こちらでは私が所属する2つの合唱団の活動状況をお知らせしています。
金沢グリーンウッドハーモニー 社会人を中心にした小編成混声合唱団。1984結成。 特にBachをはじめとする宗教曲,三善 晃, 林 光等の作品を歌っています。 思い出したようにする不定期演奏会と、 年1回の教会コンサートが活動の場です。 練習日 土or日 金沢市文化ホール地下練習場が主な練習場所 常時団員募集!! 合唱経験がなくともOKです。 |
オーケストラアンサンブル金沢合唱団 オーケストラアンサンブル金沢(OEK)の公演に 合唱で出演するために、北陸三県より、 オーディションで集められた合唱団。 ハイドン「四季」では東京公演に参加。 オペラ「魔笛」「蝶々夫人」「椿姫」等に参加。 2005にはP・シュライヤーの指揮で「マタイ受難曲」を。 月に二回程度の練習だが、 演奏会前一週間は地獄(涙)。 |
コンサートのご案内
どうぞ聴きにいらしてくださいな
団体名 | 日時 | 場所 | 曲目 |
グリーンウッド ハーモニー金沢 |
2008 7/21 (月 祝) |
白山市(旧松任) 聖興寺本堂 14:00〜 |
作曲:林 光 作詞:宗 左近 混声合唱とピアノのめに「月 わたし 風」 他 |
OEK創立20周年 井上道義 指揮 OEK合唱団 |
2008 9/15 (月 祝) |
石川県立音楽堂 コンサートホール |
ベートーヴェン:交響曲第九番 合唱付き |
コンサート打ち上げ&反省会(懺悔の時間?) | ||||
過去ログ 2001〜2004 | ||||
ラ・フォル・ジュルネ金沢2008 4/29〜5/5 in石川県立音楽堂など金沢駅周辺エリア こちらへどうぞ |
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OEK第226・227回定期演奏会ヴェルディ歌劇「椿姫」2007 9/14・16 in石川県立音楽堂コンサートホール こちらへどうぞ |
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グリーンウッドハーモニー第18回定期演奏会 2007 7/14(土)in 金沢市アートホール こちらへどうぞ |
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OEK218回定期公演J.S.バッハ ヨハネ受難曲 2007 3/17(土)in石川県立音楽堂コンサートホール こちらへどうぞ |
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OEK195・6回定期公演モーツァルト歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」2007 1/26・28in石川県立音楽堂コンサートホール 演出:林 誠 制作:大阪音楽大学オペラ研究室 指揮:金 聖響 語り:竹崎利信 独唱:安藤常光(Br)など 合唱:OEK合唱団 大阪音楽大学アンサンブル・アウスレーゼ ダポンテ3部作のひとつ、「コシ・ファン・トゥッテ」は1790年の1/26に初演されました。 今回の1回目の公演日は、この作品の217回目の誕生日。そして、1/28はモーツァルトの 251回目の誕生日でした。まあ、何ておしゃれな日程! ですがですが、ヨハネ受難曲を前に、この時期の参加はホントにホントに辛かった・・・。 自分で自分の首をぎゅぎゅって絞めてる自覚は充分あります。(悪いのは自分の判断・・(-_-)) ただでさえ苦手なイタリア語を暗譜するのにヒドイ目にあいました。2回目の公演は完璧に 歌えましたが、1回目は・・・m(_ _)m。はい、悪いのは自分です。 だってまともな練習は2回だけ。(そのうち1回おさぼり)で、すぐにオケ合わせって・・! “一体いつ練習するって言うのよ”状態でした。 それでも、合唱指揮の安藤先生から指導を受けたり薀蓄を聴くのは楽しかったです。 例えば、このお話はたった一日の間の出来事なのですが、これは当時の演劇のお約束 だったとの事です。(ロミジュリと同じなんですね。) そして、「コシ・ファン・トゥッテ」は女性をバカにしたお話なのか?と言う点について。 「男だって女だって、人間みんなそんなモン」、と言うのが語り手の決め文句。心に 枷はかけられないのです。‘互いを認め、愛しあう’のがテーマ、ってところでしょうか。 