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身支度をして 6時14分に出発し、駐車場の奥へと進む。 東黒沢にかかる橋を渡る手前に置かれている 『 谷川連峰馬蹄形概念図 』 (写真) を見ると、馬蹄形縦走の半分でしかない土樽駅までであってもかなり遠く感じられ、 18時9分発の水上駅行きの最終電車もギリギリのように思われる。 まあ、電車に間に合いそうもない場合はピストン登山に切り換えれば良い訳で、 そういう意味では少し気が楽である。 | |
橋を渡り、樹林帯に入って平らな道を進むと、本来はジグザグに登る道が崩れており、
ロープを使って斜面をよじ登ってショートカットすることになる (写真)。 やがて、『 笠ヶ岳・朝日岳入口 』 と書かれた標識の所で道は左に直角に曲り、 ここから厳しい登りが始まる。時刻は 6時21分。 |
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足下には石がゴロゴロしていて、所々で木の根が剥き出しになったブナ林の斜面を登る。 ブナというと、その幹に地衣類がついて模様ができているものが多いが、 この辺のブナの幹は灰白色のままでなかなか美しい。 一方、登りはかなりキツク感じられ、最初から息が上がる。 | |
苦しい登りが続くが、漸く傾斜が少し緩んでくると、左手樹林越しに
谷川岳方面がチラチラ見えるようになる。 道は尾根のすぐ左下を登っていくようになっており、時折 尾根上、
あるいは尾根の右下を進むことになる。 |
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周囲はブナ林から松などを含む雑木林に変わり、 時折 その中に檜の大木が見られるようになる。 時に道は緩やか、あるいは平らになるが、基本的には登りがずっと続き、 体調が今一つの身にとってはかなり苦しい。 もうこの時点で半馬蹄形縦走は無理と諦め、 後はどこで折り合いをつけて戻ることにするかということだけを考えながら登る。 | |
樹林帯を進むため、時々左右の展望は見えても、前方は見ることができないのだが、
一瞬、樹林の向こうに松ノ木沢ノ頭と思しき高み、そしてさらにその後方に白毛門の山頂が見えるようになる。 写真 中央の高みが松ノ木沢ノ頭と思われ、その松ノ木沢ノ頭から右に 2つ目の、 木々に隠れ気味な高みが白毛門と思われる。 |
朝日岳 登山データ
上記登山のデータ 登山日:2016.6.18 天候:曇り後晴れ 単独行 日帰り 登山路:白毛門登山口駐車場−松ノ木沢ノ頭−白毛門−笠ヶ岳−小烏帽子−大烏帽子−朝日岳 (往路を戻る) 交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−海老名JCT−(圏央道)−鶴ヶ島JCT−(関越自動車道)− −水上IC−(国道291号線)−土合橋−白毛門登山口駐車場 (車にて) 交通復路:白毛門登山口駐車場−(国道291号線)−水上IC−(関越自動車道)− 鶴ヶ島JCT−(圏央道)−相模原愛川IC−(県道52号線)−相模原公園入口−(県道507号線)−相武台団地入口−(県道50号線)−中央林間−鶴間二丁目−瀬谷入口−(かまくらみち)− 上瀬谷小入口−上瀬谷小東側−(海軍道路)−瀬谷 (車にて)