武尊山 ( 武尊山:2,158.0m ) 2013.7.6 登山



【PHOTO & 記録 武尊山 1】

梅雨入り、ならびに雑用などが立て込み、 平日を利用して登った火打山 (6月13日) 以降山に登る機会がなかったのだが、 この 7月6日(土) は他に予定もなく、しかも天気が良さそうだということで久々に山に行くことにした。
天気予報を見ると、総じて関東の天気が良いようで、残念ながら長野県・山梨県の方は曇りの地域が多い。 そこで選んだのが群馬県の武尊山である。
今年は、初めての山にチャレンジすることが少なく (1月の薬師岳・夕日岳、 5月の三ノ沢岳のみ)、 一方で百名山に再チャレンジ (あるいは再々チャレンジ) することが多くなっているが 会津駒ヶ岳木曽駒ヶ岳富士山火打山、 この流れを汲んで 武尊山にも再々チャレンジしようというものである。
過去 2回はいずれも旭小屋から川場尾根を登り、不動岳・前武尊を経由してのピストン登山だったので (復路は鎖場の難所である不動岳を避けるべく、 川場野営場への下山など少しバリエーションを加えてはいるが・・・・)、今回は反対側の武尊神社から登り、 武尊山の頂上を踏んだ後は剣ヶ峰山経由で下山するという計画とした。

3時45分に横浜の自宅を出発。空には雲が多いが、現地さえ晴れていれば良いので、あまり気にならない。
横浜ICから東名高速道に乗って東京ICまで進み、東京ICからは環状八号線に入る。環状八号線は早朝というのに相変わらずの交通量であるが、途中 工事を行っている場所が 一ヶ所だけだったので、 意外とスムーズに練馬ICまで進むことができたのだった。
練馬ICから関越自動車道に入り、水上ICを目指す。相変わらず空はドンヨリとしていて雲が多く、とても快晴になるような雰囲気はない。
さらには、途中、自分がサングラスを掛けているのではないかと錯覚するような、暗い雰囲気の空模様になって少々慌てたものの、その後、空は少しずつ明るくなり、 何とか 1日持ちこたえそうな状況になってきたので一安心であった。
また、高速道を進むに連れ、赤城山谷川岳武尊山もその形をハッキリ見せてくれたので、本日は快晴とはならずとも、それなりに山登りが楽しめそうな天候のようである。

順調に車を進め、水上ICで高速道を下り、国道291号線 (奥利根ゆけむり街道) に入る。
この道は谷川岳、白毛門・朝日岳などに登った際に通っているので、スムーズに進む。
大穴という所で右折して、谷川岳への道と分かれ県道63号線 (この道も奥利根ゆけむり街道) に入り、藤原湖方面へと進む。
藤原湖の横を進み、やがて武尊トンネルを抜けた所で右折し、やすらぎの森キャンプ場を目指す。山道 (舗装道で快適) を進み、 キャンプ場の売店などを過ぎると、やがて武尊神社 (あるいは裏見の滝) 駐車場に到着。時刻は6時38分。

上段の舗装された駐車場には 20台ほどの車が駐まっていたが、駐車の仕方があまりにも雑。
区画線がないことを良いことに、車をいい加減に駐めており、車の間隔も広く取り過ぎで、キチンと詰めれば あと 5、6台は駐められる状況である。
中には自分の車の横にテントを張って駐車スペースを 2台分占領している輩もおり、呆れるばかりである。仕方なく、 上の駐車場を一周した後、下の駐車スペースに車を駐める。


駐車場設置のトイレで用を済ませ、身支度をして 6時46分に出発。
林道を先へと進む。
すぐに左手に真っ赤な鳥居の武尊神社が現れる。
神社横に書かれていた縁起には、貞観 (西暦865年頃) より 『 保宝鷹 (ホホウタカ) 神社 』 として称されており、 招福開運の神社として参拝客を集めているとか。
なお、この縁起には 『 貞観 』『 テイカン 』 とフリガナが付けられていたが、 『 ジョウガン 』 と読むのが正しいらしい。

