朝日岳を目差すには、 目の前に見えている笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子を越え、さらに小さなアップダウンを繰り返しながら進まねばならず、 そこまでの登りもかなりキツそうに見える。 加えて、先に述べたように小烏帽子、大烏帽子には雲が掛かったりしているのを見て、
かなり気持ちが萎える。 体調が悪いこともあってこのまま下山することも アリと思いながら、
とにかくユックリ休むことにする。 | |
少し落ち着いたところで周囲を見渡せば、
谷川岳は
相変わらずオキノ耳が見えそうで見えない。 写真 左方の台形の山が一ノ倉岳で、茂倉岳はその右後方の山である。 |
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さらにその右側に目を向ければ、武能岳がハッキリと見えている (写真)。 また、気温が高いためか、全体に展望はぼやけ気味であり、 本来ならば東側に良く見えるはずの 武尊山も、 その姿はうっすらとシルエット状に見えるだけである。 | |
やがて、山頂を占領していた高校生達が笠ヶ岳方面へと移動し始める。 手元の地図を広げると、その先には武能岳
(= 丸山。茂倉岳の北に位置する山とは別の山。) があるが、その後 どちらへ進むのだろう。 こうした高校生の姿を見て、このまま下山してしまうのは名折れであると思い、 とにかく行けるところまで行くことにする。9時31分に出発。 |
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この白毛門で 25分も休んだことになり、小生としては異例の長時間休憩である。 途中、高校生が縦走路を離れたと思われる場所に赤い布を見つけたので、
彼らの進んだルートはバリエーションルートとしてそれなりの扱いを受けているのであろう。 | |
道は目の前に見える笠ヶ岳、小烏帽子、大烏帽子を見ながらドンドン下る。 しかし、考えれば、帰りにここを通る際、かなり厳しい登りとなる訳である。 |