レトロな町並み21/食事処16−駒込・根津・谷中・巣鴨・王子・田端


[2024年4月更新]
 寒い日々が続き、昨年より開花時期が遅くなった東京の桜は、3月末に開花し、4月初旬に満開となりました。4月初旬に六義園、吉祥寺、白山神社、染井霊園を散策しました。コロナ禍が収束し、制限のない春ということもあり、特に六義園は多くの人たちで賑わっていました。平日もチケット購入に30分近い行列ができていました。六義園のしだれ桜は早めに桜吹雪になりますが、それ以外の各所は、その後も寒い日が多かったこともあり、満開の桜は4月第2週(4月8日〜12日)まで見ることができました。
六義園 染井霊園
  
白山神社 根津神社 
   吉祥寺


[2023年4月更新]
 例年より早い3月20日の週に、吉祥寺白山神社染井霊園の桜が満開となり、散策しました。3月末には、六義園を訪問しました。しだれ桜は既に散っていましたが、園内の桜を見ながら散策しました。また、他スポットを再度散策しました。
吉祥寺の桜
 白山神社の桜 染井霊園の桜 白山神社(3月末)
  六義園 染井霊園(3月末)  吉祥寺(3月末) 


[2022年6月更新]
 白山神社あじさいまつりが6月11日始まりました。縮小開催ではありますが、日中は多くの人が訪れています。人の少ない夜の白山神社に参拝しました。
白山神社あじさいまつり


[2022年6月更新]
 コロナ禍で中止されていた、白山神社あじさいまつりが今年は6月11日から6月19日迄開催されます。模擬店等は縮小され、富士塚は公開されないとのことです。あじさいまつりは昭和60年から始まったと言われています。白山神社境内や白山公園には約3000の紫陽花がありますが、開催前の6月初旬に既に満開となっていました。昨年と異なり、多くの人が訪れて賑わっていました。夜にも訪れましたが、静かで幽玄な雰囲気で違う味わいがありました。
白山神社


[2022年4月更新]
 コロナ禍で中止されていた、根津神社つつじまつりが3年ぶりに開催され、4月初旬から始まりました。根津神社のつつじは、18世紀に5代将軍徳川綱吉が根津神社の社殿を造営した際、当時この場所にあった綱吉の兄・綱重の下屋敷につつじを移植したことが、始まりと言われています。その後戦災で被災した丘に新たにつつじを造営し、約50年前から毎年つつじまつりが開催されています。
 平日午後に外出の帰路立ち寄りましたが、普段閑散としている境内は混雑しており、参拝にも行列ができていました。近隣につき、夜また立ち寄りましたが、夜はいつもどおり閑散としていて、夜のつつじをゆっくり眺めました(ただし、神社本殿は17:00に閉門、本殿外の境内は夜も出入りできます)


 連休前半の週末、外出途中に再度立ち寄ったところ、境内は大混雑していました。参拝の列もつつじ見学の列も長蛇になっていました。ゆっくり見学・参拝するには平日の早朝、夕方等のほうが良さそうです。
根津神社のつつじ
夜のつつじ 夜の根津神社境内


[2022年4月更新]
 都内各地が葉桜となった4月中旬に、再び吉祥寺白山神社に参拝しました。未だ満開の桜が残っており、ゆっくり見学しました。
 吉祥寺 白山神社


[2022年4月更新]
 約1週間後に再び吉祥寺に参拝しました。寒い日があったせいか、週末の雨天悪天候にも関わらず、桜は完全に散ってはおらず、散りはじめの桜を見学しました。また、白山神社根津神社にも参拝しました。いずれも境内の桜が満開になっていました。

 吉祥寺   白山神社 根津神社

【吉祥寺】
 最近足しげく参拝に訪れている本駒込の吉祥寺の桜も満開となりました。寺院内ということで混雑なく静かに桜を見て参拝いたしました。

 吉祥寺  

【染井霊園】
 巣鴨駅と駒込駅のほぼ中間にある
染井霊園は、明治初期に開設した都立霊園です。桜の名所としても知られていますが、3月末日に満開となっていました。「ソメイヨシノ」の「ソメイ」とは、江戸時代のこの辺り、染井村の植木屋が幕末に品種改良して「吉野桜」と称して売り出したものが広まったと言われています。霊園の西側に寺院があり、著名人の墓地があることでも知られています。日帰り温泉としてご紹介している東京染井温泉「SAKURA」のすぐ隣が染井霊園になります。

