爺ヶ岳 ( 爺ヶ岳 (中峰)2,669.6m ) 2016.7.20 登山



【PHOTO & 記録 爺ヶ岳 5】

道の方は少し傾斜がキツくなってきて、その途中に 『 富士見坂 』 の標識が現れる。時刻は 8時7分。
富士見坂というからには、ここから 富士山が見えるのかもしれないが、 蓮華岳の左側は完全に雲に覆われており、 確かめようがない。

さらに傾斜のある道を登っていく。
どうやら道は既に種池山荘のある稜線への登りに入っているようである。

ジグザグに斜面を登る。
足下が再び石畳のようになり始めると、今度は 『 鉄砲坂 』 と書かれた標識が現れる。時刻は 8時16分。
雰囲気的に種池山荘はもうすぐのようである。

周囲は灌木帯となり、先の方に灌木帯の切れ目が見え、その後方に空が広がっている。
しかし、その空は青ではなく、どちらかというと白い状態である。
こちら側にもガスや雲が出てきているようだ。

その灌木帯を登りきると、種池山荘が現れることを期待していたのだが、 残念ながらそう甘くはない。その後 草の斜面が続く。

しかし、左に緩やかに登って行くと、 すぐにガスが漂う中に種池山荘の建物が見えてきてホッとする。
ただ、周囲はガス、これでは爺ヶ岳山頂のコンディションも期待できず、テンションがグッと下がる。

濃いピンク色というか、紫に近い色をしたハクサンフウロの花が沢山咲く斜面を登り、 種池山荘には 8時29分に到着。
山荘前のベンチに荷を下ろし暫し休憩する。

梅雨明けはまだとは言え、やはりこの時期 登山者も多く、 小屋前のベンチでは 10人以上の人が憩っている。
中には生ビールを飲んでいる方もおられ、小生もかなり誘惑に駆られてしまったが、アルコールが回って身体がフワフワ状態になるのが怖く、 ここは我慢する。

トイレをお借りした後、周囲を見渡す。
周囲にはガスが上がってきているため展望はほとんど得られない状態であったのだが、その時、西側のガスが切れ、 ガスの間から別山 (中央)、真砂岳 (左) が姿を現したのであった。
これにはテンションが再びグッと上がる。

これらの山々は山襞の間に雪がまだ多く残っており、 如何にもアルプスらしい雰囲気を醸し出している。
なお、別山の右後方に見えているのは剱御前。

しかし、喜んだのも束の間、すぐに山はガスに飲み込まれてしまったのであった。



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