木曽駒ヶ岳 茶臼山 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.0m ) 2012.10.13 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 茶臼山 6】

茶臼山頂上では やや逆光気味であった南アルプスだが、この将棊頭山からはそれが解消され、その山並みをよく見ることができる。
写真 真ん中の山は塩見岳。 その左には富士山も少しだけ姿を見せている。
また塩見岳の右には 本谷山、そして烏帽子岳、前小河内岳が続き 小河内岳荒川東岳 (悪沢岳)の稜線に隠れてよく分からない)、 さらに荒川東岳 (悪沢岳)へと続いている。

荒川東岳 (悪沢岳)の右には 荒川中岳、前岳が続いており、荒川前岳から一旦下った稜線は、小赤石岳、赤石岳に向かって 再び盛り上がっている。
また、赤石岳の右には奥聖岳、前聖岳が いびつな台形を形作っている。

こう見ると、今年 再チャレンジをするつもりだった赤石岳、 荒川三山に登ることができなかった悔しさが込み上げてくる。

そして、前聖岳の右には 上河内岳が意外に大きい。
上河内岳の右には茶臼岳、仁田岳、易老岳があるのだろうが、ここからはよく分からない。
そして、少し下り気味だった稜線はイザルガ岳、光岳にて再び盛り返し、 さらには加加森山を経て、池口岳の双耳峰へと続いている。
南アルプスの山々がこうして一望できるのは嬉しい限りである。
展望を暫し楽しんだ後、11時18分、下山開始。木曽駒ヶ岳を目指す。

再び、天水岩。
今度は木曽駒ヶ岳をバックに写真を撮る。
見上げれば、心なしか、青空の割合が増えてきているようである。良い傾向である。

メインルートに戻り、先を急ぐ。
稜線に戻ると、左手に空木岳が見えてきた。 空木岳の左には池山尾根もよく見える。
その池山尾根の途中に拳のような盛り上がりが見えるが、恐らく田切岳であろう。

精神的にはこれからの馬ノ背を登ることを思うとやや萎えるが、肉体的にはいたって快調。
順調に進んで 11時33分に聖職の碑を通過する。

周囲を見渡すと、頂上に雲がかかっている山は皆無と言って良く (実際には、 この頃になると 乗鞍岳に雲がかかり始めていたが)、 今日は それぞれの山の頂上で喜びが溢れていることであろう。
さらには、ありがたいことに、この頃になると太陽を覆っていた薄雲は周囲に引っ込み、青空をバックに太陽がその本領を発揮し始める。 今までの寒さはどこへやら、耳や首筋に暑さを感じる程である。

11時49分、 濃ヶ池への分岐を通過。馬ノ背へと進む。
少し高度を上げて振り返れば、茶臼山、行者岩、そして将棊頭山等々 今まで歩いてきた行程がよく見える。
その稜線には真っ茶色のクリームをかけたようにハイマツの緑が広がり、その中に点在する白い岩がアクセントとなっていて素晴らしい。
真っ茶クリームより下方には、茶色になった斜面があり、そのさらに下には紅葉が広がっている。胸がスカッとする光景である。
また、左下方を見れば、濃ヶ池が見える。水がだいぶ少なくなって、砂に埋もれつつあるように見える。心配である。



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