 染井霊園  

[2021年6月更新]
【白山神社】
 新型コロナ感染症による緊急事態宣言が継続する中、昨年に続き、今年もあじさいまつりが中止となった、白山神社に立ち寄り、参拝いたしました。まつりは中止でも、あじさいの花に変わりはなく、静かに参拝しました。
白山神社    


[2021年4月更新]
【根津神社】
 新型コロナ感染症の状況が予断を許さない中、自宅から徒歩圏内のエリアを散策する機会がこの1年間、相対的に増えています。神田明神湯島天神や、少し足を伸ばして、皇居外苑日比谷公園靖国神社等を訪れています。

 根津神社のつつじが見ごろを迎えた4月中旬、歩いて根津神社を何回か訪れ、参拝いたしました。新型コロナ感染症の第4波が懸念される状況下で、自宅から徒歩圏内の散策のみの生活を続けており、根津神社参拝の機会が増えました。訪れるごとに、つつじが開花し、美しくなっていきました。昨年に引き続き、お祭りはないものの、密を回避して、多くの人たちが静かにつつじを楽しんでいました。
根津神社のつつじ 


[2021年3月更新]
【吉祥寺】
 例年より早めに桜開花し、満開となった吉祥寺を訪ねました。
 吉祥寺  


[2020年12月更新]
【根津神社】
 Withコロナの在宅勤務中心の生活が続く中、谷根千を含む近隣エリアを散歩することが多くなりましたが、雨の平日の昼休みに根津エリアを散策しました。雨天とはいえ、根津神社に殆ど人がいない時間があり、一人で静かに参拝しました。雨の降り注ぐ静かな根津神社境内は荘厳な雰囲気でした。
根津神社


[2020年11月更新]
【釜竹(根津)】
 根津駅に近い、一歩入った静かな住宅街にある釜揚げうどんの店「釜竹」を訪ねました。目立たない場所にありますが、次々とお客様が訪れています。平日の昼に訪れたので、待つことはありませんでしたが、週末はさらに混雑するようです。明治43年に建てられた石蔵を改装した重厚な一室と、美しい庭を一望できるモダンな一室で構成された店内のうち、石蔵の一室で細麺のざるうどんをいただきました。また、美味しい大根サラダと1日10食限定の胡麻豆腐も味わいました。
 店内はもともとゆったりした座席配置になっており、新型コロナの感染症防止の密回避になっています。美しい庭園や歴史ある石蔵の内部天井を眺めながら、美味しいうどんを満喫しました。
釜竹     ざるうどん 胡麻豆腐


[2020年10月更新]
【東洋文庫】
 六義園に近い、不忍通り沿いの駒込警察署隣にある東洋文庫は、三菱第3代当主の岩崎久彌氏が1924年に設立した、東洋学分野での日本最古・最大の研究図書館であり、世界5大東洋学研究図書館の1つと言われています。その蔵書数は国宝や重要文化財を含む約100万冊であり、約80名のスタフ体制で歴史・文化研究および資料研究を行っているとのことです。この東洋文庫の中にある、東洋文庫ミュージアムを訪れました。
 モリソン文庫(岩崎久彌氏が北京駐在のオーストラリア人モリソン氏から購入した東アジアに関する書籍、絵画、冊子等約24000点が展示されています)や企画展、シーボルト・ガルテンと言われる中庭の庭園を見て、奥にあるオリエント・カフェでデザートをいただきました。カフェは、かつて岩崎氏が経営していたという小岩井農場と、東洋文庫の共同プロデュースになっていて、美しいシーボルト・ガルテンを眺めながら、隠れ家的で開放的な雰囲気の中、スイーツやランチやディナーを楽しむことができます。(外部から直接カフェだけ立ち寄ることも可能)

 東洋文庫 モリソン文庫   シーボルト
ガルテン
 
オリエント
カフェ
 


[2020年9月更新]
 東京都北区の田端を訪ねました。田端エリアは、明治時代中頃までは、雑木林や田畑の広がる閑静な農村だったと言われています。上野に東京美術学校(現・東京藝術大学)が開校した後、若い芸術家たちがこのエリアに住むようになり、芸術村になったと言われています。その後、大正時代になると、芥川龍之介や室生犀星が田端に移り住み、多くの文士が集うようになったとのことです。

