東京の温泉(都心部)


 近年、首都圏にも日帰り温泉スポットが数多くオープンし、手軽に温泉が楽しめるようになりました。信州の温泉等に比べると、全体的に料金が高め(2000円前後、平日と休日で料金差ありが標準)ですが、それでも会社帰りや週末に近場で天然温泉を楽しめるとあって、週末は混雑しているようです。その中で、最近訪れたスポットを順次紹介していきます。
[2023年8月]

 リニューアルしたスパ・ラクーアを訪ねました。
[2022年1月]
 RAKU SPA 1010 神田に立ち寄りました。
[2021年12月

 数年ぶりにテルマー湯に立ち寄りました。
[2020年7月]
 東京染井温泉を再び訪ねました。

[2020年6月]
 豊島園温泉・庭の湯を再び訪ねました。
[2018年12月]
 楽天地スパを再び訪ねました。

[2018年6月]
 武蔵小山温泉を訪ねました。


【武蔵小山温泉・清水湯】
最寄駅:東急目黒線・武蔵小山から徒歩 ナトリウム炭酸水素塩泉他

 東急目黒線の武蔵小山駅から徒歩5分の住宅街にある、日帰り温泉銭湯の清水湯を訪ねました。大正時代に創業した歴史ある銭湯が、平成になって温泉を採掘したと言われています。2つの種類の温泉を楽しめる銭湯として知られています。
 内湯は、東京を代表する
黒湯のこじんまりしたタイルのお風呂で、ジエットバス、電気風呂もあります。とても気持ちよく温まり、湯上りがさっぱりしています。他にサウナと水風呂があります。露天風呂は、黄金の湯、黒湯の2つのお風呂があります。黄金の湯は、その名の通りの色で、黒湯より深い地層から湧き出ていて、療養泉にも認定されているとのことです。
 館内には休憩コーナーもあります。銭湯の料金で手軽に入れる分、アメニティはありませんが、120円の手ぶらセット、100円のレンタルバスタオルがあり、手ぶらで手軽に立ち寄ることもできます。土曜日の夕方ということで、地域の方々含めて大変賑わっていました。


【新宿・テルマー湯】
最寄駅:都営地下鉄・メトロ新宿三丁目、東新宿から徒歩、JR新宿駅東口から徒歩、ナトリウム・カルシウム・硫酸塩温泉

[2021年12月更新]
 数年ぶりに
テルマー湯に立ち寄りました。平日日中でも老若男女、特に若い人たちが多く来店しているのは、さすが新宿歌舞伎町の温泉という感じもします。とは言え混雑とまではいかないので、ソーシャルディスタンスを確保して、ゆっくり寛ぐことができました。
 1階に受付と男女ロッカールームがあり、館内着に着替えてから、各エリアに移動する流れは変わっていません。2階の浴場の脱衣室で脱衣して浴室に入ります。3階や4階、地下2階にはリラクゼーションエリアが、地下1階にはレストランがあります。中伊豆からお湯を運んだ露天風呂「神代の湯」と寝湯、内湯の高濃度炭酸泉湯、ワインの湯、白湯やジャクジー湯、寝湯、樽湯等でゆっくりしました。
新宿歌舞伎町とは言え、東新宿駅に近い静かなエリアにあり、喧騒を忘れてゆっくりすることができます。

テルマー湯 新宿中央公園夜景

 2015年に、新宿の歌舞伎町の北にオープンした日帰り温泉です。新宿駅、新宿三丁目駅、東新宿駅の中間にあり、アクセスが良い場所にあります。中伊豆温泉「神代の湯」から毎日お湯を運搬して提供する天然温泉です。お風呂はこの天然温泉の広い露天風呂と寝湯の他、高濃度炭酸浴の広いタイルの内風呂、白湯、ジャクジー湯、サウナ等があります。他に別料金の岩盤浴エリアもあります。特に炭酸浴は、温めですが良く温まり、湯上りもさっぱりしています。
 館内には、ゆったり寛げる広いラウンジ、レストランやボディケア等のリラクゼーションコーナーがあります。都心ど真ん中なので料金設定は高めですが、真新しい施設でゆっくり入浴し、リラックスすることができます。


【浅草・蛇骨湯】・・大変残念ながら、2019年5月31日をもって閉店となりました。
最寄駅:つくばエクスプレス・浅草、東武線・都営地下鉄浅草線・メトロ銀座線・浅草、またはメトロ銀座線・田原町、都営大江戸線・蔵前から徒歩、メタけい酸・重炭酸ソーダ泉

