やがて、かなり勢い良く流れる一ノ沢の支流を渡る。 さらには、一ノ沢の上を覆う残雪の上を進み、一ノ沢の右岸へと渡る。 | |
やがて、再び残雪が現れるが、ここで失敗をしてしまった。
ピンクテープが左手の木のかなり上方に付いており、その後方には雪のマウンドがあって (写真)、
そこに足跡が見えたため、そちらに進んでしまったのである。 斜面がドンドン急になっていくので、アイゼンを装着せねばと思う一方で、
ピンクテープなどは全く見られないので、何かおかしいと思うようになる。 |
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今の道迷いにて 8分程のロスとなる。 雪渓は一ノ沢を覆っており、しかも雪渓上に多くの足跡があるので、
この雪渓を進むことで間違いないようである。時刻は 8時21分。 | |
振り返れば、一ノ沢を囲む谷の向こうに
浅間山がうっすらと見えている
(写真)。 |
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両側の斜面が狭まった雪渓の上を歩く。 と思ったら、ずっと続くと考えていた雪渓は、
すぐにピンクテープの付いた数本の棒とその間を結ぶ紐によって通行止めとなり、
右手の斜面に付けられた丸太の階段を登ることになったのだった。 | |
その時、1名の若者が階段を下ってきたのでこの後の状況を聞くと、
雪が多いところはあるものの、アイゼンは不要とのことであった。 アイゼンを外してザックに仕舞い、ジグザグに取り付けられた丸太の階段を登る。 |
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