レトロな町並み18・食事処6−上野・浅草


 上野・浅草周辺のレトロなスポット、食事処を紹介いたします。昔ながらの東京を振り返るスポットが多く、老舗の食事処も多く、何度訪れても飽きることのない魅力的なエリアです。その一部をご紹介します。


[2025年1月更新]
【上野動物園】
 
上野動物園は、1882年(明治15年)に農商務省所管の博物館付属施設として開園した、日本で最初の動物園です。国重要文化財の旧寛永寺五重塔(17世紀再建)や、藤堂高虎が建てた閑々亭(19世紀再建)、旧正門(20世紀初頭建築)、日本最初のサル山等の歴史的建造物も園内にあります。

 約20年ぶりに
上野動物園を訪ねました。9月15日?21日は敬老の日週間として、東京都内の上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族館等が60才以上は無料となります。敬老の日週間ですが、猛暑の平日ということで園内は空いていました。根津から近い、1番空いている不忍通り沿いの池之端門から入り、約1時間少々でキリンやパンダ、小獣や爬虫類等がいて不忍池のある西園と、クマやトラ、象や猿のいる東園を周遊しました。廃止になったモノレールがもともと東園と西園を結んでいましたが、今はシャトルバスが運行されています。西園・東園の間を結ぶ、いそっぷ橋を歩いてもすぐの距離です。

 猛暑ということで、ホッキョクグマやゴリラ等多くの動物が室内へ退避しており、見れない動物が少なからずいました。パンダ園だけは混雑しており、中国への返還が決まったリーリーとシンシンが約80分待ち行列、レイレイが約40分待ちということで、レイレイの待ち列に並びました。(もう1頭のシャオシャオは非公開) 猛暑の待ち列は疲れますが、実際はちょうど30分待ちでパンダ園の室内へ入れました。一定人数づつ室内へ案内され、時間制限があり、室内の2区画を1分づつ、計2分で退室することになります。パンダレイレイ含めて約2時間の園内周遊で久しぶりの動物園を満喫しました。

池之端門 上野動物園・西園 西園(パンダの森)
閑々亭 上野動物園・東園

[2024年4月更新]
 寒い日々が続き、昨年より開花時期が遅くなった東京の桜は、3月末に開花し、4月初旬に満開となりました。4月初旬に上野公園隅田公園、浅草寺を散策いたしました。コロナ禍が収束し、制限のない春ということもあり、外国人観光客を含む多くの人たちで平日休日を問わず賑わっていました。その後も寒い日が多かったこともあり、満開の桜は4月第2週(4月8日〜12日)まで見ることができました。

 
浅草仲見世 浅草寺 隅田公園
隅田公園 韻松亭(上野公園) 上野公園
上野公園 不忍池(上野公園)   
不忍池(上野公園) 東京芸大


[2023年9月更新]
 上野の東京国立博物館の日本庭園の各建物は、通常一般公開されていませんが、7月中旬から約半年間の期間限定で、応挙館TOHAKU茶館として公開されており、暑い週末土曜日の午後に訪れました。

 応挙館は、愛知県の天台宗寺院・明眼院の書院として18世紀に建てられ、その後、品川の三井物産初代社長の益田孝氏邸内に移築され、昭和8年(1933年)に東京国立博物館へ寄贈されたと言われています。江戸時代の絵師、円山応挙が明眼院に滞在した際に描いたと言われる墨画の襖絵があります。(現在は複製で原本は収蔵庫で保存)
 期間中、館内で様々なイベントも開催されますが、訪問した時間中は、和室内で軽食や美味しいお茶がいただけるとのことで、おにぎり2つと白味噌汁、お茶のセットを味わいました。特に京風の白味噌汁は格別で、冷房はないが、扇風機と風通しで涼しく感じる館内でゆっくり寛ぎました。暑い夏の日のせいか庭園内も館内も閑散としており、静かに過ごすことができました。

 その後、東京国立博物館内にある
法隆寺宝物館を初めて訪れました。明治初期に法隆寺から皇室へ献納され、戦後国に移管された宝物300件ほどが展示されています。奈良の正倉院の宝物よりも古い7世紀の宝物が展示されており、国宝や重要文化財も多数陳列されています。

応挙館(TOHAKU茶館  法隆寺宝物館

[2023年4月更新]
 例年より早く、3月20日週に上野公園や不忍池、浅草寺や隅田公園の桜が満開になり、散策しました。3年ぶりに制約の無い春となり、多くの人が訪れていました。特に浅草は、平日にも関わらず多数の外国人観光客で賑わっており、コロナ禍前の賑わいに戻っていました。

