朝日岳 (群馬県) ( 朝日岳:1,945.2m ) 2016.6.18 登山



【PHOTO & 記録 朝日岳 7】

11時36分に下山開始。往路を戻る。

しかし、思った通りこの道は下山時でもかなり辛い。
障害物のように続く小さな高みを越えていく。

写真の最後方に、うっすらと 谷川岳が見えているが、 その手前に見えるピークが笠ヶ岳。
その左の高みが大烏帽子と思われる。

何とか笠ヶ岳頂上まで戻って来たものの (12時38分到着)、 軽い頭痛を覚え、オマケに足が攣る症状まで出始める。

水分を補給し、さらには吹く風にて身体のほてりをとることで漸く症状が治まったが、 道はまだまだ長い。

12時50分に笠ヶ岳を出発し、ササ原の斜面をユックリと下る。
運動不足に加え、これまで家に閉じこもり気味で強い日差しをほとんど浴びていなかったため、 直射日光がかなり応え、またまたバテ気味になる。

懸念した通り、白毛門 (写真) への登り返しが大変辛い。

喘ぎつつも何とか登り切り、白毛門には 13時31分に到着。
ここでも水分補給を行って休みを取る。

この白毛門からは、白毛門沢、 そしてとその両側に門番のように立つジジ岩、ババ岩がよく見える。
尾根道もその右手に見えているが、登山口まではまだまだ距離があり、ため息が出る。

この頃になると、上空の雲はすっかり無くなり、直射日光がかなり強くなる。
お陰で周囲もかなり明るくなり、ジジ岩、ババ岩も今朝ほどに比べてかなりハッキリと見えるようになる。

一方で、このような強い日差しは久しぶりの身にとっては、かなり辛い。
慎重に岩場を下る。

松ノ木沢ノ頭には 14時14分に到着。
ここでも 9分ほど休む。

この頃になると、 谷川岳方面に掛かっていた雲は取れ、 トマノ耳、オキノ耳、そして一ノ倉岳と続く稜線がよく見えるようになるが、バテているためあまり興味が湧かない。

バテてきたとは言え、この松ノ木沢ノ頭までは足がそれなりに進んだのだったが、 樹林帯に入って風がほとんど当たらなくなってからは、歩みがかなり遅くなり、しかも歩くことが苦痛に感じられるようになる。
加えて、出だしは岩と土の混ざる道のために滑りやすく、余計に体力を消耗する。

それでも何とか下り続けるが、時折 見える谷川岳ベースプラザや土合駅の建物はなかなか近づいてこない。

そして、ついに気力・体力も限界となり、樹林帯の中にあった岩場にて大休止する。
ここは樹林の中であるにも拘わらずかなり風通しが良く、身体を冷やしてくれて気持ちが良い。

20分程休んだお陰でかなり体調がスッキリし、 漸く下り続ける気力が湧いてくるようになったが、この間に何人もの人に追い抜かれる。

長く続く斜面の下りに辟易しながらも何とか下りきり、16時5分に東黒沢に架かる橋に辿り着いたのであった。

橋を渡れば駐車場はすぐであるが、ここは東黒沢の方へと下りて川の水で顔を洗う。 冷たい水を期待していたのだが、意外に温く感じる水に少々ガッカリである。
それでも顔に吹き出た塩を拭い去ることができてサッパリとする。
そして、駐車場には 16時10分に戻り着いたのであった。

今回は天候を優先して白毛門、 朝日岳に登ったが、 日頃の運動不足がたたり、身体がついてこないなど反省点の多い山行であった。
また、安易にこの山域を選んだのは失敗で、この山域は秋に登るのがベストであり、炎天下の登山には適さないと心から思ったのだった。



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