木曽駒ヶ岳 茶臼山 ( 木曽駒ヶ岳:2,956.0m ) 2012.10.13 登山



【PHOTO & 記録 木曽駒ヶ岳 茶臼山 9】

七合目半にあたる山姥の岩場は 14時25分に通過。
先週は少し薄暗かったため少々気味が悪かったこの山姥だが、明るい日差しの中では奇勝の一つに過ぎない。
写真のような岩屋があるのだが、その横の岩に 『 雪 』 の文字が見える。先週も見たが、 縦穴を覗くとやはり雪が残っている。もう冬は近く、この雪はこのまま年を越すことは間違いない。

この山姥からも、岩の上に立てば、 茶臼山、行者岩を見ることができる。
ここから直線距離にしても結構あるのに、グルッと回ってここまでやって来たことを考えると、やり遂げたという充実感を感じる。

その後も暫くは木曽駒ヶ岳、 茶臼岳が見えたが、七合目が近づいてくると、もはやその姿は見ることができなくなったのであった。
しかし、先に述べたように、最後までガスに覆われず、その姿を見続けることができたことは嬉しい限りである。

七合目にある避難小屋前には 14時45分に到着。小屋横のベンチで暫し休憩する。
先日はここから麦草岳を往復して戻ると、小屋に人の気配がしたが、今日は無人のようである。
14時52分、小屋前を出発。暫く下って見晴台の岩場に立つ。
ここからは御嶽乗鞍岳が見えるはずであるが、 乗鞍岳は小生が木曽駒ヶ岳 に至る前に早々と雲に覆われており、今も見ることができない。そして、御嶽の方も、頂上付近が雲に覆われている状態である。
反対側を見れば、茶臼山と行者岩、そして将棊頭山が見える。今日は天候に恵まれたことに感謝である。

後は、ほとんど樹林帯の下りであり、 樹林越しに見える範囲も高がしれていることが分かっているので、ほとんど脇目もふらずに下るのみである。六合目は 15時13分に通過。
先週のように足がもつれて転ぶようなこともなく、その後も順調に下り、五合目は 15時27分に通過する。
この下りは長く辛い。しかし、少し疲れ気味ではあるものの、休むことなく下り続け、四合目半の力水を 15時41分に通過。 さらに、四合目を 15時57分に通過したのだった。
後は、少々足場の悪い急斜面をジグザグに下れば、幸ノ川渡渉点。時刻は 16時5分。ここからは林道歩きである。

林道を下り、今朝ほどの 茶臼山コースとの分岐点には 16時22分に戻り着く。
後はユックリと下っていき、車を駐めてあるペンション アルパイン前の駐車場に戻り着いたのは 16時27分であった。

この日の登山は急遽 目的地を変えてのものであったが、先週宿題となって残っていた茶臼山、 行者岩も登ることができ、また終日天候に恵まれ、代打が満塁ホームランを放った感じである。
また、先週見ることができなかった景色を余すことなく見ることができ、新しい発見もある楽しい登山であった。
何度も言うようだが、登山は快晴の下で行うのが一番で、雨の日の登山もまた楽し などというのは負け惜しみでしかない と思う。



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