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歩き始めてから既に 2時間を経過しているため、そろそろ休憩しても良いかなと思い始めた頃、 『 石ベンチ 』 と書かれた標識が現れ、その名の通りそこには腰掛けるのに適した岩がいくつか置かれている。 ただ、ここまでまあまあのペースで来られたこと、
そして岩小屋沢岳方面に雲が湧き上がってきているのを見ると、できるだけ早く稜線に立つべきである との思いが強くなり、
そのまま通過して先へと進むことにする。 左手後方を見ればスバリ岳は完全に雲の中であり、雲は次に
針ノ木岳を飲み込もうとしている。 |
道の方は、『 アザミ沢 』 と書かれた標識の立つ所にて左に大きく曲がっていく。 大きく向きを変えたことで、ここからは登山道に日が当たり始める。 |
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やがてガラ場に到着。時刻は 7時56分。 その時は宮崎県に単身赴任中で、夏休みに家族のもとに帰る際、
まっすぐには帰らずに名古屋空港に下り、名古屋から扇沢への夜行バスにて
鹿島槍ヶ岳、
五竜岳の縦走を行ったのだった。 |
さて、ガラ場であるが、左に下るガレた急斜面を横切っていく。 ガラ場を通過すると、道は左に曲がっていくが、道自体が少々左下の谷へと傾いているためか、
右の斜面にロープ、鎖がつけられている。 |
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また、この辺からは道の周囲に高山植物が多く見られるようになり、 特に黄色いキンポウゲがよく目立つ。 |
少し高度を上げて右に回り込んでいくと、再び周囲の展望が開ける。 |
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