演出の林 誠先生はじめ、出演者のほとんどは大阪音楽大学の出身者、スタッフもオペラ研究室の方々。そんなんで 楽屋裏は関西弁がとびかい、ここはどこ?の世界でしたよ。語りの竹崎さんも大阪中心に舞台で活躍されている方で、 堂々と関西弁の語り!これで電光掲示板の歌詞も関西弁なら面白かろう、と思いましたが、今回掲示板ナシでした。 確かに、電光掲示板があると、ついついそちらに目が行ってしまいますものね。 ソリストはオケの後ろの山台、合唱団はオルガンバルコニーと、徹底したコンサート形式。ソリストの衣装はパステル カラーで色が飛んでるし、せめて舞台に豪華な花を飾って欲しいくらいのシンプルさでした。ずいぶん後ろからソリストが 歌ってますが、山台からオケの頭を越して客席に充分届いていたようです。(某北陸○日新聞による)合唱団は人数少 なめでしたが、男声はフレッシュなお兄ちゃん達ばかりだし、充分だった模様です。ただ、出入りや、位置に着いたら絶 対動かないように等、細かい注意が多かったのにはびっくり。眼鏡をさわるのもダメなので、コンタクトにしました(^^;)。
さて、恒例のミーハータイム。1/28の公演後、 簡単なレセプションがありました。 マエストロにはサインはもらえませんでしたが、 あわてて撮った写メで良しとしよう。 あとはアウスレーゼさん達とか、安藤先生とか、 林先生と一緒にイロイロ撮りまくり(*^_^*)。 |
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2006〜2007 カウントダウンコンサート 12/31〜1/1in石川県立音楽堂コンサートホール こちらへどうぞ |
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バロックオペラ・音楽寓話劇「オルフェオ」全5幕 2006 12/9(土)in石川県立音楽堂邦楽ホール こちらへどうぞ |
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音楽堂開館5周年記念 ショスターコーヴィッチ 森の歌 2006 11/5(日)in石川県立音楽堂コンサートホール 大阪センチュリー交響楽団 OEK・合同オーケストラ 「森の歌」特別合唱団 OEKエンジェルコーラス 指揮 井上 道義 合唱指揮 佐々木 正利 朝倉 義裕 Ten.志田 雄啓 Bas.安藤 常光 音楽堂開館5周年を祝う曲は、岩城マエストロが好きだと言う「森の歌」。本当は岩城氏が振 るはずだった公演ですが、死去にともない、井上道義氏の指揮となりました。お父様がドイツ 系だそうで、風貌がキリリとかっこいいっ!子供たちには「小さい頃からミッキーと呼ばれてい たので、そう呼んで」と言ったとか。児童合唱参加の娘は、「面白くて指導が的確」、と心酔して おりました。おちゃめな方でしたよ〜。本番、5番の曲で兵隊さんのマネしてましたもん。彼は 日本ショスターコーヴィッチ協会の会長さんだとか。「森の歌」はそんなに好きではないけれど ロシア語公演、と言う事で引き受けられたとか。どこまで井上マエストロの要求に応えられた か、とっても心配・・。 合唱は、県合唱連盟の全面協力のもとに、もりのみやこ・OEK・一般公募の特別合唱団となり ました。男声はいろんな団から参加しているので、顔見知りの方ばかりでしたが、女声は初め ての方が何人かいらっしゃって新鮮でした。数ヶ月、いくつもの舞台の練習を平行してやってき ましたが、自分にとって「森の歌」は、なかなか優先順位が上に上がらず、直前練習でホントに 焦りました。4日前にまだ口がまわってない箇所がいくつか・・・(>_<)。とにかくセオリー通り、今 更でも何でも楽譜に歌詞を書き込み、音は取れているので、とにかく何度も読み込んで間に合わせました。おかげで今 も6曲目がアタマをぐるぐる〜。ロシア語の文字は全然見ずに、カタカナと書き込んだ発音記号しか見てませんでしたが 知った言葉に出会うと(コルフォーズとか、プラウダとか、ヴォルガ・・・)、何ともうれしかったです。 ショスターコーヴィッチがこの曲を作るにあたっての生臭いウラ話はいろいろあれど、音楽はいいものはいいっ! 大編成オケ相手に、しんどかったけれど気分爽快で歌い切れて、今は「良かったっ!」と思ってます。 第1曲:「戦いが済んだ時」バスソロと男声のみ。ゆっくりとテーマが歌われます。アルト有志がテナートップのアシ ストをしました。ちょっと参加できてうれしかった・・・(^^)/。 