大弛峠−甲武信ヶ岳 ( 甲武信ヶ岳:2,475m、 縦走中の最高峰は 国師ヶ岳:2,591.9m) 2017.9.30 登山



【PHOTO & 記録 大弛峠−甲武信ヶ岳 10】

喘ぎつつも何とかザレ場を登り切って振り返れば、 青空をバックに 甲武信ヶ岳、 三宝山が見えている。
昔ガイドブックで見て憧れた定番の光景ではあるが、何度見ても心惹かれるものがある。

道の方は すぐに木賊山の平坦な山頂に辿り着くかと思ったのだが (かなり希望的観測が含まれていた)、 樹林帯に入ってもまだ登りが続き、ガッカリである。

それでも息を切らせつつ何とか登り続けていくと、やがて傾斜が緩んできて、 やがて木賊山の頂上に到着する。時刻は 14時28分。

三角点を踏み、ベンチで少々休憩して一息つく。

14時30分に出発し、ほぼ平らな道を進む。
戸渡尾根の分岐には 14時34分に到着し、ここから右に道をとって戸渡尾根に入る。

暫く樹林帯を下って行くと、ザレ場に飛び出すので、ここの岩場で休憩することにする。 時刻は 14時44分。

ここからは本来 富士山国師ヶ岳方面が見えるはずなのだが、 ガスが谷側から上がってきており、展望はほとんど得られない。

ユックリと休憩し、 14時52分に先へと進む。

16時25分のバスには到底間に合わないのでユックリ下っても良いのだが、 あまり遅くなると暗くなってしまうため、少し早足で下る。

2010年12月に 雁坂峠から 雁坂嶺、破風山を経て この道を下った際、終盤、暗くなったにもかかわらずヘッドランプを使用しなかったために滑って足首を捻挫してしまったことがあり、 そのことがトラウマとなって足を急がせている気がする。

樹林帯の中を黙々と下り、 15時41分に徳ちゃん新道、近丸新道との分岐に到着。
ここで 3分程休憩した後、徳ちゃん新道に入る。

ここからも長い下りが続くが、とにかく黙々と下り続け、 だんだん周囲が暗くなりつつある中、西沢山荘の横には 16時57分に下り着く。
後は林道歩きなのでもう心配はない。

西沢山荘向かい側のベンチで少し休んだ後、 林道を進み、道の駅みとみには 17時23分に到着。

そこからタクシー (牧丘タクシー) を呼び、 塩山駅へと向かう。
タクシーの運転手は山のことを良く知っており、楽しく会話できたため、駅まではアッという間であった。


本日は憧れ ? の 大弛峠 − 甲武信ヶ岳間を 漸く歩くことができたのであったが、過去に 2回トライしたものの、いずれも大弛峠へのアプローチが拒まれて達成できずにいたためか、 このルートに対する期待はかなり大きくなっていたようである。

しかし、ルート自体はほとんどが樹林帯であり、 途中に大きなハイライトもなく、ただ黙々とアップダウンを繰り返すだけであったため、少々ガッカリしたというのが本音である。
一方で、個々の山々を登るだけでなく、こういったルートを辿ることも奥秩父を知るためには必要であると感じたことも確かである。

それにしても、ルートがあまりにも単調なので、 大弛峠からのピストンとしなかったのは大正解であった。
大弛峠から 甲武信ヶ岳のピストン登山が、 2度に渡って大弛峠まで辿り着けずに実現できなかったのは、ある意味 体力が落ちている私に対して 山の神様が配慮してくれたのかもしれない。

写真は、2,224m峰を過ぎた先にて見えた 国師ヶ岳



大弛 1、  大弛 2、   大弛 3、  大弛 4、   大弛 5、  大弛 6、   大弛 7、  大弛 8、   大弛 9、  大弛 10  もご覧下さい。


めざせ百名山のページに戻る   ホームページに戻る