【田端文士村記念館】
 JR田端駅北口の駅前にある田端文士村記念館は、田端で活躍した文士・芸術家の歴史を、後世に継承することを目的として1993年(平成5年)に設立されました。文士・芸術家たちの作品、原稿、書簡等の資料を展示するとともに、講演会などのイベントを開催しています。

【芥川龍之介旧居跡】
 JR田端駅南口に近い高台の住宅地に、旧居跡の立て札があります。付近は比較的新しい住宅街になっていて往年の面影は残っていません。

【聖地巡礼(JR田端駅南口)】
 映画
「天気の子」の舞台となったJR田端駅南口を訪ねました。芥川龍之介旧居跡の高台から急な階段を下りたところに南口はあります。山手線の内側にあるとは思えない、静かな、自動車も入らない秘境のようなエリアにある隠れ家的駅舎です。駅員はおらず、自動券売機が1つのみ、自動販売機が1つのみで駅前にはセレモニーホール以外、何もありません。「天気の子」のハイライトシーンの舞台となった、線路を見下ろす高台の細い坂道が、南口から続いています。あじさいが美しく咲いていました。

 JR田端駅は北口もあり、こちらには駅ビルやJR東日本の東京支社、ホテル等もあります。北口と南口は道路では直接つながっておらず、離れています。
田端駅・尾久駅は、古くから鉄道の重要拠点となっており、機関区等の車両基地があります。田端駅と、東北線・高崎線の尾久駅(同じ北区)、京浜東北線の上中里駅(同じ北区)に囲まれたエリアが車両基地ゾーンになっています。かつての花形蒸気機関車や北斗星、カシオペア、お召列車等の車両も在籍していました。
田端文士村記念館 芥川龍之介旧居跡  JR田端駅南口    


[2020年7月更新]
 今年は、つつじまつりも中止となりましたが、つつじが満開の4月下旬、日用品買い物の帰路に根津神社に立ち寄り、参拝いたしました。今年は出店もなく、人も少なくてひっそりしている根津神社境内に、つつじは美しく咲いて陽の光を浴びていました。現在の状況が終息することを静かに祈願して、帰路につきました。
 また、6月初旬の別の日に
白山神社に立ち寄り、参拝いたしました。こちらも今年は、あじさいまつりが中止になっていますが、あじさいの花が美しく、静かに境内に咲いていました。祭りの賑やかさがない今年は、ソーシャルディスタンスを確保して静かに花を見て参拝することが良さそうです。
根津神社 白山神社 


[2020年5月更新]
 外出自粛となる前の3月中旬、駒込の六義園と、本駒込の吉祥寺を訪ねました。桜が満開でしたが、時節柄外出を控え、濃厚接触を避けるべく気を付ける時期であり、人出は少なく、距離を置いて過ごしました。ただし、お彼岸ということで、吉祥寺を含めて本駒込周辺に多数ある寺院は、お墓参りの人たちで混雑していました。
六義園  吉祥寺


[2019年7月更新]
 4月下旬の週末、つつじが満開で、つつじ祭り開催中の根津神社を訪れました。多くの露店が開設され、多くの観光客、参拝者で賑わっていました。その後、徒歩で団子坂の森鴎外記念館を訪ねました。
根津神社つつじ祭り

【森鴎外記念館】
 森鴎外が1922年(大正11年)に亡くなるまでの30年間家族で居住した建物(観潮楼)は、しばらく家族が暮らした後、借家となり、1937年(昭和12年)の失火と1945(昭和20年)の戦災により、胸像、銀杏の木、門の敷石、三人冗語の石以外はすべて焼失したと言われています。
 1950年(昭和25年)、観潮楼跡は記念公園となり、1962年(昭和37年)、鴎外生誕100年の年、鴎外記念室を併設した文京区立鴎外記念本郷図書館が開館しました。その後、図書館移転等を経て、2012年(平成24文京区立森鴎外記念館として開館しました。
 館内には、森鴎外の常設展の他、企画展等を随時開催しています。森鴎外が支援した樋口一葉、与謝野晶子、平塚らいてふの企画展が開催されており、見学しました。その後、庭園に面したカフェでスイーツをいただきました。