第2曲:「祖国を緑の森で包もう」合唱のみ。変拍子で結構テンポが早く、なにげに苦戦・・・。実は出だしが確実に 入れるようになったのは2日前だったりする・・・m(_ _)m。 第3曲:「過ぎし日の思い出」バスソロと合唱。干ばつの被害、砂地から襲いかかる熱風・・。子供たちに未来を託し 4曲目に繋がります。 第4曲:「ピオニールは木を植える」児童合唱。単独でも歌われる名曲!トパリ(ポプラ),ヤセニ(とねりこ)・・・。 第5曲:「コムソモールは前進する」合唱のみ。一番威勢のいい曲。もともとスターリンを讃える歌だった模様。 口がまわならくて苦戦しました。アルトソリは「もっと出せ〜!」と何度も言われましたが、練習を重ねるうち に揃ってきて、本番はバッチリ・・・ま、ちと走りましたが(^_^;)。 第6曲:「未来への散歩道」テノールソロと合唱。アカペラの箇所があり合唱団の実力がバレるため、もっとも苦労 した曲です。女声、特にソプラノは直前まで練習していました。ど、どうでしたかっ?! 第7曲:「賛歌」ソロと合唱。もっとも好きな曲です。前半7拍子のフーガは言葉が大変でしたが、その分こびりつく ように頭に残りました。ヤセニ(とねりこ)ブク(ぶな)イ グラプ(シデ) ダ イヴァ イヴシカ(ヤナギ)・・。 ナシ クリョーヌイ(楓)イ ベリョーズイ(白樺)・・。防風林として植えられた樹の名前だそうですが、リズム がいいですよ〜。後半のスラーヴァ(栄光あれ!バンザイ!)連呼にはフラフラになりました。 |
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金沢グリーンウッドハーモニー第17回定期公演 2006 8/18(金) in 金沢市アートホール こちらへどうぞ |
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オーケストラアンサンブル金沢 第195回定期公演 2006 2/23(木)in石川県立音楽堂コンサートホール W.A.モーツァルト ミサ曲「戴冠式」K.317 指揮 ロルフ・ベック こちらへどうぞ |
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オーケストラアンサンブル金沢 邦楽ジョイントコンサート 2006 1/15(日)in石川県立音楽堂コンサートホール 作・編曲 牧野由多可 補作 多田栄一 日本の心「山」 ジョイントコンサート合唱団 指揮 森口 真司 2006の最初の出番でありました。昨年でしたら、丁度マタイに苦しんでいた頃でしたが、 はっきりきっぱり戴冠式では余裕がある(目前になったらそうはいかんでしょうが)。おかげ で、戴冠式の直前に2つもコンサートが入っています。(それも十分ツライんですが・・・涙) 邦楽ジョイントは5周年だそうですが、私が参加したのは昨年度の4回、 「日本の心 海」 からです。今までと同じく、合唱団はOEKともりのみやこの合同で、ジョイントコンサート合 唱団となります。 曲は日本の山にまつわる歌を綴った「日本の心 山」。富士山ー山小舎の灯ーお山の杉の 子ー平城山ースキーと続きます。オケ伴には箱根八里のメロディが入っていますが、なぜ か合唱にはありません。好きな曲なのに、歌詞だって見ないでも歌う自信あるのに、残念! 森口真司さんは私たちは今回初めて。普段はオペラを振る事が多いそうです。今回特に日本語の 歌詞の発音につ いての指示・注意をよくされました。KとかHとか、はっきり子音を出さないと、何言ってるかわからない日本語の歌なん て、聴いていてフラストレーションが溜まるばかりですからね。(ちゃんと聞こえていたかな?どきどき) 本番は私はティンパニが目の前で、フィナーレなんかは目の前に見えない音の壁が出来たようで、もう何声出しても 通らない世界で、半分ヤケでしたね・・・遠い目。 |
