ここから登りに入るとなかなかの急登が続く。 漸く登り着いた高みは少し広く、先程のイヨ山よりも山の頂上らしい感じであるが、 ここには何も標識が無い (写真)。 前方には三頭山らしき山が見えているものの、まだまだ遠く、 そこに至る迄に越えて行かねばならないピークもいくつかあるようである。 | |
道は再び大きく下った後、
暫く細く平らな尾根を進み、その後 登りに入る。 この頃になると樹林の中にも日が差し込んで気持ちが良いが、 このアップダウンは結構 応える。 自然林と杉の植林が交互に出てくる中、いくつかの小さなピークを越えて行くと、 やがて道はかなりの急登となる。 |
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杉の林の中、途中に短い踊り場を挟みながらの急登が続く。 杉林のため、下草のない乾いた斜面を小さな振幅にてジグザグに登る。 | |
漸く傾斜が緩んだので喜んだのも束の間、
すぐに道は小さく下り、その先にまた急斜面が待っている。 ただ、左手を見れば御前山がよく見えるようになり、 さらにはその右手後方に台形の頂上を有した 大岳山も確認できるようになって少し元気を貰う。 |
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露岩帯を抜け、傾斜がかなり緩くなってくると、 その先、登り着いた所がヌカザス山であった。時刻は 10時2分。 地図ではイヨ山からこのヌカザス山まで 1時間となっているところを小生は 58分、 膝の状態を考えると上出来であろう。 なお、標識ならびに地図でもこの山の名はカタカナで表記されているが、 傍らにある手製の標識には 『 糠指山 』 と書かれている。 頂上は樹林に囲まれているためスッキリとした展望は得られず、 休む場所としてはあまり面白くないものの、さすがに空腹を覚え、さらには急登で体力を消耗したので暫く休憩することとする。 | |
ヌカザス山を 10時12分に出発。 ムロクボ尾根経由の奥多摩湖からの道を右に分け、一旦大きく下った後、 小さなアップダウンを交えて高度を上げていく。 少しずつ展望も開けるようになり、後方には 雲取山が見えるようになる。 雲取山は写真 中央やや左の山。 |
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