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あれ程鋭角をしていた剣ヶ峰山も、近づくに連れて、残念ながらその形が崩れ始める。
鋭角な三角の塔は、徐々に潜水艦の艦橋部のような形になり、最後は単なる岩峰になってしまった。残念である。
11時8分、その剣ヶ峰山への分岐点に到着。そのまま下れば、今朝ほどの武尊神社に至る訳で、
ここは左に曲がって山頂を目指す。
無論、この道は剣ヶ峰山までではなく、その後も西峰、高手山と続き、武尊高原キャンプ場へと下る道である。
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滑りやすい岩場の急坂を登る。
さすがにかなり歩いてきた後なので、この急登は辛いが、さほど長くは続かない。
そして、最後、左側から巻くように登っていくと、そこは剣ヶ峰山山頂であった。時刻は 11時15分。
山頂には 写真のような標識しかなく、スペースもなくて狭い。登山道の途中でしかない感じである。
周囲から あれ程目立つ姿・形でなければ、『 山 』 と呼ぶには一寸物足りない場所であるが、その展望は素晴らしい。
やはり 『 山 』 ということで良いのであろう。
その狭い山頂に、先客が 4名。これは定員オーバーに近い。 |  |
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山頂から先程まで居た武尊山を眺める。
こちらから見る武尊山は、その堂々とした姿が素晴らしい。
しかし、小生にとって武尊山は、その名を言われても姿が思い浮かばない山の一つである。
ここから見る武尊山の姿は素晴らしいが、他の山域から見た時に しっかり確認できるかどうか自信がない。
実は、雲取山などもそういった山の一つであったのだが、色々な場所から見続けているうちに、しっかり確認できるようになったので、
武尊山もそうなって欲しいと思う。
ということは、もっとこの山域や尾瀬、日光、谷川連峰に足を運べねばならないということでもある。
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話は戻るが、先に述べたようにここからの展望も素晴らしい。
皇海山、
苗場山、
谷川岳もよく見える。
越後駒ヶ岳は残念ながら雲に隠れ気味だが、
中ノ岳の方は良く見えている。
なお、平ヶ岳、
至仏山も見えるが、
燧ヶ岳は
武尊山の稜線に隠れてしまっている。
さて、狭い頂上では腰掛ける場所もなく、また、
先に到着していた若いカップルがなかなか立ち去らないので (他の 2人はすぐに下山)、小生も下山することにする。
11時19分、下山開始。
靴のせいか、岩場の下りは滑りやすく、木々に掴まりながら慎重に下る。分岐に戻り着いたのは 11時25分。登りと同じ位の時間を要してしまった。
しかし、もっと凄かったのは、分岐からの下り。泥濘んだ急斜面に、四苦八苦であった。 |  |
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急斜面+泥濘んだ道が続き、加えて、何遍も言うようだが靴が滑りやすいこともあって、なかなか思うように下ることができない。
嫌になる程の悪路を延々と下り続ける感じである。時折見える武尊山の姿が
パワーをくれはするが、それを上回る苦行である。スパッツは泥だらけ。
尻餅をつくことはなかったが、1回バランスを崩し、ザックが泥だらけになってしまった。
ようやく勾配も緩み始めると、道は歩きやすくなるものの、
今朝程の分岐までかなりの距離がある。
展望のない林の中をひたすら下る。途中、沢を横切るところで小休止。冷たい水が本当に美味しい。 |
12時59分、手小屋沢避難小屋経由の
武尊山への道との分岐に到着。
ここからは今朝程の道を戻ることになる。
今朝程は、久々の登山で少し張り切っていたためか、あまり感じなかったのだが、この林道も結構距離がある。ただ、緩やかな下り勾配なのがありがたい。
駐車場に戻り着いたのは 13時28分。
本日は快晴の予報が外れてしまったものの、天候に大きな崩れは無く、また山中、
展望もかなり得られたので良かったと思う。
あまり暑くなく、梅雨の合間の登山としてはかなり良い点数が付けられる山行であった。
と思っていたら、この日梅雨明けが宣せられた。帰りの高速道では、車載の外気温度計が 36度を示していた。
いよいよ夏山シーズン到来である。 |  |