その 2つ目のピークに達した所で、前方に再び 朝日岳の姿が見えてくる。 朝日岳までのルートもよく見え、ここからは一旦下って 3つ目のピークを越え、 そこからさらに下った後、小さな高みを越えて最後の登りにかかるようであるが、本当に障害物競走のようである。 ハイマツ、ササ、シャクナゲの生える道を進む。 | |
気持ちの良い稜線を歩く。 大源太山は 『 上越のマッターホルン 』 と呼ばれ、
見る方向によっては鋭角な山頂が天に突き上げているのだが、こちらから見る大源太山はゴツゴツした岩の固まりのようである。 |
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先程見えた小さなピークを越えると、少し下った後、登りが始まるが、 予想に反して 頂上まではもう 1回アップダウンがあるようである。 尾根の下を進んだ後、岩場の尾根を通る。 目の前の
朝日岳は大きな山容の山で、
こちらから続く尾根の右側には岩が目立ち、
左側は緩やかなササ原の斜面が続いている。 一方で、朝日岳の後方に青空がほとんどえなくなっているのが少々気になるところである。 | |
岩場を下ると、目の前に記憶通りの大岩が見えてくる。 再び登りに入り、その大岩の左を進む。 |
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そして、左手斜面の下方に地塘を見て、
背の低い高山植物が生える斜面をジグザグに登っていくと、やがて
朝日岳頂上であった。 頂上には標識の他、二等三角点、そして地蔵尊が置かれている。 残念ながら少しガスが出てきており、あまり展望は良くない。 | |
しかしそれでも、笠ヶ岳、大烏帽子など、 ここまで辿ってきた尾根はしっかりと見ることができる。 また、北側にはジャンクションピークとそこまで続くササ原、
そしてその中に作られた木道が見え、木道の右側には未だ残る雪、そして地塘が見えている (写真)。 |
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南東の岩場に立つ石祠を往復した後、標識近くの岩場にて暫し休憩する。 さて、ここからは往路を戻るつもりであるが、
障害物のように続くアップダウンが非常に苦痛に思えたため、当初の目的である土樽駅までの縦走を検討してみる。 半馬蹄形縦走であっても、もっと体力をつけ、 さらにはもう少し早い時間に出発しないと無理である。 | |