【隅田公園】
 隅田川を挟んで浅草側の台東区と、東京スカイツリー側の墨田区にある隅田公園は桜の名所として知られています。美しい隅田川と東京スカイツリー、鉄橋を渡る東武の電車等を背景に美しい桜を望むことができ、多くの観光客が訪れていました。隅田川の両岸を東武の鉄橋に沿って「すみだリバーウオーク」という人道橋が架かっており、東京スカイツリーから浅草方面へ最短ルートで散策することができます。

 4月初旬の週末に再び
上野公園不忍池を訪ねました。2週間ぶりの好天の週末とあって、4年ぶりの花見宴席の人たちで混雑していました。上野公園にある東京国立博物館を久しぶりに訪れ、その庭園を散策しました。こちらは上野公園の花見スポットとほぼ反対側に位置し、人出も普段の週末より少なめで静かに桜を見ることができました。

 雷門 仲見世  浅草寺    
隅田公園と東京スカイツリー  上野公園
上野公園と不忍池
上野公園と不忍池(4月初旬) 東京国立博物館(4月初旬)

[2022年4月更新]
【上野公園・不忍池】
 3月下旬の夜、桜が開花した上野公園不忍池を訪れました。上野公園は昨年同様、片側一方通行に仕切ったうえでライトアップされていました。シートを敷いての花見が禁止されていることもあり、人は少なめで静かに花見することができました。その後、4月初旬の昼にも立ち寄りました。前日の雨で少し散りかけていましたが、平日でも多数の人が訪れていました。

上野公園 
韻松亭 旧博物館動物園駅 東京芸大  不忍池
不忍池

 上記から約1週間後に再び上野公園に立ち寄りました。寒い日があったせいか、週末の雨天悪天候にも関わらず、桜は完全に散ってはおらず、散りはじめの桜を見学しました。

上野公園 不忍池

 都内各地が葉桜になってきた4月中旬、数回また夜の上野公園・不忍池に立ち寄りました。不忍池には散っていない桜もあり、ライトアップしたスカイツリーや月を見ながら、ゆっくり散策しました。

不忍池

[2021年10月更新]
ようやく緊急事態宣言が解除される時期に、久しぶりに浅草を訪ねました。平日夕方ということで、一定の観光客はいるものの、仲見世も閉店直前の静かな時間帯に散策しました。

【浅草神社】
浅草寺の隣にある
浅草神社は、江戸三大祭りの1つ「三社祭」で知られる神社です。創建は平安時代末期から鎌倉時代と言われており、明治初期の神仏分離により、浅草郷の総鎮守として、浅草神社となっています。17世紀に徳川3代将軍・家光公により建立寄進された権現造りの社殿は、関東大震災や戦災の被害を免れ、当時の面影を残しており、国の重要文化財に指定されています

【松屋浅草店・東武浅草駅】
昭和6年(1931年)に、東武鉄道浅草雷門駅(現:浅草駅)開業に際し、駅ビルとして松屋浅草支店が開店しました。建物は昭和初期を代表するアール・デコ調の建造物で、関東では初めての百貨店併設のターミナルビルとして開業しました。2012年にリニューアルにより往年の姿に改装され、現在に至っています。

【駒形橋】
1927年(昭和2年)に竣工した隅田川にかかる橋で、昔ながらの雰囲気を残しています。隅田川越しに東京スカイツリーを望むことができます。橋の西詰には駒形堂があります。浅草寺本尊聖観音像の「示現の地」とされ、船で来訪する参詣者はここで下船し、駒形堂に参詣してから観音堂へ向かったと言われています。

浅草寺 浅草神社
仲見世 雷門 花やしき 木馬亭  浅草演芸ホール
 浅草公会堂 東武浅草駅  浅草文化観光
センター
駒形橋からの
スカイツリー 
 駒形堂

[2021年3月更新]
【上野公園】
 例年より早めの開花となった上野公園を訪れました。昨年は閉鎖され通行できないようになっていましたが、今年は片側一方通行に仕切ったうえでライトアップされていました。

    上野公園 東京芸大 
寛永寺   上野公園  国際子ども図書館 奏楽堂 

[2021年3月更新]
【横山大観記念館】
 上野不忍池の前、不忍池通り沿いに横山大観記念館があります。岡倉天心を師と仰ぎ、東京美術学校(現東京芸術大学)の第一期生として、上野池之端に居住して作画に取り組み、日本の美術界を牽引した横山大観の作品の他、近代作家の絵画、彫刻作品、大観旧蔵の陶磁器、古画、画材などが所蔵されています。横山大観は明治41年(1908年)から、この地に居住したと言われており、住居は戦災で焼失した後、昭和29年(1954年)に再建され、その後90才で没するまで、この地で制作に取り組んだと言われています。数寄屋造りの旧宅建物と庭園が保存されており、客間、居間、アトリエ等が展示スペースとして公開されています。

