三頭山 ( 三頭山:1,531m、三角点は 1,527.6m ) 2018.1.16 登山



【PHOTO & 記録 三頭山 7】

この御堂峠からは多くの道が分かれている。
左が奥多摩湖方面、右が三頭山避難小屋、ムシカリ峠、槇寄山方面、そして正面左手の道が中央峰、東峰、展望台を経て鞘口峠 (さいぐちとうげ)、 御前山へと通じており、正面右手の道が中央峰、東峰を巻いてやはり鞘口峠、御前山へと繋がっている道である。

なお、先程の 2人が登ってきた都民の森へは、ムシカリ峠、鞘口峠どちらからも下ることができる。

ここは当然 正面左手の道を登り、まずは中央峰を目差す (写真)

丸太横木の階段をひと登りすると ベンチのある小さな広場に登り着き、その先に中央峰の標識が立っている (写真)
時刻は 12時6分。

ここの標識の標高表記は 1,533mとなっているので、先程の西峰、 そしてこれから向かう三角点のある東峰よりも高いことになる。

この中央峰は樹林に囲まれていてほとんど展望が得られないため、 そのまま素通りして東峰へと向かう。

三角点のある東峰到着は 12時7分。

ここの標識には標高 1,527.5mと記されている。
西峰の展望図における高さ表記は、ここの標高を示したものと思われる。
0.1m違うが、近年の再計測で標高が変わるということは多々あることである。
但し、国土地理院ならびに手元の地図では、中央峰の標高が 1,531m、東峰の標高が 1,527.6mとなっていて、 これまた異なっている。
この違いも、再計測によるものであろうか。

この東峰もほとんど展望はないが、それでも樹林の間から特徴ある 大岳山の姿を見通すことができる。

しかし、 さらに少し進むとウッドデッキの展望台があり、そこからは惣岳山 (そうがくさん)、御前山、 大岳山、 馬頭刈山 (まずかりやま) といった山々を何も遮るもの無く見通すことができる。
本来であれば、これらの山の後方にスカイツリーなども確認できるらしいのだが、こちら側は少し曇り気味で平地の確認は難しい。

写真 左端の山が惣岳山で、その右の大きな山が御前山。
御前山の右後方に見えている、特徴ある形の山が大岳山である。

暫し景色を堪能した後、12時12分に展望台を後にする。

少し下れば、御堂峠からの巻き道と合流するので左に道をとる。

この道は 『 ブナの路 』 というのだそうで、 約 1,500mと書かれた標識が立っている。

最初は平らな道が続き、その後 緩やかに高度を下げていく。
途中にいくつかの高みが現れるものの、道は概ねその高みを巻いていく。
中には高みに登る明瞭な道もあるが、そこには 『 この先 行止り 』 の標識が置かれている。

方角的には東に進んでいるため、この道は日当たりが良く、 気分良く進んで行くことができる。

緩やかな下りの道も、 やがて少し傾斜がキツクなってくるが、それも長くは続かない。

ブナの路というだけあって周囲にはブナが多く見られる。
また途中には 『 東京都で、まとまって残っているブナ林は、ここ三頭山と日原川流域だけで、 大変貴重なものです。ふつう、ブナの林床にはササ類が密生していますが、ここは大変少なく、学術的にも注目されています。 』 と書かれた標識が立っている。
確かに周辺にササ類は見られず、こういう解説は勉強になる。

また、この辺の標高は約 1,400mと表記されている。



三頭 1、  三頭 2、   三頭 3、  三頭 4、   三頭 5、  三頭 6、   三頭 7、  三頭 8、   三頭 9、  三頭 10  もご覧下さい。


百名山以外の山のページに戻る   ホームページに戻る