 浅草の国際通りから狭い路地を入り、さらにもう1本路地を入った奥に、蛇骨湯があります。この天然温泉銭湯は、江戸時代から続くと言われる歴史ある温泉です。雷門通りや国際通りから近いものの、目立たない路地の奥にあり、知る人ぞ知るという雰囲気の温泉です。しかしながら、日曜日とあって、開店の13時早々から多数の入浴客が訪れ、更衣室も浴室も混雑していました。
 お風呂は、昔ながらのタイル張りの
四角い内湯、ボディジェットバス、スーパージェットバス、でんき風呂、半露天風呂があります。男女浴室の壁面一杯に大きく壮麗な富士山の絵が描かれており、昔ながらの、江戸時代を彷彿させるような雰囲気です。お湯は、黒湯と呼ばれる黒褐色の天然温泉で、ほのかな塩分の香りがあります。とてもよく温まり、湯上りはさっぱりしています。

 浅草観光の途中で、昔ながらの温泉銭湯を堪能するのに絶好のスポットです。入浴料金も銭湯価格でとてもリーゾナブルでありながら、リンスインシャンプーとボディーソープが標準装備され、かつタオル付きの手ぶらセットもあります。

蛇骨湯     雷門 仲見世

【板橋温泉】
最寄駅:都営地下鉄三田線・板橋本町から徒歩、ナトリウム塩化物強塩温泉

 首都高速5号池袋線の板橋本町IC、および都営地下鉄・三田線の板橋本町駅から近い、閑静な住宅街の一角に板橋温泉「スパディオ」があります。一方通行の狭い住宅道路を車で走ると、大きくモダンな温泉の建物が姿を現します。1階が駐車場、2階が受付とマッサージコーナー、レストラン、休憩室、3階が浴室ゾーンになっています。前面がガラス張りの吹き抜けの建物は、開放的で明るい感じがします。お風呂は、内湯が褐色で塩分の強い天然温泉の大風呂や、リラックスバス、、ローリングバス、エステバス、うきうき風呂等、露天風呂は岩の温泉露天風呂とスカイジャクジーがあり、天然温泉を含めて様々なお風呂で寛ぐことができます。入浴前にレストランで日替わりランチをいただき、入浴後には、マッサージコーナーで全身をほぐしてリフレッシュしました。

 住宅街にあり、カーナビがないと分かりにくいのが難点ですが、首都高速や国道17号線、環状7号線から近く、東北道や関越道方面含めた外出の帰路等、手軽に立ち寄ることができそうな日帰り温泉スポットです。館内着、タオルがセットで手ぶらで立ち寄れ、また、18時以降は割安料金が設定されています。


【楽天地スパ】
最寄駅:JR総武線・メトロ半蔵門線、錦糸町から徒歩、ナトリウム塩化物冷鉱泉

[2018年12月更新]
 数年ぶりに錦糸町駅前の楽天地スパを訪ねました。楽天地ビルは、シネマ含めて改装中ですが、9階にある男性専用の楽天地スパは通常どおり営業しています。24時間営業なので、他の都内の日帰り温泉があまり営業していない、朝8時や9時からでも入れるのが魅力的です。
 天然温泉の濃厚な黒湯と、温湯の高濃度炭酸泉でゆっくり温まり、入浴後はマッサージルームでマッサージを受け、展望レストランで下町ラーメンの昼食を味わい、ゆったり寛ぎました。展望レストランと隣の休憩コーナーからは錦糸町駅前を眺望することができます。


 地下鉄半蔵門線の錦糸町駅から地下直結の楽天地9階にある「楽天地スパ」は、男性専用の天然温泉です。お風呂は、内湯のみで、黒湯の天然温泉と、人工の炭酸水素泉、サウナ、水風呂があります。明るく清潔感ある浴室で、黒湯はほのかな香りがあり、柔らかく体にやさしい感じです。炭酸水素泉は温めですが、心臓泉とも言われるようで、よく温まり、血行促進効果があるとのことです。10分以上入浴すると湯当たり注意と注意書があります。館内には、マッサージ室、あかすりコーナー、レストラン、休憩室、読書室等もあります。24時間営業で仮眠もできます。同じビルの映画館とのセット割引もあるようです。都心にありながら、心地よい天然温泉が楽しめますが、女性と小学生以下は入館できないので、おとうさんたちの仕事帰りのリフレッシュ隠れ家として、貴重なスポットです。


【東京天然温泉】
最寄駅:JR総武線・新小岩から送迎バス、ナトリウム塩化物強塩泉

 葛飾区の新小岩にある「東京天然温泉 古代の湯」は、地下1,700mから湧き出る天然温泉です。桧風呂、バイブラバス、歩行浴、寝湯、温泉内湯からなる内風呂と、岩の3つの露天風呂等、様々なお風呂が楽しめます。やや褐色の塩分の強いお湯は、よく温まり、湯上りがさっぱりしています。館内にはレストラン、リラックスコーナー、マッサージルーム、宴会場等があります。食事を楽しみ、マッサージをしてリラックスしました。また、同じ敷地内にはボーリング場やゴルフ練習場、自動車教習所もあります。ゴルフやボーリングも含めて、一日ゆっくりすることもできます。


