会津駒ヶ岳 ( 会津駒ヶ岳:2,133m、三角点は 2,132.4m) 2013.5.10 登山



【PHOTO & 記録 会津駒ヶ岳 1】

5月5日に登った国師ヶ岳では、 川上牧丘林道におけるスノーシューの使用を期待したものの、昨年と比べてかなり少ない残雪に、残念な結果に終わったのだった (スノーシューの使用は大弛峠からの下り 2km弱のみに終わった)
2月の雁ヶ腹摺山 (登山記録は未アップ) でもスノーシュー使用は空振りだったので、 こうなると、やはりスノーシューの活躍の場が期待できる山に行きたくなるのは当然のことであろう。早速 候補選びにかかる。

昨年スノーシューデビューした御嶽に登れば まず間違いないところであるが、同じ山・ルートばかり登っていたのでは面白くない。 そこで思いついたのが会津駒ヶ岳である。情報によれば、 まだ残雪が豊富で山スキーが盛んなようなので、スノーシューの出番は間違いなくあると思われる。
ただ、土日に登ると、スキーヤーとお互いに邪魔になると思い、さらには 5月11日、12日の土日の天候が悪そうだったこともあり、 天気が良さそうな 10日の金曜日に年休を取って山に行くことにした。

3時20分に横浜の自宅を出発。午前中は快晴の予報であるが、空は少し曇り気味である。
横浜ICから東名高速道に乗り、そのまま首都高に入る。平日とあって運送用の大型トラックが多い。大橋JCTから首都高中央環状線、川口線と進んで、 東北自動車道に入る。トラックは相変わらず多いが、早朝とあって車の流れはスムーズである。

西那須塩原ICで高速道をおり、国道400号線を進む。 檜枝岐村への道はもう 7回目 平ヶ岳 2回、 燧ヶ岳 2回、 会津駒ヶ岳 2回) となり、慣れたものである。
しかし、こうした慣れが のっけから失敗を引き起こしてしまった。西那須塩原ICを下りて少し進むとセブンイレブンがあるのを記憶していたので、 横浜ではコンビニに寄らなかったのだが、このセブンイレブンを通り過ぎてしまい、かなり先に進んでしまったのである。
寝不足で ボーッとしていたのだろうか、コンビニに立ち寄る ということを忘れていたのである。セブンイレブンが目に入れば立ち寄ることを思い出したとは思うのだが、 それを見落としてしまったという訳である。
かなり進んでからハッと気がついたが、戻るにはもう遅い。もしかしたら先の方にあるだろうと思ったのだが、コンビニはもう現れない。 少々焦りが出てきた中、唯一期待できるのが、会津鉄道線のガードを潜って 日光街道 (国道352号線) に合流する手前にあったはずの Yショップである。

期待通り 店は開いていて ホッとしたのだったが、おにぎり類・ご飯類は売り切れ状態で、 菓子パンしかない。セブンイレブンを見落としてしまったことをここでも大いに後悔したが、もう遅い。
仕方なく菓子パン、飲み物、菓子類を購入したが、登る前にケチがついて気分が悪い (なお、季節限定の ロッテ ラミーチョコレートがまだ売られていたので購入したところ、 その後 山中で 期限切れのものであることに気がついた。一応 食したものの、これまた気分が悪い。また、別に購入したミニアンドーナツも期限切れであった)

コンビニでケチがついたのも 1つの原因だが、もっと気分を悪くさせているのが天候である。
天気予報では檜枝岐地方は午前中は快晴、午後から雲が多くなるとのことだったにも拘わらず、この時間 (5時30分頃) で既に曇り空なのである。

イライラしながら車を進める。やがて前方に、まだ雪を多く残す山々が見えてきた。 周囲の山々とは全く次元が違う。
ここでバックが青空ならテンションがグッと上がるところであろうが、雲の多い空、日も差さない状態ではテンションは低いままである。しかし、 山にガスや雲などがかかっていないのはありがたい。

ほとんど対向車の来ない道を順調に進み、6時30分に檜枝岐村に到着。
会津駒ヶ岳駐車場の標識に従ってテニスコート横に駐める。
登山口から林道を進めば、かなり上の方まで車で行けることは分かっていたが、前回、前々回とも 檜枝岐村の町中にある 中土合公園に駐めているので、 今回も国道から登ることにした次第である。
テニスコートで早朝テニスを楽しむ人たちはいたものの、駐車場にはパトロール用の車以外の車はない。