林道は、神社のすぐ先で車両通行止めとなる。
ゲートを越えて林道をさらに進む。ここからは未舗装の道が続く。

この林道歩きは結構長い。
途中、樹林の向こうに山が見えた。方角的には剣ヶ峰山と思われたが、 その姿は 以前 武尊山から見た槍の穂先のように尖ったものではなく、 鈍角でしかも台形に近い形なので ちょっと自信がない。

やがて、林道に車が入ることができた頃には駐車スペースだった、と思しき場所を通過する。
さらに先を進んでいくと、いつの間にか林道は山道に変わっており、足下に水の流れを見ながら緩やかな傾斜を登っていくことになる。

小さな沢を渡ると、すぐに武尊山 (手小屋沢避難小屋経由) と剣ヶ峰山との分岐に到着。時刻は 7時25分。
まずは武尊山山頂を目指すつもりなので、道を左にとる。順調に行けば、右の道から戻ってくるはずである。

この分岐からは勾配がややきつくなる。少々ぬかるんだ箇所も多く、 また木の根っこが剥き出しとなった場所もあり、足下に注意しながら登っていく。
道は沢沿いを進むことが多く、また小さな沢を数回渡ることになる。
従って、水にはあまり不自由しない。

昨日は雨だったこともあるのだろうが、山自体かなり水を含んでいるような感じである。かといって湿気が多いと言う訳でもない。
また、ありがたいことに、天候の方がパッとしない分、気温もあまり上がっておらず、順調に登って行くことができる。 気温が 30度を超えていたら、 かなり厳しいであろう。

写真のような樹林の中の道を登っていくと、少し傾斜が緩やかになる。
傍らの木の根元には、『 感謝平 』 と書かれた標識が置かれている。確かに、周囲を見渡せば樹林の中も平らな場所が多い。
時刻は 7時36分。

2回ほど 小沢を渡った後、トラロープが設置された小さな斜面の登りが現れた。
大した登りではないのだが、足下の土や岩が滑りやすく、また木の枝が結構邪魔で、トレッキングポール (1本だけだが) を手に持っている者には少々登りにくい。

この辺から、足下に木の根が良く見られるようになる。また、泥濘んだ道も多く、 ちょっと足下に注意が必要である。
8時11分、上ノ原方面からの登山路と合流。そこから少し登ると、手小屋沢避難小屋への分岐をやり過ごすことになる。
ここでその避難小屋の方から男性が 1名登ってきたが、すぐに追い抜く。

一旦緩やかになった勾配もすぐに急となり、 ジグザグに登って高度を稼ぐことになる。
この頃になると樹林越しに周囲の山々が見え始める。さすがに雪の多い越後の山だけあって、皆どこかしらに雪を抱いている。
見たことのあるような山が多いが、木々が邪魔をして断片的にしか見えないため、なかなか山座同定が難しい。

写真の山も、その場では山の名前が分からなかったのだが、この後、 先程 避難小屋への分岐で追い抜いた方と山座同定をする機会があり (後述)、 写真左、木の葉に隠れ気味な山が武能岳、その右が白毛門、笠ヶ岳、烏帽子岳、朝日岳、 そしてジャンクションピークであることが分かる。



武尊山登山データ

上記登山のデータ登山日:2013.7.6 天候:曇り単独行日帰り
登山路:武尊神社駐車場−武尊神社−武尊山・剣ヶ峰山分岐−感謝平−上ノ原登山道との合流点− 手小屋沢避難小屋分岐−武尊山(沖武尊)−剣ヶ峰山−武尊山・剣ヶ峰山分岐−武尊神社−武尊神社駐車場
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(環状八号線)−谷原−(目白通り)− 練馬IC−(関越自動車道)−水上IC−(国道291号線=奥利根ゆけむり街道)−大穴−(県道63号線=奥利根ゆけむり街道)− 武尊橋−(林道)−武尊神社駐車場 (車にて)
交通復路:武尊神社駐車場−(林道)−武尊橋−(県道63号線=奥利根ゆけむり街道)− 大穴−(国道291号線=奥利根ゆけむり街道)−水上IC−(関越自動車道)−練馬IC−(目白通り)−谷原−(環状八号線)− 東京IC−(東名高速道)−横浜IC−瀬谷 (車にて)

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