常念岳 ( 常念岳:2,857m ) 2015.5.27 登山



【PHOTO & 記録 常念岳 5】

 

雪渓を少し登り、再び右手の斜面に入ると、そこから一登りで常念乗越であった。 時刻は 9時54分。

期待していた通り、目の前に 槍ヶ岳から北穂高岳へと続く、 まだ白さが目立つ稜線が目に飛び込んでくる。
当然 一番目立つのは槍ヶ岳の尖塔であり、 その左に大喰岳、中岳、南岳といった、 昨年辿った 3,000mの稜線が続く。

写真は 槍ヶ岳
左斜面の下方には、昨年お世話になった槍ヶ岳山荘が見えている。
槍ヶ岳山荘の左には飛騨乗越、そして大喰岳が続く。

大喰岳、中岳、南岳と続く稜線は、 大キレットにて一旦深く沈んだ後、長谷川ピークを経て、北穂高岳へと上っていく (写真 左端の山)
北穂高岳よりさらに左の山々は 常念岳の斜面に隠れて見えないが、 これは頂上に着いてからのお楽しみである。

そして、左手にはこれから登る 常念岳がデンと構えている。
しかし、その斜面は高く、そして長い。

また、 槍ヶ岳から北穂高岳を結ぶ稜線の手前には、 赤岩岳、西岳、赤沢岳と続く尾根が走っており、さらにその手前には常念小屋の赤い屋根が見えている。

また、右側を見れば、小さな高みを越えた先に横通岳 (写真 右側の山) が見えている。
素晴らしい展望、そしてこの快晴に感謝である。

常念小屋手前のベンチまで進み、暫し休憩した後、10時8分、 常念岳に向けて出発する。

大きな岩が累々と重なっている斜面をジグザグに登っていく。

雰囲気的には、笠ヶ岳山荘前からの 笠ヶ岳への登りに似ているが、 笠ヶ岳が平べったい岩の積み重ねだったのに対し、 こちらはしっかりボリュームのある岩が積み重なっている。そして、小屋からの距離もこちらの方が遙かに長い。

息を切らせつつ、黙々と登っていく。
吹く風が身体の熱を冷やしてくれ、心地よい。

高度を上げるに連れ、今まで見えなかった山々が徐々に見え始める。

振り返れば、横通岳がグッと立ち上がっており、その下方手前には常念乗越、 常念小屋が見える。
横通岳の左後方には東天井岳、そして中天井岳が姿を見せ、さらには大天井岳が徐々にその頂上をせり上げてきている。



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