朝日岳 (群馬県) ( 朝日岳:1,945.2m ) 2016.6.18 登山



【PHOTO & 記録 朝日岳 3】

谷川岳方面に目をやれば、 先程よりも雲が北に移動したらしく、左側のトマノ耳が姿を見せ、オキノ耳ももう少しで見えそうな状況である。
反対に先程までよく見えていた一ノ倉岳はやや雲に飲まれそうで、その右後方にある茂倉岳は全く見ることができない。

8時20分に出発。
ここからは完全に灌木帯となり、白毛門を見ながらの登りが続く。

ありがたいことに傾斜の方も少し緩み、バテ気味の身体には大変嬉しい。
とは言え、頂上まではアップダウンが待っている。

少し高度を上げて振り返れば、先程の松ノ木沢ノ頭の後方に、 ロープウェイ天神平駅のある天神平、そしてその後方に天神山が見え、 天神山の左後方には台形をした吾妻耶山がうっすらと見えている。

右手にはジジ岩、ババ岩が大きく見えるようになってきている。
ババ岩のドッシリとした姿はなかなかのものであるが、それに比べてジジ岩はやや弱々しく、女性の強さを象徴しているようである。

足下の方は草つき斜面、露岩帯へと変わり、 染み出る水で濡れた岩の上をジグザグに登っていく。

途中、ロープに頼って身体を引き上げねばならない所があったものの、 さほど問題なく登っていくことができる。
吹く風も意外と強いため、暑い日差しによってほてった身体を冷やしてくれて心地よい。

やがて白毛門の山頂部がよく見えるようになるが、 山頂にはかなりの人がいるようである。

谷川岳の方は 相変わらずトマノ耳が見えているものの、オキノ耳は見えそうで見えない状態である。

道の方が少し右に曲がって頂上からの尾根上に出ると、 左手に笠ヶ岳、そしてその右に小烏帽子、大烏帽子が見えてくる (写真)
その背後は白い雲に覆われており、ともするとその雲が小烏帽子、大烏帽子の山頂部分を覆う。
かなりバテている状態のため、これを見て登高意欲がグッと下がる。

そして、鎖のついた大岩の上を進むのが正規ルートのようであるが、 その岩には登らずに大岩の下を巻いて少し登れば、白毛門の山頂であった。
時刻は 9時6分。

山頂には方位盤、笠ヶ岳・ 朝日岳の方向を示す案内標識の他、 ピッケルが埋め込まれた手製の標識が置かれている。

なお、山頂は下方から見たとおり登山者で満員状態のため、 少し先に進んだ所にある岩場で休憩する。
大勢の登山者はどうやら高校の登山部のようで、皆 元気。小生の方は岩に腰掛けてグッタリである。



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