会津駒ヶ岳 ( 会津駒ヶ岳:2,133m、三角点は 2,132.4m) 2013.5.10 登山



【PHOTO & 記録 会津駒ヶ岳 3】

雪道は続く。
傾斜も緩やかで、単調な道であるが、スノーシューが楽しく、気持ちよく登っていくことができる。
本当に もっと早く装着すべきであった。

この頃になると、目指す方向に少しずつ青空が見え始める。 燧ヶ岳方面、 そして今 自分がいる場所上空にはまだ青空はないが、これは良い兆候と 少し嬉しくなる。

長かった樹林帯の登りもようやく終わりとなり、目の前には雪の高みしか見えなくなる。
雪の上にはポールが立てられており、ルートを導いてくれる。
また、右手奥には 会津駒ヶ岳の姿も見えるようになり、 そちら方面に青空があるのが嬉しい。

この辺は本来ならば湿原なのであろう。前回登った時には、草紅葉の中、 木道を進んだのだったが、今は方向さえ間違えなければ どこを登っても良い という感じである。

そして、この写真 真ん中右手の高みが 本日目指す 会津駒ヶ岳である。
会津駒ヶ岳の左側に見える高みは、駒ノ小屋のある場所。雪が無ければ、草原に立つ小屋の屋根が見えるはずである。

それにしても、残雪の量は半端ではない。この時期、この山でスキーを楽しむ人たちがいるのがよく分かる。
但し、本日は 小生が一番乗りで、まだスキーヤーは見当たらない (尤も、会津駒ヶ岳には 今朝ほど擦れ違った人が 本日一番乗りだが・・・)
平日登山は大正解である。

左手には燧ヶ岳に加えて、 その右に至仏山が見えるようになる。
至仏山もまだ真っ白である。となると、この 2つの山の間にある尾瀬ヶ原はどんな状況なのであろう。

また、燧ヶ岳至仏山の手前にあるのは大津岐山と思われ、 こちら側 右手からそこへと延びる尾根には富士見林道がある。
会津駒ヶ岳には過去 2回登っているが、 2回ともその富士見新道を歩いて大津岐峠に至り、キリンテへと下ったのであった。
しかし、今の状況では雪が多く、とてもそれはできそうにもない。

先の方を見ると、駒ノ小屋があると思われるピーク (写真 真ん中右手) に かなり高さのあるポールらしきものが見える。
小屋に備え付けられた無線のアンテナなのか、それとも避雷針なのか分からないが、とにかくあそこまで距離がまだまだあることは確かである。
しかも、そこに到達するまで、アップダウンがあるのが辛い。
時刻は 11時になろうとしており、歩き始めてから 4時間半近くなる。
ソロソロ 疲れが出てきており、早く小屋に着いて休憩したいところである。

振り返れば、雪の上に スノーシューの足跡がしっかりついている。
小生のスノーシューは ATLAS 社製のもので 1230 ( 品番 #1831821 )。 高さ 76.2cm、重さは ペアで 2.02kgとかなり大きい。
最初、家に届いて梱包を開けた時、その大きさに 失敗したと思ったのだっが、山で使用してみると、その大きさが決して煩わしくはなく、 却って頼もしいくらいである。
歩いた跡は戦車の履帯の跡のようで、結構気に入っている。ただ難点は背中に背負った時に重いこと、そして背負うには少々大き過ぎることである。

なお、後方 (写真 後方 真ん中) に見える 山は帝釈山、 そしてその左は田代山と思われる。



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