横山大観記念館  

[2020年12月更新]
 上野公園の北、東京国立博物館の西側エリアにある東京芸大周辺を散策しました。

【旧東京音楽学校奏楽堂】
 東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の校舎として、1890年(明治23年)に建築されたと言われています。この音楽ホールでは、瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初のオペラ公演でデビューを飾ったと言われています。老朽化した建物を台東区が東京藝術大学から譲り受けて、現在地へ校舎を移築・復原し、1987年(昭和62年)に旧東京音楽学校奏楽堂として一般公開を開始しました。建物は重要文化財の指定を受けています。

【東京藝術大学・大学美術館陳列館】
 1887年(明治20年)設立の東京美術学校が収蔵品展示のため、1929年(昭和4年)に建てた赤煉瓦造の陳列館は、大学美術館の本館ができるまでは、 メイン・ギャラリーとして使用された展示室と言われています。現在は企画展開催時のみ公開されているそうです。

【旧博物館動物園駅】
 京成電鉄の博物館動物園駅は、京成電鉄の日暮里駅−上野公園駅(現京成上野駅)延伸と同時に中間駅として1933年(昭和8年)に開業し、その後、1997年に営業休止、2004年に廃止されたと言われています。廃止後も駅舎やホームは保存され、2018年には東京都選定の歴史的建造物に指定されています。

奏楽堂 旧博物館動物園駅 

[2020年11月更新]
 東京国立博物館の特別展(きもの展)を見学するため、上野エリアを散策しました。新型コロナウィルス感染症の再拡大の中で、各博物館や動物園等、事前のWEB予約による人数制限が行われています。
東京都のGOTOキャンペーン除外や県外移動自粛の環境下で、東京都民中心に感染予防に留意しつつ近場の上野エリアを散策する人の姿が見られました。

東京国立博物館本館 平成館  国立科学博物館 上野駅

[2020年4月更新]
 ご承知のとおり、新型コロナウィルス感染症の影響により、上野公園の一部が通行禁止となっており、博物館等の施設も閉鎖されております。3月末平日に仕事で外出の帰り、上野公園を通って帰宅しました。上野公園の桜は満開でしたが、通りが閉鎖されており、人は殆どいませんでした。

上野公園(2020年3月末)  

 なお、上野公園内にある博物館・美術館も閉館となっていますが、昨年秋の紅葉時期に訪れた、東京国立博物館について、以下ご紹介いたします。東京国立博物館は、上野公園の一番奥、道路を越えた場所にあります。

【東京国立博物館】
 1872年(明治5年)創設の日本最古の博物館で上野公園内にあります。本館、表慶館、 東洋館、平成館、法隆寺宝物館の5つの展示館と資料館その他の施設があります。
 本館は1937年(昭和12年)に竣工、翌年開館し、その重厚な建物は和洋折衷建築となっており、国の重要文化財に指定されています。表慶館は1909年(明治42年)に後の大正天皇成婚を祝う目的で開館し、石造および煉瓦造2階建てのネオ・バロック様式の建物は、国の重要文化財に指定されています。現在は企画展会場として利用されています。
 この博物館を2回訪れました。1回目は、本館で開催された企画展を見学し、本館内を一周しました。玄関や館内、階段等、昔ながらの雰囲気を残す重厚な館内は一見の価値があります。2回目は、秋の庭園公開期間中に、美しい和風の日本庭園を散策し、その後、隣の平成館で開催の特別展を見学しました。

東京国立博物館本館   庭園
庭園   表慶館  

[2019年4月更新] 
 桜満開の上野公園を散策しました。金曜日の夜ということで大勢の花見客でとても混雑していました。

上野公園     上野精養軒 

[2018年1月更新] 
 1月1日に初詣で上野の
寛永寺を訪ねました。好天に恵まれた中、白山神社根津神社と参拝し、根津神社から谷中を経由して徒歩約15分の上野の寛永寺に参拝しました。参拝客も少なく、とても静かにお参りすることができました。
 その後、徒歩で
上野公園を散策し、公園内にある上野東照宮を再び訪れ、参拝しました。以前訪れた時は改装中でしたが、今回は東照宮の境内に入場して本殿に参拝することができました。東照宮の拝観券とセット券を購入して、ぼたん園にも入園し、冬ぼたんを観賞しました。ここからは、寛永寺の五重塔を望むことができます。

