樹林の中の登りから徐々に周囲は灌木帯に変わり、 さらには露岩帯も通るようになって変化が生じてくるが、辛いことに変わりはない。 しかも、再び灌木帯から樹林帯へと変わって、少々ガッカリさせられる。 | |
滑りやすい岩と土の混ざった溝状の道を登る。 高度を上げるに連れ、周囲は再び灌木帯に変わり、
足下には落下したベニサラサドウダンの花が目に入るようになる。 |
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喘ぎつつ溝状の斜面を登り切ると、鎖場のある岩場に出る。 上空には青空が広がり始めており、それとともに日差しの方もかなり強くなり始める。 へばっている身体にはかなり応える。 | |
一方、ここで展望はグッと開け、
谷川岳方面がよく見えるようになる。 しかし、谷川岳の頂上は見えずとも、 マチガ沢、一ノ倉沢、幽ノ沢それぞれの上部にある岩壁はよく見えており、その迫力に圧倒される。 また、来し方を振り返れば、辿ってきた尾根の向こうに谷川岳ベースプラザ、上越線、 そして土合駅を確認することができる。 |
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そして、その岩場を越えてさらに灌木帯を進めば、
前方に白毛門の姿がよく見えるようになり、その少し先にて松ノ木沢ノ頭に到着したのだった。 かなりバテてしまったので、岩に腰掛け、ペットボトルの水を一気飲みする。 | |
少し落ち着いた所で周囲を改めてよく見回すと、
東の方角には目差す白毛門が台形の頂上を見せており、その後方には白い雲が湧き出ている。 そして、白毛門の頂上直下にはジジ岩とババ岩が仲良く並んでいるのが見える。 |