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少し頂上周辺をウロウロした後、13時3分下山開始。
僅か 4分ほどの頂上滞在だが、先週 登ったこともあり、またこの頂上に至るまでに周囲の景色は堪能したのであまり頂上に未練は無い。
玉ノ窪小屋に向かって足を進める。
下り始めて ふと気がついた。ここから木曽前岳と麦草岳が見えるのは先週ここを登り下りしたので分かっていたのだが、
何とその 2つの山の後方に御嶽が見えるのである。
先程 御嶽と麦草岳の位置関係を見たので驚くことではないのだが、
先週見えなかったものが見えたので これには ハッとさせられた次第である。やはり登山は晴天の日にするに限る。 |
こちら側からも宝剣岳がよく見える。
先週は玉ノ窪小屋に下り着いてから、この宝剣岳を含む中央アルプス主脈の姿を見ることになったので、
こうして高い場所から見ると新鮮である。
宝剣岳の左後方には奥聖岳、前聖岳、
上河内岳が見える。
順調に下る。
登山道周辺には石仏や石碑が多く見られる。これは先週も確認していたことだが、明るい日差しの下で見ると また感じ方も全然違うものである (先週はガスの中で見ることが多かった)。 | |
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玉ノ窪小屋前 (九合目) には 13時26分に到着。振り返れば、頂上木曽小屋まで見通すことができる。
また、明るい日差しの下、木曽駒ヶ岳から中岳、
宝剣岳と続く岩峰が素晴らしい。
先週と同様、小屋横で休もうと思ったが、存外に風が冷たいので、玉ノ窪カールへと少し下る。
しかし、今考えると、木曽前岳を往復しても良かったかなと思う。この日のコンディションなら、
木曽前岳から麦草岳の崩壊斜面も 見ることができたと思われるからである。 |
玉ノ窪カールを少し下った場所で休憩とする。
見上げれば、木曽駒ヶ岳
がよく見える (実際には頂上は見えないが・・・)。
また、玉ノ窪小屋が電車のようである (先週 感じた通り)。
8分ほど休憩した後、カールを下る。先週 往復したばかりなので、もう慣れたものである。
周囲の紅葉だが、まだ先週の名残は少しあるものの、何か脱色した感じを受ける。花の命も短いが、紅葉のピークもかなり短いようである。 | |
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途中、右手上方に茶臼山と行者岩が見えた。
こう見ると、茶臼山への斜面はかなり急である。よくもまあ あんな斜面を登ってきたものだと 我ながら感心する。
途中、牙岩の下方を通るが、あんなに美しかった斜面は もはや茶一色である。
なお、帰宅後 牙岩付近の写真を拡大したところ、鞍部に標識のようなものが見られた。かなり危険と聞くが、
道はしっかりしているのかもしれない。 |
そして、
木曽駒ヶ岳にガスがかかることなく、
この日は 七合目の手前まで その姿を見ることができた。
イメージ的にあまり特徴のない山容と思っていたが、どうしてどうして、本日 北側、東側、そして南側から眺めて かなり威厳のある山と感じた次第。
信仰の山となるのも頷ける気がする。
順調に足を進め、八合目を 14時10分に通過。
写真は 八合目を過ぎ、いくつか続く桟橋を渡った所から見上げた木曽駒ヶ岳。 | |