大弛峠−甲武信ヶ岳 ( 甲武信ヶ岳:2,475m、 縦走中の最高峰は 国師ヶ岳:2,591.9m) 2017.9.30 登山



【PHOTO & 記録 大弛峠−甲武信ヶ岳 5】

段階を踏みながら徐々に高度を上げていくと、 周囲にシャクナゲが多く現れるようになり、やがてその先にて樹林がポッカリと切れ、明るい尾根の上に飛び出す。

ここは岩場になっており、展望は抜群、恐らく 『 両門ノ頭 』 であろう。
時刻は 12時5分。

歩き始めてから 3時間以上経っており、さすがに疲れと空腹を覚えたので、 岩に腰掛けて休憩する。

ここは足下がスパッと切れ落ちている絶壁となっており、 それ故 先程述べたように展望が大きく開けている。

右手を見れば、北奥千丈岳、 国師ヶ岳が大きく (写真 左側の山)、その右には朝日岳 (写真 中央) が続いている。
朝日岳から右に下る稜線の後方には先程述べたように山が少し顔を出しているのが見えるが、目を凝らすと、そこに五丈岩らしき突起が確認できるので 金峰山であることが分かる。
やはり先程の推測は当たっていたようである。

また、 国師ヶ岳からこちら側 (北北東) へと向かってくる尾根を目で追えば、先程その頂上を通過した東梓が目立ち、 さらには そこからここまで尾根が “Z字型” となって続いて来ているのが良く見える (上の写真)

北奥千丈岳の左に目を移せば、 黒金山が見え、 黒金山の右後方には雲に飲み込まれそうではあるものの 富士山が見えている。

そしてさらに目を左 (東) に向けると、木賊山が大きく、 その左に本日 目差す 甲武信ヶ岳が見えている。

残念ながら 甲武信ヶ岳は、 水師とと思しき高みとそこから東に派生している尾根に隠れ気味ではあるものの、丸い頂上はしっかり見ることができる。
こちらから見ると、甲武信ヶ岳に登った後の木賊山への登り返しがキツそうである。

素晴らしい景色を眺めながらユックリと休憩し、 12時18分に先へと進む。

断崖絶壁に沿って少し進み、左に折れて再び樹林帯へと下る。
緩やかに下るとすぐに登りとなるが、ここも先程までの道と同様、平らな踊り場を間に挟みながら徐々に高度を上げていく。

また、この辺は出来たての倒木が多く、それを乗り越えたり、迂回しながら進んで行く。

やがて、傾斜は緩み始め、 倒れて間もないと思われる木の下を潜っていくと、『 富士見 』 頂上に飛び出す。時刻は 12時49分。
ここも樹林に囲まれていて展望は無い。

道の方はここで右に直角に曲がることになるので、 間違って真っ直ぐ進んでしまわないようにとの配慮であろうか、正面にはロープが張られている。



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