く。
よくもまあ昨年、 こんな急斜面を登ってきたものだと感心する程、ひたすら下り続け、北沢に架かる吊り橋には 16時43分に到着。

ここからは登りが待っている。大した登りではないのだが、 精神的・肉体的に一番キツイ頃なので辛い。
ヒイヒイ言いながら何とか登り切ると、暫く平らな道が続いて八丁のぞきを通過。そこからうさぎ平への下りとなる。 この下りも長く感じられる。

うさぎ平には 17時33分に到着。何とか明るいうちに林道まで辿り着けてホッと一安心。 うさぎ平にあるベンチで暫し休憩する。
10分程休んで、17時43分に出発。ザックからヘッドランプを取り出し、林道を下る。

前回同様、途中から周辺は真っ暗になる。 暗闇にボーッと白く浮かび上がる花崗岩屑の道を進み、途中からヘッドランプを点灯する。

まだかまだかと思いながら、ひたすら暗闇の中を歩き続ける。
やがて待望のトンネルが目の前に現れる。ここまで来れば駐車場も近い。
駐車場到着は 18時53分。標識のある辺りは真っ暗であった。

本日は、体調回復状況確認の第2弾として長丁場の山行に挑んだが、 やはりどこか本調子ではないのであろう、以前よりも時間がかなりかかってしまった。しかし、これは体調の問題だけではないかもしれない。

一方、山の方は一時ガスに囲まれてしまったものの、晴天の下、総じて素晴らしい展望が得られ、 秋になりつつある山を大いに楽しんだのであった。




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