北横岳 ( 北横岳:2,480m ) 2014.12.24 登山



【PHOTO & 記録 北横岳 4】

 

途中、左手の樹林が切れて、 霧ヶ峰方面が見えたが、 その後方の北アルプスは霞沢岳、六百山までしか見えず、 穂高連峰槍ヶ岳と続く稜線は 残念ながら霞んでいて見えない。

また、御嶽の方も 少し周囲の色に紛れ気味になり始めている。

木の上、そして周囲の雪の量はかなり増してくるが、 足下はしっかり溝状に踏み固められた雪道が続き、歩くのに支障は無い。

上方を見れば、うっすらと上空に掛かっていた雲は少しずつ取れ始め、 青空が見え始めている。そして、周囲にも日の光が当たり始め、雪がキラキラと輝いて眩しい。

さらに雪道を進む。
周囲の木々に着いている雪は多くなり、今にも上から雪が落ちてきそうな状態であるが、寒さのためであろう、 身体が多少触れたぐらいでは雪は落ちてこない。

見上げれば、ますます青空が広がりつつあり、テンションが上がる。

やがて、道は樹林帯を抜け、ゲレンデの縁を掠めるように進む。
振り返れば、中央アルプスが良く見え、また手前には雪に覆われた平野部が広がっている。

中央アルプスの手前に見える、 ズングリとした山 (写真 中央 右寄り) は、 南アルプス、中央アルプス、北アルプスの好展望台と言われる守屋山であろうか。

ゲレンデを過ぎると、再び道は樹林帯へと入っていく。
この辺から木々に付着する雪は木の幹にまで及び、エビのシッポが多く見られるようになる。
枝に付いた雪の量も多くなってかなり重そうであり、さらには風によって木全体が、大きくユラユラと揺れる様が面白い。

樹林帯の出入りが続く。
シラビソなどの木々はクリスマスツリー状態であるが、樹林の中には何の木か全く分からないものも多く見られる。
雪の重さにかなり曲がってしまっている木もあり、先日の寒波はこの辺に相当雪を降らせたようである。
こういう雪の世界を進むことは滅多に無いことなので、大変楽しい。



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