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八海山 入道岳の右には、
立派な山容の山が見える (無論、巻機山からの稜線上ではなく、
入道岳同様 その稜線の後方に位置しているのだが)。
少し遠いので 1つの山のように見えるが、実際は 前面に出ている大きい山が中ノ岳
(写真真ん中) で、その後方が越後駒ヶ岳である。
中ノ岳、越後駒ヶ岳の右 (手前の稜線上) には、丹後山、兎岳と思しき山も見えているが、
これについては確信はない。
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さらに右に目を向ければ、
荒沢岳 (写真 一番左の山) が見え、
平ヶ岳へと続いている。
そして、笠ヶ岳を挟んで至仏山が見え
(写真では笠ヶ岳のみ)、至仏山の右には
燧ヶ岳が見えている。
至仏山と燧ヶ岳の間には、
会津駒ヶ岳らしき山も見えるが、さすがにこれは小さすぎて確認できない。 | |
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暫し、展望を堪能した後、一緒に山座同定をした方より先に武尊山を目指して岩場を出発する。
僅か 5分程の時間であったが、十分に景色を堪能でき満足である。
天候の方は相変わらずパッとしないが、梅雨の最中にこれだけの山を見ることができたのだから、
文句を言っては罰が当たるというものである。
道の方は、すぐに写真のような鎖場が現れる。そこを登ってからの展望も素晴らしい。
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左前方には武尊山と思われる高みが見える。
道はほぼ尾根上となり、周囲にはササ、灌木、そしてシラビソが見られるが、シラビソの方は徐々に無くなっていく。
この稜線上は右からの風が強い。半袖の Tシャツでは寒いくらいであるが、
逆に涼しい分だけ足が進む気がする。
もし炎天下であれば、この標高ではちょっと暑いかも知れない。 | |
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右手には、武尊山を登った後に目指す予定の剣ヶ峰山がよく見える。
ここに至るまでに何度か剣ヶ峰山を見たが、ここから見る、天に突き出した剣のように鋭利な姿が一番なじみ深く、しっくりくる。
また、この稜線では赤城山も見えるようになる。
シルエット状でしかないが、黒檜山の三角形と地蔵岳のドーム型の組み合わせが面白い。 |
そしてこちらは、
この山域のもう一つの剣ヶ峰である川場剣ヶ峰である。
この川場剣ヶ峰の形は、剣ヶ峰という名が相応しくない気がするが、記憶では、不動岳辺りから見た川場剣ヶ峰は立派な鋭鋒だったはずである。
尤も、前武尊から少し下って見上げる川場剣ヶ峰は、完全な台形であったが・・・。 | |