[2019年4月更新]
 桜満開の六義園、吉祥寺、飛鳥山公園を訪ねました。
 
六義園は、桜の時期も夜21時までライトアップして開園しています。夜の満開の桜を満喫しました。
 吉祥寺も、境内は桜が満開となっていました。六義園も吉祥寺も駒込駅と本駒込駅を結ぶ本郷通り沿いにあり、徒歩圏内です。
 
飛鳥山公園は、駒込からメトロ南北線で北へひと駅、西ヶ原駅と、その北の王子駅の間にあります。
桜満開のライトアップの六義園 桜満開の吉祥寺  
    
 渋沢史料館 青淵文庫    晩香廬 
 飛鳥山博物館  紙の博物館 桜満開の飛鳥山公園   

【飛鳥山公園
 北区の王子にある飛鳥山公園は、江戸時代に8代将軍徳川吉宗が、庶民が花見をできる場所を整備するため、約1270本の桜を植えたと言われています。その後庶民に開放され、江戸から日帰りできる桜の名所として賑わいました。
 明治初期には上野公園や芝公園同様に最初の公園に指定されました。渋沢栄一が別荘を構えたと言われています。(本邸としても使用)
 北区飛鳥山博物館紙の博物館(旧王子製紙の収蔵資料を引き継ぎ、製紙記念館として設立したものを移転)、渋沢史料館の3つの博物館が公園内にあります。隣接する旧渋沢庭園には、晩香廬1917年(大正6年)竣工)、青淵文庫1925年(大正14年)竣工)の2つの建物が保存されており、国の重要文化財に指定されています。
 桜満開の週末に飛鳥山公園を訪ねました。多くの花見客で混雑していますが、東京都心の他のスポットに比べるとスペースに余裕がありそうで、花見の穴場スポットと言えそうです。公園を散策し、3つの博物館に入館しました。

 JRとメトロ南北線の王子駅、都電荒川線の飛鳥山停車場、メトロ南北線の西ケ原駅の間にありますが、駐車場もあり、若干待つもののマイカーでもアクセス可能なスポットです。


[2019年1月更新]
 紅葉時期の夜の六義園を訪れました。紅葉時期は夜21時までライトアップして開園しています。ウィークデイの夜20時過ぎとあって、あまり混雑しておらず、ゆっくり散策することができました。
六義園


[2018年4月更新]
 
とげぬき地蔵(高岩寺)のすぐ近く、巣鴨駅寄りの巣鴨地蔵通り沿いにある、老舗鰻料理の「八ツ目やにしむら」へ立ち寄りました。大正15年(1926年)創業の歴史あるお店です。通りに面したお店の間口は狭く、目立たない感じですが、店内はエレベータで2階席、3階席へ案内される造りになっており、広くきれいな店内で鰻重定食をゆっくりいただきました。柔らかくこんがりした美味しい鰻を満喫しました。
 食事の後、再びとげぬき地蔵(高岩寺)へお参りしました。
八ツ目やにしむら    高岩寺


[2018年1月更新]
 紅葉が見ごろな晩秋の六義園を再び訪れました。紅葉期間中は夜間もライトアップされて部分開園しています。駒込駅と反対側の正門から入場して園内を一周散策しました。紅葉を満喫した後、駒込駅前にある染井門(通常は閉門し、特別期間中のみ開門)から出場しました。紅葉見ごろな週末とあって、駒込駅前の染井門には入場の行列ができていました。
六義園


[2018年1月更新]
 1月1日の元日、白山神社根津神社を初詣の参拝で訪れました。好天に恵まれ、暖かい日差しのある中、まず、白山神社に約30分並んで参拝しました。白山神社から徒歩10分の根津神社は、露店が立ち並び、長い行列ができていましたが、約30分並んで参拝することができました。
 根津神社参拝の後、徒歩約15分の
上野寛永寺へ参拝に向かいました。途中谷中を散策しました。
言問通り沿いにある
旧吉田屋酒店上野にある台東区立下町風俗資料館の付設展示場)は、江戸時代から谷中にあった酒屋、吉田屋の明治43年(1910年)建築の建物を移築したものです。

