会津駒ヶ岳 ( 会津駒ヶ岳:2,133m、三角点は 2,132.4m) 2013.5.10 登山



【PHOTO & 記録 会津駒ヶ岳 2】

黙々と雪の斜面を登っていくと、やがて周囲は完全に雪の世界へと変わる。 傾斜は緩やかになり、足下の雪も締まっているので歩き易い。
この辺でスノーシューを使おうかな とも思ったが、まだもう少し様子を見るべきかなとも思い、暫くそのまま進む。

やがて、歩き始めてから 2時間を経過。
さらには 朝食として 車の中で 菓子パン 1つを食べたきりなので、 休憩を取るべく、適当な場所を探しながら登る。

木の下に土が露出した場所があったので、休憩することにする。
立ちながらパンを食べていると、上方から人が下ってきた。暫し話をする。
聞けば、昨日は駒ノ小屋に宿泊したとのこと。その方は半袖のTシャツ姿。日は時折差すだけだが、気温は高いようである。
また、その方に、この先も頂上までアイゼン、スノーシューは不要 と言われたので、ここからと考えていたスノーシュー装着をもう暫く見合わせることにする。
10分程休憩して、8時53分に出発する。先の方に少し青い空が見えてきたのが嬉しい。

緩やかな傾斜の雪道が続く。
周囲は今までのブナ林から、コメツガやオオシラビソなどに変わり始める。

やがて、右手に白い山が見えてきた。恐らく、大戸沢岳と思われるが、 もしかしたら会津駒ヶ岳と大戸沢岳との間にあるピークかもしれない。
そして、左手には樹林越しに燧ヶ岳が見え隠れし始める。 灰色の空に白い山が浮かび上がり、まるでモノクロ写真のようである。

そしてさらに進んでいくと、今度は左手に 南〜南東方面の山が見えるようになる。
こちらはさらにモノクロの世界であり、それも少し滲んだような感じだが、 周囲からポコッと飛び出した日光の奥白根山 (写真 真ん中)、 そしてその左手の方に男体山が見える (写真には写っていない)
よく目を凝らせば、先月登ったばかりの女峰山も見えたのかも知れないが、 何せバックの空が灰色なだけに分かりにくい。
また、奥白根山の右に見えるのは、燕巣山であろうか。

時間は 10時を過ぎる。
日はほとんど差さない状態だが気温は高い。従って、雪も緩み始めているのか、あるいは周囲の木々も疎らのため日が当たることが多いためか、 この辺になると、足下の雪を踏み抜くことが少し起こり始める。
おまけに、背中のスノーシューが重く、ややペースが落ちる。
さらには、パン食ではどうも力が出ない気がして、少しエンスト気味である。
こうなると、手は一つ。スノーシューを履くことにする。
併せて、暫し休憩。

10分程休憩の後、スノーシューにて出発。
背中は軽くなるは、足下は安定するは で足が進み始める。もっと早くスノーシューを履くべきであった。
スノーシューを履くべくこの山を選んだのに、履くことを躊躇していたのでは何にもならない。反省しきり。

この辺になると、左手側が完全に開け、 燧ヶ岳を途中遮るもの無く見通すことができるようになる。
双耳峰に見える左側は俎ーであろうが、その斜面は真っ白で、まだ相当に雪が残っているようである。
この会津駒ヶ岳も含め、 この辺はまだまだ冬という感じである。



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