大弛峠−甲武信ヶ岳 ( 甲武信ヶ岳:2,475m、 縦走中の最高峰は 国師ヶ岳:2,591.9m) 2017.9.30 登山



【PHOTO & 記録 大弛峠−甲武信ヶ岳 7】

そして、 黒金山の左手には 甲武信ヶ岳、 木賊山が大きく見えている。

目的地がかなり近づいてきていることがよく分かる一方、 まだまだ高さを稼がねばならないことも明白で、少しため息が出る。

道は再びシラビソの樹林帯に入り、 緩やかに下って行ったかと思うと、すぐに登りに入る。

先程の富士見と水師の間のように、一旦大きく下ることがないようなのでホッとする。
しかし、終盤になっての登りはやはり少々キツイ。

やがて、千曲川源流、そして毛木平へと至る道との分岐点に到着する。
時刻は 13時39分。

過去に 毛木平から 甲武信ヶ岳に登っているため、 ここからは一度通った道となり、ついに未踏区間はここで終わりということになる。

感慨深いと言いたいところであるが、先にも述べたように 国師ヶ岳からここまでの道は、 少し期待外れ。
展望のほとんどない、樹林帯の中のアップダウンの連続であって、ルートとしてはあまり面白くない。
2回トライしていずれも諸事情で拒まれたため、期待だけが大きく膨らんでしまっていたようである。

この分岐からの道は、 途中に平らな踊り場をいくつも挟みながら高度を上げていく。

加えて、登山者の数が俄然 多くなってくる。
今までほとんど人に会わなかっただけに、少々煩わしさを感じてしまう。

甲武信ヶ岳から 西に派生する尾根の北側を進んでいた道は、やがて尾根上に登り着き、前方 樹林越しに木賊山、 甲武信ヶ岳が見えるようになる。
しかし、まだまだ距離があり、樹林帯の中の登りが続く。
足下には岩が多くなってくる。

写真は木賊山。

息を切らせつつ登り続けていくと、 やがてシャクナゲの中を通り抜けたところで、ついに 甲武信ヶ岳の西側斜面下に飛び出す。

見上げれば、嬉しいことに 甲武信ヶ岳の後方には青空が広がっている。
天候が急回復したのであろうか。



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