雪渓を少し登り、再び右手の斜面に入ると、そこから一登りで常念乗越であった。 時刻は 9時54分。 期待していた通り、目の前に
槍ヶ岳から北穂高岳へと続く、
まだ白さが目立つ稜線が目に飛び込んでくる。 写真は 槍ヶ岳。 | |
大喰岳、中岳、南岳と続く稜線は、
大キレットにて一旦深く沈んだ後、長谷川ピークを経て、北穂高岳へと上っていく (写真 左端の山)。 |
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そして、左手にはこれから登る
常念岳がデンと構えている。 また、 槍ヶ岳から北穂高岳を結ぶ稜線の手前には、 赤岩岳、西岳、赤沢岳と続く尾根が走っており、さらにその手前には常念小屋の赤い屋根が見えている。 | |
また、右側を見れば、小さな高みを越えた先に横通岳
(写真 右側の山) が見えている。 常念小屋手前のベンチまで進み、暫し休憩した後、10時8分、 常念岳に向けて出発する。 |
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大きな岩が累々と重なっている斜面をジグザグに登っていく。 雰囲気的には、笠ヶ岳山荘前からの 笠ヶ岳への登りに似ているが、 笠ヶ岳が平べったい岩の積み重ねだったのに対し、 こちらはしっかりボリュームのある岩が積み重なっている。そして、小屋からの距離もこちらの方が遙かに長い。 息を切らせつつ、黙々と登っていく。 | |
高度を上げるに連れ、今まで見えなかった山々が徐々に見え始める。 振り返れば、横通岳がグッと立ち上がっており、その下方手前には常念乗越、
常念小屋が見える。 |
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