【寛永寺】
 
上野公園の北側にある天台宗の寺院で、寛永2年1625年)に、江戸城の鬼門(東北)にあたるこの場所に、天海大僧正によって建立されたと言われています。後に第4代将軍・コ川家綱公の霊廟が造営され、将軍家の菩提寺も兼ねるようになったとのことです。
 京の都の鬼門(北東)を守る比叡山に対して、「東の比叡山」という意味で山号を「東叡山」としたと言われています。徳川歴代将軍15人のうち人の廟が
寛永寺に造営されています。芝の増上寺と、上野の寛永寺に交互に廟が造営されるようになったと言われています。
 江戸時代当時の建物の大部分は、幕末の戊辰戦争で
失われたとのことです。中心となる根本中堂は、徳川綱吉の時代に建てられましたが、現在の建物は、川越の喜多院本地堂を移築したものと言われています。

  寛永寺 上野東照宮     ぼたん園

[2016年2月更新] 
 年末の買い物客で賑わうアメ横を訪ねました。


国立国会図書館・国際子ども図書館 上野東照宮 アメ横 
旧岩崎邸庭園 国立科学博物館
日本館(本館)
上野駅

〜上野周辺〜
【アメ横】
・・JR・メトロ御徒町駅、JR・京成電鉄・メトロ上野駅、メトロ上野広小路駅、都営大江戸線・上野御徒町駅から徒歩[NEW]
 JR上野駅と御徒町駅の高架に沿った約400mの商店街は、アメ横と呼ばれています。戦後の闇市を経て、商店街がつくられ、生鮮食品や衣類、雑貨、宝飾品等の商店があります。年末になると正月の生鮮食品を求める人たちで大変賑わいます。朝の連続ドラマの舞台(アメ横女学園の練習場)としても有名になりました。

国立国会図書館・国際子ども図書館・・JRまたは京成電鉄または営団地下鉄・上野駅から徒歩
 唯一の児童書専門図書館である国際子ども図書館は、1906年に帝国図書館として建てられ、その後国立図書館の支部・上野図書館として使用された、東京都の歴史的建造物であり、重厚な欧風建築の建物です。東京芸大と国立博物館の間、静かな上野の森の北部にあります。子どものへや、世界を知るへや、本のミュージアムやレストラン等もあり、往年の建築を偲びながら、親子でゆっくり過ごすことができます。

上野東照宮・・JRまたは京成電鉄または営団地下鉄・上野駅から徒歩
 上野公園の中にある上野東照宮は、徳川家康公を祀っており、1627年に建てられたと言われています。現存する社殿は1651年に建てられたと言われています。併設するぼたん園では、春のぼたん祭が開催されており、美しいぼたんの花を楽しみました。

【旧岩崎邸庭園】・・営団地下鉄・湯島駅または上野広小路駅から徒歩
 三菱を創設した岩崎家の本邸として、1896年に英国人ジョサイア・コンドルにより建てられました。洋館・撞球室・和館の3つが現存しており、公開されています。重厚な洋館と、併設の和館とのコントラストがとても印象的で、和館のお茶席では、抹茶や和菓子、かき氷等を味わうことができます。また、江戸時代から明治時代初期に大名屋敷の庭園は、都心の憩いの場になっており、ミニコンサート等も開催されるようです。

【横山大観記念館】・・営団地下鉄・湯島駅または上野広小路駅から徒歩
 日本画家・横山大観の住居が記念館として公開されています。太平洋戦争で焼失し、1954年に再建され、1958年に没するまで、この場所で作品を制作したと言われています。昔ながらの日本建築の住居と庭園の中で、横山大観の作品に触れることができ、往年の姿が偲ばれます。

【国立科学博物館】・・JR上野駅または京成上野駅、営団地下鉄・上野駅から徒歩
 上野公園の中にある国立科学博物館は、教育博物館として開園し、現在の日本館(旧本館)は1931年に建てられました。3階建ての重厚な建物は、昭和初期の面影をそのまま残しています。2007年にリニューアルし、日本列島や日本の自然に関する展示がされています。レトロなムード漂う館内を散策していると、昭和初期にタイムスリップしたような気分になります。また、2004年に開館した新館(地球館)には、科学技術や地球、宇宙、恐竜等に関する展示があります。

