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もう小屋は近い。
展望はさらに良くなり、右手には会津駒ヶ岳。
そして左手には燧ヶ岳
と至仏山がさらによく見えるようになった。
最高に気分の良い眺めである。
目を凝らすと、燧ヶ岳と至仏山の間、
燧ヶ岳の右斜面後方に山が見えるが、
もしかしたら武尊山かもしれない。
また、先程まで見えなかったが、至仏山の左手前にも山が見える。大杉岳であろう。
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駒ノ小屋には 11時19分に到着。
ご主人らしき方が、パソコンを手にして雪の上に立っておられた。毎日ブログを更新されているようなので、その送信をされていたのかもしれない。
帰宅後調べたら、この日のブログには、山頂 の標柱の様子、そして周囲の山々の状況を写した写真がアップされていた。
小屋前の雪の上に板が四角形に置かれていたので、そこに座って休憩。
四角く囲んだ板の内側の雪を板に沿って掘り、そこに足を入れて板に腰掛けるというのが本来の姿らしいが、
今は足を入れる部分が完全に雪に埋まっていて、雪の上に板が敷いてあるだけである。
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目の前には会津駒ヶ岳の姿。
無雪期であれば、手前に駒大池があって、この光景にアクセントをつけているのだが、現在 池は雪の下。目の前には白い斜面が続くのみである。
5分程休憩して頂上を目指す。
恐らく駒大池がある と思われる場所の上を通って頂上へと向かう。
無雪期にこの山に登った時は、ここから頂上までは小さなアップダウン、そして山腹を右左に巻くようにして登った記憶があるが、
本日 アップダウンのある湿原は雪で平らな状態、そして山頂へはほぼ直登である。
足下の雪には踏み抜いたばかりの足跡が結構あるものの (今朝擦れ違った人、あるいは小屋のご主人のものと思われる)、
ここでもスノーシューが活躍。踏み抜くこともなく快調に足が進む。
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高度が上がるに連れ、北西の山々が見えるようになる。
2つのピークが目立つが、越後駒ヶ岳 (写真 右)
と中ノ岳である。
その間に見える山は八海山であろうか。
目を凝らすと、越後駒ヶ岳の手前、越後駒ヶ岳と重なるようになった鋭峰が見える。
荒沢岳と思われる。
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西には平ヶ岳が見える。
写真 真ん中の高い方が平ヶ岳。平ヶ岳の右に続く山は池ノ岳であり、
平ヶ岳登山の際は必ず通る山である。
平ヶ岳登山の際に必ず通る山と言えば、台倉山があるが、池ノ岳の手前に見えている山がそれと思われる。
振り返れば、燧ヶ岳、
至仏山もよく見える。
燧ヶ岳の左斜面を辿っていくと、その手前には駒ノ小屋も見える。
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そして 11時48分、会津駒ヶ岳山頂に到着。
頂上の標柱は 写真のように 『 駒 』 の文字までしか見えない。ただ、今朝ほど擦れ違った方が言うには、今年は雪が少ない方だとか。
帰宅後調べたら、2012年は 標柱の周りの雪が融けて穴ができて全部の文字が読める状態、そして 2011年は 『 会 』 まで露出という状況であった。
従って、まあまあという状況ではなかろうか。
なお、6月1日にヤマレコにアップされた 会津駒ヶ岳の登山記録を見ると、
頂上に雪はなく、標柱、木道、三角点が全部出ている。
20日ほどで 2m近い雪が融けてしまったということである。ちょっと驚きである。
山頂は日当たりが良いので当然なのかも知れないが・・・。
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