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ほとんど起伏のない雪の上を進む。スノーシュー大活躍である。
正面の中門岳の後方に山が見えるが、丸山岳というらしい。
その右には会津朝日岳も少し顔を出している。
なお、会津朝日岳は現在 登山禁止とのこと。
何でも、登山口となるいわなの里までの道が、流出した土砂により埋まっており、復旧工事は進めてはいるものの、登山口まで行くこと自体が不可能とのこと。
従って、登山道の状況も確認できない状態であるため、会津朝日岳の入山を禁止しているとか。
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右手には三岩岳。やはりなかなか立派な山である。
2,065mの高さを有しており、信仰の山とも聞く。
いつか檜枝岐村に一泊し、平ヶ岳や
燧ヶ岳とペアにして登ってみたいところである。
中門岳手前、中門大池があると思われる位置に下り着く (下の写真)。
中門大池の畔には、中門岳と書かれた標柱が立っていたはずだが、周囲に何も見えない。また、今立っている下に池があること自体驚きである。
池は凍っており、上に積もっている雪が抜け落ちることはないと思うが、少し 不思議な感じがする。
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と、ここまでの登山記録で、中門岳の位置が当然良く分かっているような書き方をしてきたが、
実際はこの時 よく分かっていなかったのである。
この辺 一帯を中門岳と呼ぶのは知っていたが、最高点についてはあまり気にしていなかった という訳である (尤も、
手前のピークの方が 中門岳より高いのだが・・・)。
従って、中門岳の最高部を目の前にして戻ってしまう という大失敗を犯してしまったのだ。
身体も少し疲れていたのであろう、目の前の高みを登るのは億劫 と思えたこともあり、よく考えずに 登ってもくたびれるだけ と思って、
ここで 引き返すことにしてしまったという次第である。
従って、本日 中門岳の一角には足を踏み入れたものの、その一番高い所には登っていない。残念である。
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しかも、この時は 中門岳に登ったつもりになっており、
会津駒ヶ岳に向かって気分良く戻ったのであった。情けない。
中門岳より高い 2,094mのピークを過ぎ、最後のピークへと向かう。
余力はまだまだあったので、労を惜しまず 取り敢えずピークに登っておくべきであった。
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雪の原の上に燧ヶ岳が浮かび上がる。
燧ヶ岳の右奥の
武尊山はうっすらとしか見えない。
至仏山も見えているが、空が灰色のため、その白い姿は紛れ気味である。
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会津駒ヶ岳頂上には 13時20分に戻り着く。
頂上を踏む前に 今 歩いてきた中門岳方面を振り返る。
頂上には 2人の 山スキーヤーがおられた。今朝ほど駐車場で挨拶を交わした方々である。
頂上では休まず そのまま すぐに小屋に向かって下る。
下り斜面での スノーシューの働きが心配であったが、雪がまだ固いため、足下は安定しており、問題なく下ることができたのだった。
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