朝日岳 (群馬県) ( 朝日岳:1,945.2m ) 2016.6.18 登山



【PHOTO & 記録 朝日岳 5】

ササ原の斜面をドンドン下り、少し小さな高みを登り越した後、 笠ヶ岳への斜面に取りつく。
ここはササ原の気持ちの良い斜面になっており、風が時折強く吹く中を登っていく。

気持ちの良い斜面ではあるが、やはり本日は身体に応える。
それでも先行する 2人組との距離が縮まっているのを励みに登り続ける。

最後は少しザレた道を登って、笠ヶ岳頂上には 10時22分に到着する。

白毛門から 51分、コースタイムを若干下回る状況であるが、 現在の調子を考えればまあまあで、意外と早く着けたことに自分でも驚く。
やはり、タップリと休憩したのが良かったのかも知れない。

笠ヶ岳の山頂は狭いものの、三等三角点と立派な標柱が立っている。

ここから本日初めて 朝日岳を見ることができるようになるが (写真 左奥の山)、そこに至るには目の前に大きな障害物のように立ちはだかる小烏帽子、大烏帽子を越えて行かねばならない。
これを見てまたまた気力が萎え、この後の行程を億劫に感じてしまう。

しかし、ここで引き返すのでは何とも中途半端な感じがする上、 また白毛門−笠ヶ岳間にてまあまあの足運びができたので、とにかく朝日岳まで行くことにする。

あまり長く休んでしまうとこの決心が鈍ると考え、 ノドを潤し、少し休んだだけで先へと進む。10時25分に出発。

折角稼いできた高度を吐き出すように斜面を下る。

カマボコ型の避難小屋の横を通り岩の目立つ斜面を下る。
草原となった鞍部からは小烏帽子に向けての登りが始まる。
この鞍部から見上げる小烏帽子は美しいピラミッド型である。

ここの登りも急斜面ではあるが、この辺は開放感に溢れていることもあって、 苦しいけれども先程の松ノ木沢ノ頭までの登りに比べれば楽しく登っていくことができる。

振り返れば 谷川岳、 一ノ倉岳の急峻な岩壁をバックに笠ヶ岳が見え、その形は確かに菅笠のようである。

また、その左手下方には白毛門が見え、笠ヶ岳まで辿ってきた尾根も見えているが、 そこを戻ることを考えると少し気が滅入る。

漸く急斜面を登り切ると暫く平らな道が続き、先の方に 2つの高みが見えてくる。

小さなアップダウンを繰り返しながら進む。
アカモノなどの花が足下に咲く道を進んで行くと、さらに先に 3つの小ピークの連なりが見えてくる。
朝日岳に至るまで、障害物競走のようにこれらのピークを越えていかねばならない。



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