白山神社の初詣   根津神社の初詣    旧吉田屋酒店

[2017年12月更新]
 再び巣鴨のとげぬき地蔵(高岩寺)を訪れました。今回は、西巣鴨駅から都電荒川線の庚申塚駅を経由して、北側から商店街を南下するルートで散策しました。休日の朝8時頃訪れたため、あまり参拝客がおらず、静かに参拝できました。洗い観音も行列なく、すぐにお参りすることができました。
    とげぬき地蔵(高岩寺)


[2017年9月更新]
 雨が多く、今年は数少なかった夏の暑い日に谷中を再び訪れました。

【大名時計博物館】

 江戸時代の珍しい「大名時計」を展示している博物館です。大名時計とは、江戸時代の大名お抱えの時計師たちが作ったもので、江戸時代の不定時法に合わせた時計とのことです。館内には、櫓時計・台時計・枕時計・尺時計・印籠の形の時計を展示しているとのことですが、生憎の休館日で残念ながら館内を見学できませんでした。
その後、谷中銀座等、谷中の街を散策しました。

 大名時計博物館  谷中銀座


[2017年7月更新]
 西洋庭園のバラが綺麗な初夏の週末に、久しぶりに古河庭園を訪れました。今回初めて洋館館内見学ツアーに参加しました。このツアーは、事前に申し込み予約必要とされていますが、定員に余裕があれば、当日受付もあるようで、当日申し込みができました。1グループ30〜40人の大人数で、1階のホール、元ビリヤード室、ダイニング(現喫茶室)、2階のホール、和室、洋室等を1時間かけて見学しました。天井の高い洋館の2階は、洋室2室、和室5室になっており、天井の高い和室は独特の雰囲気があります。
 ジョサイア・コンドル晩年の1917年(大正6年)に建てられた洋館は、関東大震災、太平洋戦争の被害なく、戦後、英国大使館付き武官の宿舎として利用された後、長らく放置されていた後、再整備されたと言われています。

 また、あじさいが満開で、あじさい祭り開催中の
白山神社へ久しぶりに訪れました。
   古河庭園 白山神社 


[2016年7月更新]
 旧中山道沿いにあり、とげぬき地蔵等で知られる、昔ながらの巣鴨界隈を散策しました。

 高岩寺   洗い観音

【巣鴨とげぬき地蔵】  ・・JR山手線、都営三田線・巣鴨から徒歩
 巣鴨駅から徒歩すぐの場所にある、
とげぬき地蔵は、正式には曹洞宗萬頂山高岩寺と言い、16世紀に湯島に建てられ、明治時代に現在地に移転したと言われています。聖観世音菩薩像に水をかけ、自分の悪いところを洗うと治ると言われる「洗い観音」が境内にあり、参拝客が行列していました。
 巣鴨駅から
とげぬき地蔵を経由して庚申塚へ続いている「巣鴨地蔵通り」は、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる昔ながらの商店街です。旧中山道の日本橋から出発して最初の休憩所として栄えたと言われています。現在も参拝客等で賑わっており、昔ながらの風情が感じられます。

 また、巣鴨駅からは、日帰り天然温泉の
東京染井温泉「SAKURA」への送迎バスが頻発しており(徒歩でも約10分)、心地よい温泉に立ち寄って帰ることもできます。


[2016年2月更新]
 駒込や上野からも近い、谷中・根津・千駄木エリアは、文京区と台東区にまたがる静かな住宅地エリアであり、「谷根千」と言われる古くからの町並みが広がっていますこのエリアを散策しました。

 谷中(夕やけだんだんと谷中銀座)  根津神社(つつじまつり)  白山神社(あじさいまつり)

【谷中】 ・・JR・京成日暮里駅北口から徒歩すぐ、またはメトロ千代田線・千駄木駅から徒歩
 谷中は、寺町と言われる、寺院の集まる街であり、関東大震災や太平洋戦争空襲の被害が少なかったため、昔ながらの町並みや寺院が多く残っています。日暮里駅北口を下車して西へ歩いていくと、タイムスリップしたような町並みが続いています。
夕やけだんだんと呼ばれる、西に向かって夕日を望める階段を下ると、谷中銀座という昔ながらの商店街が狭い道沿いに続いていて、古き良き時代の昭和レトロを感じることができます。

