常念岳 ( 常念岳:2,857m ) 2015.5.27 登山



【PHOTO & 記録 常念岳 1】

このところ、5月にしては異常なほど暑い日が続いている。 そうなると、まだ残雪のある涼しい山に登りたくなってくるが、一方で、体調の方がまだ万全とは言えないので、 行き先選びに少々苦労してしまう。
ヤマレコなどを参考にして色々検討した結果、一ノ沢から 常念岳をピストン登山することにする。 今の体調では、このコースでも少々キツい気がするが、一ノ沢から登るのは初めてのため、その好奇心が優ったという訳である。

5月27日(水)、午前 2時半過ぎに横浜の自宅を出発する。
いつも通り、横浜IC から東名高速道下り線に入り、海老名JCTからは圏央道へと進んで、八王子JCTにて中央自動車道へと進む。
この中央自動車道では工事による車線規制が心配であったが、さすがに真夜中近くでは車の量も少なく、スムーズに通過することができ、 順調に岡谷JCTから長野自動車道に入る。
車を進めていくと、前方に目指す常念岳が見えてくるが、空は晴れているにも拘わらず、 何となくぼやけ気味で本日の登山が少々心配になる。

安曇野IC (旧 豊科IC) にて高速道を下り、 すぐの信号を左折して県道57号線に入る。
コンビニにて食料を調達した後、豊科駅入口の信号を右折して国道147号線に入り、200m程進んだ後、 新田の信号を左折して県道495号線を西へと進む。 やがて、前方に朝日に輝く常念岳が見え始める。 高速道ではぼやけて見えた常念岳であったが、今はクッキリと見え、テンションがグッと上がる。
暫く、常念岳、横通岳を正面に見ながらのドライブが続くが、 あまりにも常念岳の姿が素晴らしいので、途中 車を駐めてその姿を写真に納める。

道はやがて北海渡の丁字路にぶつかるので、 そこを右折して県道25号線を北へと進む。すぐに左側に出てくる三股登山口への分岐を過ごした後、 烏川橋の交差点を左折して暫く進むと (道は県道25号線のまま)、 道の左手に 『 穂高ビューホテル 』 等の表示とともに 『 常念岳登山口 』 の表示が現れるので、 そこを左折する。
道はゴルフ場の脇を通過した後、ドンドン山へと向かっていく。開放されているゲートを通って林道 一ノ沢線に入り、 山道をかなりの距離進めば、やがて駐車場 (恐らく第二駐車場) と思われる広場が左手に現れ、 さらにその先で 『 登山者の皆さんへ この先、駐車場がないためこの駐車場に止めてください 』 と書かれた標示板が右手に見えてくる。
その指示に従って道路左下の駐車場へと進み、車を駐める。時刻は 5時28分。
平日にも拘わらず、車が既に 4台も駐まっている。

 
 

写真は、上述の県道495号線を進んでいる時に前方に見えた 常念岳 (中央) と 横通岳 (右)

写真では分かりにくいが、 常念岳の頂上付近には 3つの頂があるように見える。
実際は皆 距離が離れているのだが、真ん中が常念岳頂上、左が前常念岳で、 右側の高みは前常念岳から常念岳へと続く尾根が、 右側の常念乗越から上ってくる尾根と合流する付近ではないかと思われる。

車中にて朝食を食べた後、身支度をして 5時40分に出発する。
スパッツは不要とも思ったが、途中 雪渓があり、さらに常念乗越に至る迄の樹林帯には残雪があると聞いていたので、 念のためにスパッツを装着する。

山の方を見やれば、横通岳がよく見えている。本日は快晴である。

先程の林道まで戻り、林道をさらに先へと進む。
時々前方左手に横通岳を見つつ、林道を緩やかに登っていく。
右手はカラマツ林、そしてやがて自然林へと変わる。新緑が美しい。

やがて、前方に一ノ沢山岳相談所の建物が見えてくる。但し、人は居ないようである。
用意してきた登山届を提出し、トイレを借りた後、6時1分に出発する。
傍らの標識には常念小屋まで 5.7kmとある。結構長い。

すぐに木橋にて小さな流れを渡り、暫くはほぼ平坦な道を進む。
最初は自然林の中を進むが、すぐに周囲は檜の植林帯へと変わる。
ただ、檜の植林帯もそう長くは続かず、やがて、檜も疎らとなって周囲は再び自然林へと変わる。
足下には、ササが見られるようになる。

そして、登山道上に水の流れが現れると、すぐその先で山の神の鳥居・祠に到着する。 時刻は 6時13分。
祠の下には 『 登山道安全祈願 』 と書かれた賽銭箱が置かれていたものの、 申し訳ないが、賽銭を入れることなしに旅の無事を祈り、さらに先へと進む。

道は左手の一ノ沢の流れに沿いながらの緩やかな登りが続く。
しかし、このずっと先にて一ノ沢の河原に下りるまで、ほとんど登り一辺倒なので少々驚かされる。
普通、登山道にはアップダウンがあるものだが、帰りに少々検証して見たところ、最初の檜林にてやや顕著な下りがあった他、 小さな下りが 2つ、3つあるものの、道はほぼ緩やかな登りか平坦という状態が続いている。

なお、所々に出てくるアップ部分は距離も短く、 かつ、それ程 急斜面ではないので、ほとんど息が上がることはない。

途中、岩の上などに糞がいくつか見られるようになる。
とぐろを巻いた、深緑色の糞であるが、どうも熊のものにしては小さい気がする。
もしかしたら、ササを食べた子熊のものかもしれない などと思いながらササ原の中を進む。

この辺は水が豊富で、古池もあり、また水の流れが頻繁に出てくる。
写真は、その古池の手前。



常念岳 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2015.5.27 天候 : 快晴 単独行 日帰り
登山路: 一ノ沢駐車場−常念岳ヒエ平登山口−山の神−王滝ベンチ−烏帽子沢− 笠原沢−胸突八丁−最終水場−第1ベンチ−第3ベンチ−常念乗越−前常念分岐−常念岳 (往路を戻る)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)− 八王子JCT−(中央高速道)−岡谷JCT−(長野自動車道)−安曇野IC−(県道57号線)−豊科駅入口−(国道147号線)− 新田−(県道495号線)−北海渡−(県道25号線)−穂高牧−(一般道−林道 一ノ沢線)−一ノ沢駐車場(車にて)
交通復路:一ノ沢駐車場−(林道 一ノ沢線−一般道)−穂高牧−(県道25号線) 北海渡−(県道495号線)−新田−(国道147号線)−豊科駅入口−(県道57号線)−安曇野IC−(長野自動車道)−岡谷JCT−(中央自動車道)− 大月IC −(国道20号線)−相模湖駅前−(国道412号線)−三ケ木−(国道413号線)−谷ヶ原浄水場−(県道508号線)− 塚場−(県道63号線)−葛輪−田名赤坂−(国道129号線)−塩田原−下当麻−(県道52号線)−相模原公園入口 − (県道507号線)−相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)−上瀬谷小入口−上瀬谷小東側− (海軍道路)−瀬谷 (車にて)

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