やがて、『 駅見岬 (えきみさき) 』
と書かれた標識がぶら下がっている場所に到着。時刻は 6時53分。 因みに、この柏原新道では、谷側に張り出した尾根を道が横切る場所に 『 岬 』 という名が付けられているようで、この後も 『 水平岬 』 などといった場所が現れる。 | |
道の方はかなり緩やかになって、
前方には岩小屋沢岳よりもさらに右側の稜線が良く見えるようになる。そして、その稜線上に本日の通過点となる種池山荘も見えてくる
(写真)。 また、先程までよく見えていた 針ノ木岳から鳴沢岳に掛けての稜線下方に少し雲が湧き始めている。 |
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やがて 『 一枚岩 』 と書かれた標識のある場所を通過したが、
周囲に岩は見当たらず、一枚岩というのがどれを指しているのかよく分からない。 なお、帰宅後に調べると、この辺が柏原新道のほぼ中間点とのことである。 一枚岩から暫く進むと、再び 左手に 針ノ木岳から岩小屋沢岳へと続く稜線が見えてくるが、 今や雲が鳴沢岳、赤沢岳を隠しており、徐々にスバリ岳・針ノ木岳方面へも延び始めている。 | |
足下には相変わらず石がゴロゴロしているが、その密度が徐々に高くなり、
仕舞いには完全に石畳のようになる。 この石畳は人力にて整備されたと思うが、結構距離が長く、 この道を整備された方々の苦労は大変なものであったと思われる。 見上げれば、再び稜線上に種池山荘の建物がチラチラと見えるが、やはりまだまだ遠い。 7時28分に 『 石畳 』 と書かれた標識の横を通過、 石畳はこの後も続く。 |
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時折 開けた場所を通過し、そこから
針ノ木岳方面が見えるが、
今やスバリ岳は雲に飲み込まれんばかりの状態である。 | |
意外と長かった石畳が終わると、道の方は今まで以上に緩やかになり、 やがて 『 水平道 』 と書かれた標識が現れ、その名の通り水平な道が続くようになる。時刻は 7時35分。 時折 展望が開けるが、今やスバリ岳は頂上直下まで雲が迫っており、 針ノ木岳、そして 蓮華岳の下方にも雲が湧き上がってきている。 7時37分 『 水平岬 』、7時40分 『 包優岬 』 と書かれた標識を通過する。 また、さすがにこの頃になると、種池山荘のある稜線はかなり近くに感じられるようになるが、 一方で稜線に到達するためには急斜面が待っており、疲れが出始めた身にはやや億劫に思われる。 |
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