【根津神社】 ・・メトロ千代田線・根津駅から徒歩
 日本武尊が1900年近く前につくった言われる、歴史ある神社で、東京十社の一社とされています。境内はつつじの名所として知られており、毎年4〜5月には、つつじまつりが開催されています。文京区の本郷から根津にかけてのエリアには、森鴎外夏目漱石、樋口一葉といった日本を代表する文豪が住居を構えていた時代もあり、森鴎外記念館等の旧跡も残されています。社殿は、江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉により18世紀初めに建てられたと言われており、本殿・拝殿等の7棟が重要文化財に指定されています。

【白山神社】 ・・都営地下鉄三田線・白山駅またはメトロ南北線・本駒込駅から徒歩
 10世紀に加賀国の加賀一宮白山神社を勧請して、創建されたと言われる歴史ある神社です。江戸幕府の第5代将軍・徳川綱吉と生母桂昌院の厚い帰依を受け、以後徳川将軍家から信仰されたと言われています。毎年6月に
あじさいまつりが開催されており、3000株の紫陽花を見ることができます。


[2013年4月更新]

桜満開の吉祥寺 桜満開のライトアップの六義園

 桜満開の季節に本駒込にある吉祥寺と、駒込にある六義園を訪れました。まず、吉祥寺は、本駒込から徒歩すぐの住宅街の一角にあります。大通り沿いはマンションビル群の陰に隠れたような感じにもなっていますが、広い境内は桜が満開でとても美しく静かな空間です。人も少なく桜を満喫する穴場的なスポットと感じました。次に徒歩で本郷通りを北へ向かい、駒込の六義園を訪れました。本駒込側の南の入口から入場し、ライトアップが始まった夕方の六義園を散策しました。桜の季節、ライトアップで夜も開園中の六義園は、花見の人々で行列ができていました。

【吉祥寺】・・地下鉄南北線・本駒込駅から徒歩
 太田道灌が15世紀に創建したと言われる吉祥寺は、17世紀、明暦の大火の後、現在の場所へ移転したと言われています。曹洞宗の寺院で、戦災で焼失しましたが、山門等が往時のまま残っているようです。


 JR山手線・駒込駅周辺には、昔ながらの町並み、閑静な住宅街が広がっています。この駒込駅に近い、2つの庭園を訪れ、共通の入園券を購入して散策しました。山手線の内側にある六義園と、山手線の外側、JR京浜東北線の上中里に近い古河庭園とは、少し離れた場所にありますが、駒込の町並みを散策しながら回るのは、丁度よいハイキングコースです。

【六義園】
【古河庭園】

【六義園】
・・JR山手線・地下鉄南北線・駒込駅から徒歩
 小石川後楽園とともに江戸の二大庭園と言われており、17世紀(元禄年間)、江戸幕府の五代将軍・徳川綱吉の時代に、柳沢吉保が造り上げた庭園と言われています。明治時代に入り、三菱創設者の岩崎弥太郎の所有となり、昭和になって東京市へ寄付され一般公開されるようになったとのことです。美しい紅葉の時期に訪れ、庭園内を散策しました。美しい池を囲むように和風の庭園が築かれており、小高い丘の上「藤代峠」からの眺望を楽しみ、森林の中の小道を散策していると、都心にいることを忘れ、心身ともリフレッシュすることができます。園内の休憩所で抹茶やお菓子をいただき、ゆっくり休憩しました。

【古河庭園】・・JR山手線・駒込駅、地下鉄南北線・西ヶ原駅、JR京浜東北線・上中里駅から徒歩
 明治時代に陸奥宗光の別邸として造られ、その後、古河家の所有となり、国に譲渡され、東京都が借り受け、一般公開されるようになったと言われています。園内には、洋館、洋風庭園、和風庭園があり、和洋折衷の美しい庭園と建物を満喫することができます。現在の洋館と洋風庭園は、旧岩崎庭園洋館や鹿鳴館等を設計したジョサイア・コンドルと言われています。洋館の周りには、美しいバラが咲き並び、西洋の宮殿庭園のような美しさがあります。また、和風庭園は、池の周りに美しい木々と庭園が築かれ、紅葉の中、散策しました。

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