 
 

身支度をして 6時39分に駐車場を出発する。
国道 (352号線 沼田街道) に出て、檜枝岐村の市街地の方に少し進むと、 すぐに右手に 『 会津駒ヶ岳滝沢登山口 → 』 と書かれた標識が見えてくる。 標識に従って道を右折して林道に入る。
すぐに公衆トイレがあるので、そこでを用足し、その後 舗装された林道を川沿いに登っていく。
やがて 林道と分かれて左手に近道 (登山道) が現れるので、山道に入る。道に雪は全くない。

暫く山道を登っていくと 再び林道に合流し、ここからまた林道を登ることになる。
やがて左手に駐車場が現れる。駐車場では 2人の山スキーヤーが身支度をしており、挨拶を交わす。
駐車場を過ぎ、ヘアピン状に林道を登れば、すぐに車の通行止めが現れ、そこから少し先に写真のような滝沢登山口が現れた。
木の階段を登って山に取り付く。時刻は 7時9分。

ここまで、そしてこの登山道に入ってからも、暫くは雪のない状態が続く。
但し、右手 樹林越しに見える山は真っ白で、全く次元の違う世界がすぐそこにある。
雪の無い道であるが、結構な急斜面が続く。
国師ヶ岳から中4日の登山となったが、 疲れがあるのだろうか、調子は今一つ。身体がやや重い。
加えて、天候がパッとしないのも影響しているようだ。背中のスノーシューが重く感じられる。

登山口から 30分弱登ると、徐々に残雪が現れるようになる。
このところの寒さのぶり返しで、結構 このような下の方でも雪は締まっており、歩き易い。

周囲はブナが目立つが、その幹に 名前・日付などが彫られているものが多く痛々しい。 彫られた日付、あるいは傷の古さを見ると、20年近く経っているものが多いようである。
当時、このように木に名前を彫った人たちを もう一度この場に連れてきて、この光景を見せてやりたい程である。 今もハッキリと残る自分の名前を見てどう思うであろう。

高度を上げるに連れ、雪の量も増えてくるが、まだ時々雪の無い場所が現れたりする。
やがて、写真のような所を登っていくことになる。
雪は締まっており、足場がしっかりいたから、アイゼン無しで大丈夫であったが、少々緊張するところである。

この斜面を登り切ると、人工的に平坦にされたと思われる場所に飛び出した。 ここがヘリポート跡なのかもしれない。
そのヘリポート跡と覚しき場所を過ぎ、少し登ると 『 山頂まで 4.1km (国道まで 2.6km) との標柱が現れた。 時刻は 7時51分。

このまま雪が続けば良いのだが、時々 全く雪の無い道が現れる。
しかし、徐々に雪が続くようになってくる。すると、今度は ルート取りに苦労する。テープを忠実に辿ると、結構 雪の多い所を通ることになり、 一方、踏み跡の方は 雪の上に沢山のルートを作り出している。
小生も、適当に登りやすいところを選んで登る。



会津駒ヶ岳登山データ
上記登山のデータ 登山日:2013.5.10 天候:曇り 単独行 日帰り
登山路:会津駒ヶ岳登山用駐車場(テニスコート)−会津駒ヶ岳滝沢登山口−山頂まで4.1km標識− 駒ノ小屋−会津駒ヶ岳−中門岳手前−会津駒ヶ岳−駒ノ小屋−山頂まで4.1km標識−会津駒ヶ岳滝沢登山口−会津駒ヶ岳登山用駐車場(テニスコート)
交通往路:瀬谷−横浜IC−(東名高速道)−東京IC−(首都高3号線)−大橋JCT−(中央環状線・首都高川口線)− 川口IC−(東北自動車道)− 西那須塩原IC−(国道400号線−国道121号線)−早坂−(国道352号線)−檜枝岐村・会津駒ヶ岳登山用駐車場(テニスコート)(車にて)
交通復路:檜枝岐村・会津駒ヶ岳登山用駐車場(テニスコート)−(国道352号線)−早坂− (国道121号線−国道400号線)−西那須塩原IC−(東北自動車道)−川口IC−(首都高川口線・中央環状線)− 葛西JCT−(首都高速神奈川1号横羽線)−金港JCT−(首都高速神奈川2号三ツ沢線)−三ツ沢JCT− (横浜新道)−藤塚IC・新保土ヶ谷IC −(保土ヶ谷バイパス)−上川井IC−瀬谷(車にて)

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