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モーツァルトフェスティバルin金沢 ビバ!モーツァルト 2005 10/9(日) in石川県立音楽堂交流ホール W.Aモーツァルト アベ・ベルム・コルプス ヴェスペレ(聴聞僧のための夕べの祈り) ヘンデル作曲モーツァルト編曲 「メサイア」よりハレルヤ OEK合唱団 指揮 佐々木正利 pf.松井晃子 10/4から9日まで、音楽堂で開催されたモーツァルトフェスティバルの最終日を飾る イベント‘ビバ!モーツァルト’への参加でした。生誕地ザルツブルグからオケを招聘 しての演奏会やら、交流ホールではモーツァルトのオペラ・アリア集のコンサートが 開かれましたが、ワタシ自身はちっとも。期間中、お仕事で音楽堂社会見学の引率 に来て、ちょっとだけ雰囲気にひたりましたけどね(・・・なんだかなぁ)。 今回歌った曲は、合唱をやった事のある方なら一度や二度は歌った事がある曲。 アベ・ベルム・コルプスは、それこそ十数回歌っていますが、今回ほど練習した はありませなんだ。(さすが佐々木先生・・)美しくおだやかなメロディですが、よくよく 歌詞を読み込めば、とても厳しい受難を歌っているのです。(マタイの世界やね) 今までいかに表面だけ歌ってきたと言う事に気付かされました・・反省。 ヴェスペレも大変美しいメロディです。モーツァルトはレクイエム以外のほとんど の宗教曲をザルツブルグで作曲しているそうです。ソプラノ歌手だった奥さんの コンスタンツェに歌わせたくて作曲したらしい・・・のですけど。 今回のソロはソプラノパートリーダーのM・Oさんでした。 さて、なぜにここでヘンデルのメサイアなのかと言うと、モーツァルトは大先輩ヘンデルをとても尊敬していて、 それで独語訳及びアレンジをしたらしいです。言葉以外に何が違うかと言うと、各パートちょっとリズムが違います。 メンバーには毎年メサイア公演に参加している方が多いのですが、(ワタシは十数年前に一度だけ)ほんの違いに 戸惑ったようです。言葉の方は、今年度は戴冠式ミサでラテン語なので、この曲でドイツ語が歌えてとてもうれしか ったですよ(正直です、マジです)。が、大きく違うのは伴奏。ヘンデルのそれより、華麗に賑やかになっていますが、 残念ながらピアノ伴奏では違いがハッキリ出ないようです。是非ともオケ伴で歌いたかったなあ・・。「歌いたい方は、 年末のウィーンへの演奏旅行(メサイア・第九・クリスマスオラトリオ!!)へ参加しましょう」・・と言われましても。
おとーさんに撮ってもらった ビデオから取り出した映像。 ワタシはボケてましたが、 ムスメはちゃんと映ってたの で、まあよかろう。 今回のコンサートでOEK合唱団の前に、エンジェルコーラスと、もりのみやこ少年少女合唱団の演奏もありました。 エンジェルコーラス所属のウチのムスメは、受験勉強につき今回で休団。小2から参加したので、ホントに長いこと お世話になりました。演奏曲目は鈴木輝昭の「モーツァルトの百面相」。モールァルトの有名なメロディの美味しい とこ取りの編曲ものです。(ムスメも最後に美味しい役をもらってました。)楽譜をもらったのが夏休みの終わり、見れ ば結構難しい曲でした。よくぞ1ヶ月ちょっとでここまで仕上げたもの・・いやいや、まだまだうまくなるハズ!来年の 夏に「オケ伴で是非やりたい」との事で、とても楽しみです!それまで、ムスメの声ももう少し成長しているかな? |
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金沢グリーンウッドハーモニー第16回定期公演 2005 7/9(土) in 金沢市アートホール こちらへどうぞ |
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オーケストラアンサンブル金沢第183回定期演奏会 2005 6/6(月) in石川県立音楽堂コンサートホール メンデルスゾーン 劇音楽「真夏の夜の夢」作品21,61 指揮 モーシェ・アツモン sp.西野 薫 msp.池田 香織 「真夏の夜の夢」はシェイクスピアの同名の戯曲をもとに、語りと管弦楽で構成されてい ます。17歳の頃に作曲した序曲のいくつかの美しいメロディが、34歳で作曲した劇音楽12曲 の中にくり返し現れ、全曲聴くうちに口ずさめるくらいになる・・・かも。中でも結婚行進曲が やたら有名ですよね。皆様の披露宴はメンデルスゾーンでしたか?それともワーグナー (ローエングリン)でした?ナマで聴いたのは今回初めて。金管楽器の響きが合唱団席にバ イブレーションとなって伝わってきて、それはそれは気持ち良かったです。 (曲目解説はこちらで) 今回、序曲+12曲のうち、あまり途中に語りが入らない8曲のみの演奏となりました。 原曲では、語りはもちろんドイツ語で楽譜にも書き込まれていますが、今回は日本語で。 コンサートホールは響きは最高にいいのですが、マイクを通した人声は響きすぎて何とも。 