【韻松亭】・・JR上野駅または京成上野駅、営団地下鉄・上野駅から徒歩
 上野公園の中にある韻松亭は、明治8年創業の日本料理の老舗です。昔ながらの木造建築の建物の中で、昼は三段弁当や花籠膳、会席料理等を気軽な料金で楽しむことができます。夜は、鳥すき焼き、会席等のメニューがあるようです。昼に立ち寄り、美味しくヘルシーな花籠膳をいただきました。

【上野精養軒】・・JR上野駅または京成上野駅、営団地下鉄・上野駅から徒歩
 不忍池を望む上野公園の高台にある上野精養軒は、明治5年創業のフランス料理の老舗レストランです。メインダイニングのグリルフクシマ、カフェランドーレ、 ビヤガーデン等もあり、カフェでは気軽に老舗西洋料理を楽しむことができます。ウェディングや様々なパーティにも使用されています。

【上野駅】
 上野駅は、古くから東京の北の玄関口として親しまれてきたターミナル駅です。現在の駅舎は1932年(昭和7年)の建築で、昭和初期の雰囲気をそのまま残しています。1985年の東北新幹線開業、1997年の長野新幹線開業により在来線の特急・急行列車が大幅に減少し、1991年の東北新幹線の東京駅延伸により、かつての長距離列車ターミナル駅の雰囲気は消えつつありますが、13〜17番線ホームは行き止まりの、ヨーロッパのターミナル駅の雰囲気を持っており、日本では数少ない情緒ある駅です。また、駅舎内には、レトロ館としてレストランやカフェ等があり、往年の雰囲気に浸りながら食事を楽しむことができます。




雷門  仲見世  花やしき 蛇骨湯 

〜浅草周辺〜

【浅草寺】・・東武浅草駅または営団・都営地下鉄・浅草駅またはつくばエクスプレス浅草駅から徒歩
 浅草にある浅草寺は、その始まりが7世紀と言われる、歴史ある寺院です。江戸時代から明治時代にかけ、 浅草は庶民の街、盛り場として発展しました。浅草寺の本堂、五重塔等、多くの建物は太平洋戦争の空襲で焼失し、戦後再建されたようです。また、有名な雷門から宝蔵門に至る表参道の両側に並ぶ土産物屋や商店街は「仲見世」と呼ばれ、多くの参拝客、観光客で賑わっています。

【花やしき】・・東武浅草駅または営団・都営地下鉄・浅草駅またはつくばエクスプレス浅草駅から徒歩
 浅草寺に近い浅草の一角にある「花やしき」は、日本最古の遊園地と言われています。1853年に開園し、太平洋戦争中に一旦取り壊された後、戦後再び開園したと言われています。戦前は、動物園としても開園し、様々な動物がいたと言われています。メリーゴーランドや観覧車から、日本最古と言われるローラーコースターから、お化け屋敷まで、あらゆる年齢層の人たちが、気軽に昔ながらの遊園地を楽しむことができます。

【浅草今半】・・東武浅草駅または営団・都営地下鉄・浅草駅またはつくばエクスプレス浅草駅から徒歩
 明治28年創業の浅草今半は、すき焼き、しゃぶしゃぶ等、牛肉日本料理の老舗です。国際通り本店、オレンジ通り店の2つの店が浅草にあります。すき焼き、しゃぶしゃぶ、ヒレステーキの御膳、懐石料理や牛丼、ステーキ丼等のメニューがありますが、ランチタイムは、気軽な料金で老舗の味を楽しむことができます。また、オレンジ通り店は、比較的気軽な料金で御膳、定食等を楽しむことができます。改築はされていますが、レトロな雰囲気のある店内で、明治時代の香りのする牛肉料理を味わうことができます。

【大黒屋天麩羅】・・東武浅草駅または営団・都営地下鉄・浅草駅またはつくばエクスプレス浅草駅から徒歩
 浅草寺近くにある、明治20年創業の大黒屋天麩羅は、濃厚な独特なたれの天丼で知られています。天丼、海老天丼、天麩羅定食等、老舗の天麩羅を味わうことができます。特にご飯が見えない大きな天麩羅の海老天丼等は、とても食べ応えがあり、味わいがあります。

【蛇骨湯】・・東武浅草駅または営団・都営地下鉄・浅草駅またはつくばエクスプレス浅草駅から徒歩[NEW]
 国際通りに近い路地の奥にある、江戸時代創業の天然温泉銭湯です。昔ながらのお風呂と黒湯を楽しむことができます。(詳細は「手軽に日帰り温泉スポット」の東京の日帰り温泉で紹介しています)

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