爺ヶ岳 ( 爺ヶ岳 (中峰)2,669.6m ) 2016.7.20 登山



【PHOTO & 記録 爺ヶ岳 8】

砂礫の道を一旦大きく下った後、壊れかけた標示板のある鞍部から登りが始まる。

先にも述べたように、稜線の右側はガスが湧き出ており、 振り返れば先程の南峰は時折その姿がガスに隠れてしまうという状態である。

傾斜はそれ程でもなく、青空をバックにした中峰を見ながら登って行く。
やがて、中峰分岐に到着。そこから岩屑の道をジグザグに登っていけば、三角点のある中峰であった。時刻は 9時52分。

なお、頂上手前にて左方を見ると、50m程先の岩上に一匹のサルがいる。
このような場所にサルがいることに少々驚かされたが、そう言えばサルがライチョウのヒナを食べているという話も聞いたことがあるため、 少々心配になる。

この中峰で暫し休憩。
周囲を眺めると、 鹿島槍ヶ岳は南峰、 北峰とも雲に隠れてその穂先しか見えない状態へと変わってしまっている。
但し、実際には雲は手前にあるだけで、頂上の展望は良いに違いない。

剱岳方面はと言えば、 剱岳自身はしっかりと見えているものの、その左はガスの流れが激しく、別山、そして真砂岳、 さらにはその左にある富士ノ折立、大汝山、雄山が時折見え隠れするといった状況である。

写真中央の山が真砂岳。
その左の尖った高みが富士ノ折立で、さらに左に大汝山、そして雄山が続く。つまり 立山である。

こちらは上記写真のさらに右側、 剱岳方面。
ガスに隠れたり、再び姿を現したりと、こちらも忙しい。

こちらは 鹿島槍ヶ岳方面。
見た目では下から雲が上がってきており、南峰、北峰とも穂先しか見えない状態になりつつある。

10時7分に下山開始、往路を戻る。
鹿島槍ヶ岳の往復もチラリと頭に浮かんだが、今の体力では少々難しいと諦める。



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