段階を踏みながら徐々に高度を上げていくと、 周囲にシャクナゲが多く現れるようになり、やがてその先にて樹林がポッカリと切れ、明るい尾根の上に飛び出す。 ここは岩場になっており、展望は抜群、恐らく 『 両門ノ頭 』 であろう。 歩き始めてから 3時間以上経っており、さすがに疲れと空腹を覚えたので、 岩に腰掛けて休憩する。 | |
ここは足下がスパッと切れ落ちている絶壁となっており、 それ故 先程述べたように展望が大きく開けている。 右手を見れば、北奥千丈岳、
国師ヶ岳が大きく
(写真 左側の山)、その右には朝日岳 (写真 中央) が続いている。 |
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また、 国師ヶ岳からこちら側 (北北東) へと向かってくる尾根を目で追えば、先程その頂上を通過した東梓が目立ち、 さらには そこからここまで尾根が “Z字型” となって続いて来ているのが良く見える (上の写真)。 | |
そしてさらに目を左 (東) に向けると、木賊山が大きく、 その左に本日 目差す 甲武信ヶ岳が見えている。 残念ながら 甲武信ヶ岳は、
水師とと思しき高みとそこから東に派生している尾根に隠れ気味ではあるものの、丸い頂上はしっかり見ることができる。 |
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素晴らしい景色を眺めながらユックリと休憩し、 12時18分に先へと進む。 断崖絶壁に沿って少し進み、左に折れて再び樹林帯へと下る。 また、この辺は出来たての倒木が多く、それを乗り越えたり、迂回しながら進んで行く。 | |
やがて、傾斜は緩み始め、
倒れて間もないと思われる木の下を潜っていくと、『 富士見 』 頂上に飛び出す。時刻は 12時49分。 道の方はここで右に直角に曲がることになるので、 間違って真っ直ぐ進んでしまわないようにとの配慮であろうか、正面にはロープが張られている。 |
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