爺ヶ岳 ( 爺ヶ岳 (中峰)2,669.6m ) 2016.7.20 登山



【PHOTO & 記録 爺ヶ岳 7】

一方で、まだ少しガスが漂っていることから、ライチョウが現れてくれることを期待したのだが、 残念ながらこの日はライチョウを見ることはできなかったのだった。

再びハイマツ帯に入り、砂礫の道を登る。
振り返れば、剱岳、 そしてその右に池平山、さらにその右には猫又山、釜谷山、毛勝山と続く毛勝三山 (写真) が並んでいるのが見える。

鹿島槍ヶ岳はと言えば、 先にも述べたように冷乗越から南峰へと続く尾根は綺麗に見えるものの、尾根の反対側 (東側) は雲に埋められているという状況で、 北峰は再びその雲に飲み込まれてしまっている。

斜面の傾斜が増してくると、足下は岩がゴロゴロした道となり、 その中を小さな振幅ながらもジグザグに登っていく。

剱岳は 再びガスに隠れたかと思うと、また徐々に姿を現すといった状況が続いており、 鹿島槍ヶ岳の方は 南峰がずっと姿を見せているのに対し、北峰は雲に飲み込まれたり、また現れたりといった状況を繰り返している。

息を切らせつつ斜面を登る。
しかし、見た目ほどには道は厳しくなく、高度がドンドン上がる。

周囲の状況変化が激しいので、シャッターチャンスを逃すまいと、 周囲をキョロキョロしながら少しユックリと登る。

爺ヶ岳南峰の左奥には中峰、そして北峰と続く稜線がよく見えている。
しかし、鹿島槍ヶ岳と同様、 稜線の向こう側は雲あるいはガスが多く漂っている。

写真は中峰。縦走路の途中から中峰へと登る道が分かれているのが見えている。

やがて南峰との分岐に到着。
そこから少し右に登れば立派な標柱、そして大きなケルンがある爺ヶ岳南峰であった。時刻は 9時33分。

ここからは 剱岳が良く見えているが、 その左右の山々は雲の中。
そして 鹿島槍ヶ岳の方は、 双耳峰、吊尾根が見えているものの、そのすぐ下には雲が掛かっており、 先程はよく見えていた冷乗越から続く尾根にも雲が覆い被さろうとしている。

頂上付近を少しウロウロした後、9時35分に中峰を目差す。

そのまま尾根通しに進めるのかと思ったのだが、道が見つからず、 先程の分岐まで戻って縦走路を進む。

振り返れば、嬉しいことに 剱岳の左側に前剱、 剱御前、そして別山が見えている。



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