北岳 ( 北岳:3,193m、 三角点は 3,192.5m ) 2015.9.30 登山



【PHOTO & 記録 北岳 10】

12時22分に右俣コースと草スベリの分岐を通過。
草スベリのコースを選んで白根御池小屋へと向かう。

ここからは紅葉真っ盛りの斜面を下ることになる。
黄色に紅葉した木々の向こうに、冠雪したような 鳳凰三山が見えている。
明るい太陽光に紅葉が輝く中、少々ザレた砂礫の道を下る。
結構 急斜面のため、慌てると足下が滑る。

途中、今まで風が強かったために着ていたアウターを脱ぐ。
この辺は風も無く、降り注ぐ日差しが暑いくらいである。
なお、写真はアウターを脱いだ場所から下ってきた方向を撮ったもの。

時々見える 鳳凰三山の姿を楽しみながら下る (正確には、こちらからは赤抜沢ノ頭に隠れて地蔵岳は見えない。わずかに赤抜沢ノ頭の後方にオベリスクが確認できるのみ。)

写真 中央が 鳳凰三山 観音岳。 そして右に薬師岳、砂払岳、辻山 (写真 右端) が続く。
観音岳の左には、赤抜沢ノ頭、そして 高嶺が続く。
この時点では、今まで赤抜沢ノ頭の後方に見えていた地蔵岳のオベリスクも確認できなくなっている。

やがて下っている斜面の先に 白根お池が見えてくる。
池は意外と近くに見えるが、いざ下っていくと結構 時間がかかる。
池が見えてから池の辺に下り立つまで 17分程であったが、疲れた身体にはそれ以上に長く感じられたのであった。

白根御池小屋には 13時11分に到着。小屋前のベンチにて休憩し、行動食を食べる。
13時18分、小屋を出発。このルートを下るのは 2回目であり、ここからの道程も長いことは経験済みである。

シラビソの樹林帯を進む。
下り一辺倒ならありがたいのだが、結構アップダウンがあり、疲れた身体には応える。

13時28分に水場を通過。冷たい水で顔を洗い、気合いを入れる。
記憶通り、ここからは 鳳凰三山の観音岳がよく見える。

その後、暫く平らな道が続いた後、道は右に大きく回り込んで、その先から下りが始まる。
途中、丸太の梯子もいくつか現れるが、疲れた身体にはこれが結構辛い。

樹林帯の中を黙々と下り続け、 途中のベンチにて小休止した後 (ベンチからは 鳳凰三山の 観音岳が樹林越しに見えた)、さらに下り続ける。

疲れてきてはいるが、徐々に大きくなる沢の音に勇気づけられながら下り続け、 今朝ほど通過した白根御池分岐には 14時26分に到着する。
ここからは今朝登って来た道を下る。

そして、14時44分に吊橋を渡る。
振り返れば、逆光の中に 北岳が そのシルエットを見せてくれている。

野呂川広河原インフォメーションセンター到着は 14時48分。

インフォメーションセンター前にて、 乗合タクシーの乗客が 9名集まるまで暫くの間待ち、揃ったところで出発。
またまた車中で眠り、気が付くと夜叉神峠。その後はボーッとしながら過ごして、無事 芦安に戻り着いたのであった。

本日は帳尻あわせの 3,000m峰という感もなきにしもあらずであったが、 さすがに日本第二位の高峰である。やはり素晴らしい。

また、秋の 北岳は初めてだったことにより、 何回も通ったコースであったにも拘わらず大いに楽しめたのだった。晴天に感謝である。



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