会津駒ヶ岳 ( 会津駒ヶ岳:2,133m、三角点は 2,132.4m) 2013.5.10 登山



【PHOTO & 記録 会津駒ヶ岳 4】

もう小屋は近い。
展望はさらに良くなり、右手には会津駒ヶ岳
そして左手には燧ヶ岳至仏山がさらによく見えるようになった。 最高に気分の良い眺めである。
目を凝らすと、燧ヶ岳至仏山の間、 燧ヶ岳の右斜面後方に山が見えるが、 もしかしたら武尊山かもしれない。
また、先程まで見えなかったが、至仏山の左手前にも山が見える。大杉岳であろう。

駒ノ小屋には 11時19分に到着。
ご主人らしき方が、パソコンを手にして雪の上に立っておられた。毎日ブログを更新されているようなので、その送信をされていたのかもしれない。
帰宅後調べたら、この日のブログには、山頂 の標柱の様子、そして周囲の山々の状況を写した写真がアップされていた。

小屋前の雪の上に板が四角形に置かれていたので、そこに座って休憩。
四角く囲んだ板の内側の雪を板に沿って掘り、そこに足を入れて板に腰掛けるというのが本来の姿らしいが、 今は足を入れる部分が完全に雪に埋まっていて、雪の上に板が敷いてあるだけである。

目の前には会津駒ヶ岳の姿。
無雪期であれば、手前に駒大池があって、この光景にアクセントをつけているのだが、現在 池は雪の下。目の前には白い斜面が続くのみである。
5分程休憩して頂上を目指す。
恐らく駒大池がある と思われる場所の上を通って頂上へと向かう。
無雪期にこの山に登った時は、ここから頂上までは小さなアップダウン、そして山腹を右左に巻くようにして登った記憶があるが、 本日 アップダウンのある湿原は雪で平らな状態、そして山頂へはほぼ直登である。
足下の雪には踏み抜いたばかりの足跡が結構あるものの (今朝擦れ違った人、あるいは小屋のご主人のものと思われる)、 ここでもスノーシューが活躍。踏み抜くこともなく快調に足が進む。

高度が上がるに連れ、北西の山々が見えるようになる。
2つのピークが目立つが、越後駒ヶ岳 (写真 右)中ノ岳である。 その間に見える山は八海山であろうか。
目を凝らすと、越後駒ヶ岳の手前、越後駒ヶ岳と重なるようになった鋭峰が見える。 荒沢岳と思われる。

西には平ヶ岳が見える。
写真 真ん中の高い方が平ヶ岳平ヶ岳の右に続く山は池ノ岳であり、 平ヶ岳登山の際は必ず通る山である。
平ヶ岳登山の際に必ず通る山と言えば、台倉山があるが、池ノ岳の手前に見えている山がそれと思われる。

振り返れば、燧ヶ岳至仏山もよく見える。 燧ヶ岳の左斜面を辿っていくと、その手前には駒ノ小屋も見える。

そして 11時48分、会津駒ヶ岳山頂に到着。
頂上の標柱は 写真のように 『 駒 』 の文字までしか見えない。ただ、今朝ほど擦れ違った方が言うには、今年は雪が少ない方だとか。
帰宅後調べたら、2012年は 標柱の周りの雪が融けて穴ができて全部の文字が読める状態、そして 2011年は 『 会 』 まで露出という状況であった。 従って、まあまあという状況ではなかろうか。

なお、6月1日にヤマレコにアップされた 会津駒ヶ岳の登山記録を見ると、 頂上に雪はなく、標柱、木道、三角点が全部出ている。
20日ほどで 2m近い雪が融けてしまったということである。ちょっと驚きである。 山頂は日当たりが良いので当然なのかも知れないが・・・。



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