太郎田 真理さんの熱演は良かったのですが、会場で聞き辛かったようで残念です。 リハではもっと響いて、終曲の歌い出しのタイミングを逸してしまった ・・・他のせいにするな>自分。 OEK合唱団は女声コーラスのみの出演です。第3曲:2人のソプラノのための歌と女声合唱 「まだらの蛇さん」、第12曲:情景と終曲の2曲だけ。とは言え恐怖のドイツ語ですので、 少ない練習時間で‘ソリストに負けない発音’を目標に努力しました。 結果、発音は負けなかった(らしい)のですが、‘妖精らしさ’を出すのに苦戦を強いられ ました。特に終曲、やたら生真面目に歌ってしまうのを指揮者から何度も指摘されました。 マエストロは、決して怒らず諦めず(爆)、身ぶりも交えながらニュアンスを伝えようとして 下さいました。我らの合い言葉は‘らぶり〜’、本番はどうだったでしょうね・・・ぶるぶる。 そんなこんなで、モーシェ・アツモンさんとの練習は楽しかったです。ハンガリー出身との事ですが、オケへの指示 は英語、合唱指揮の佐々木先生との会話はドイツ語、と言う事は最低3カ国語ペラペラ・・・うわっ。 最初のオケ合わせの時に、序曲を「あなたがたへのプレゼントです」と言って聴かせて下さいました。感激!! |
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オーケストラアンサンブル金沢第175回定期演奏会 2005 2/4(金) in石川県立音楽堂コンサートホール J.Sバッハ マタイ受難曲 BWV244 指揮・福音史家 ペーター・シュライヤー こちらへどうぞ |
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オーケストラアンサンブル金沢・素囃子ジョイントコンサート 2005 3/13(日) in石川県立音楽堂コンサートホール 鈴木行一作曲 勧進帳〜素囃子とオーケストラ・混声合唱のために〜 指揮 J・P・ヴァーレーズ こ、こんな取り合わせもアリですか? 話を聞いた時は?!初めて練習した時は???本番は!!! 素囃子は、歌舞伎や能楽などの激音楽から囃子のみが独立した演奏形態。 当然、鼓や笛や大鼓、そして三味線に唄が入ります。 金沢素囃子は格調の高さから全国的に貴重な存在とかで、三つの茶屋街の芸妓さんが 担っています。今回その中でも上手だと言う「にしむすび会」と共演する事に。 曲は今NHK大河ドラマ「義経」でタイムリーな「勧進帳」を。 歌舞伎の部分は素囃子が受け持ち、合唱は能楽「安宅」の謡,歌舞伎のセリフの部分, そして静御前の有名な唄を受け持ちました。特に。静御前の唄は、観客を源平の時代に 誘い、そして現代に舞い戻らせる役割を持ちます。 初めて楽譜を見た時は、各パートが3つ4つに分かれているわ、とっても取りにくい音 だわ、もうわけわからなくて、真っ青になったものです。 が、最初の練習に来て下さった鈴木先生の解説を聴いた時からなんだかワクワクしてきて、ついにオケ・素囃子と の初めての合わせで、「こりゃ絶対成功させなきゃ!」の気持ちになりました。 ですが、やっぱり音が取れない、入れない、落っこちる人続出・・作曲者の指示でピッチパイプで出だしの取りにく い音を出す事になっていましたが、それでも入れない。ゲネが終わり、本番直前までパート練習をしていましたよ。 おかげで、本番はそれまでで一番の出来でした。・・・ああ、心臓に悪っ! それにしても、素囃子のお姐さん方、そしてソリストの岡安晃三朗さん、かっこよかったです。心にビシッと来る音 でした。いろいろオモシロイ事もありました・・・足をしびれさすお姐さんとか。岡安さんが本番に飲む水を入れる容器 の事とか。(昔、声の良い役者をひきずり降ろすために、水に水銀を混ぜたとか。最高級の容器は、水銀が混入す ると変色して、センサーの役割を果たしたそうで。今回のはリーズナブルな容器だったらしいです。) 今回の指揮は、予定ではルドルフ・ヴェルテン氏でしたが、体調不良につき、ジャン・ピエール・ヴァーレーズ氏に 変更に。ヴァーレーズさんと言えば、OEK合唱団初舞台のフォーレのレクイエムの指揮がこの方でした。なつかしい! 合唱団にはちょいとわかりにくい指揮の方ですが(いや、他のクラッシックの曲ならわかったのだろうが)、素囃子に 合わせてカラダでリズムを取っている様子が見ていて楽しかったですよ。 |
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