【大師の湯】
最寄駅:東武伊勢崎線西新井から徒歩、ナトリウム塩化物強塩泉

 東武伊勢崎線の西新井駅前にある「大師の湯(THE SPA 西新井)」は、スポーツクラブも併設された天然温泉施設です。お風呂はタイルの内風呂、岩の露天風呂、寝湯、ジェットバス等があります。お湯は透明マイルドで塩分があり、よく温まります。館内にはレストラン、マッサージ等のリラクゼーションコーナー、お休み処等もあり、清潔感あるモダンな館内でゆっくり寛ぐことができます。23区内にあっては、比較的リーゾナブルな料金で温泉を楽しむことができます。

 温泉に入る前、西新井駅から単線の東武大師線で1駅の大師前にある真言宗の寺院、弘法大師が開いたと言われる
「西新井大師」に参拝してみました。ちょうど、ぼたん園のぼたんも美しい時期で散策を楽しみました。

西新井大師 大師前駅

【豊島園温泉】
最寄駅:西武池袋線または都営大江戸線豊島園から徒歩、ナトリウム塩化物強塩泉

[2020年6月]
 数年ぶりに
庭の湯を訪ねました。西武池袋線で池袋駅から13分、終点の豊島園駅で下車して、行きました。閉園可能性が発表された豊島園は1926年(大正15年)開園の歴史ある遊園地です。豊島園の右隣に庭の湯はあります。1階に男女別の大浴場、2階に食事処、休憩コーナー、ほぐし処等があります。
広い内湯、マッサージの寝湯、庭園の岩の露天風呂で塩分濃厚な温泉を満喫し、内湯の炭酸湯にも入りました。今回は入りませんでしたが、水着で入れるバーデゾーンもあります。

庭の湯 豊島園

 西武池袋線、地下鉄大江戸線の豊島園駅の近く、豊島園遊園地の隣に「庭の湯」という日帰り温泉があります。モダンな新築映画館のような建物の中に、温浴ゾーンと水着着用のバーデゾーンがあります。温浴ゾーンには、広い内湯、ミクロバイブラ浴、寝湯、虎目石軟水浴、サウナがあります。塩分の濃厚な内湯と、体に優しい柔らかな軟水浴を交互にすると、体がリフレッシュし、さっぱりします。露天風呂は、信楽焼風呂、岩の広い露天風呂があります。いずれも塩分濃厚なお湯で、武蔵野の雰囲気を醸し出す、美しい木々と庭園を真正面に望みます。小鳥の囀りを耳にすると、東京23区内にいることを忘れます。
 館内には食事処、ボディケア等、様々な施設があり、ゆっくりできます。バーデゾーンでは、各時間帯毎に、様々なアクアプログラムが用意されています。中学生未満入場不可ということで、大人、高齢者がゆっくり健康増進し、リフレッシュできる施設です。平日昼に訪れましたが、年配の方や団体客で、相応に賑わっていました。

庭の湯 豊島園

【大谷田温泉】
最寄駅:JR常磐線・綾瀬または亀有からバス、ナトリウム塩化物強塩泉

 東京・上野から国道4号線等を経由して、車で約30分、葛飾区に近い足立区の閑静な住宅街に、
「大谷田温泉・明神の湯」という日帰り温泉施設があります。東京23区内には珍しい、広い駐車場と湯治場風情の湯屋をイメージした施設があります。1階が駐車場と髪きり処になっており、階段で上った2階が温泉施設です。お風呂は内湯が、あつ湯、ぬる湯、水風呂、高見風呂、露天風呂が岩風呂4つ、ひのき風呂2つあります。あつ湯、ぬる湯は、塩分の強い濃厚な感じの温泉、高見風呂と露天風呂は、ソフトでマイルドなお湯です。特に内風呂を一望する高い場所にある高見風呂と、露天風呂の岩風呂のぬる湯は、とても体にやさしく、ゆっくりできます。露天風呂のひのき風呂は、あつめのお湯です。
館内には食事処、マッサージ等もあり、お風呂と併せて、リーゾナブルな料金で車で来てゆっくりできるスポットです。首都高速6号の加平からも近く、常磐道方面へ出かけた帰りに気軽に訪れることもできます。


【前野原温泉】
最寄駅:都営三田線・志村坂上駅から徒歩10分、ナトリウム塩化物強塩泉

[2017年7月更新] 
 約5年ぶりに
「前野原温泉・さやの湯処」を訪れました。連休中の平日ということで休日料金適用で、相応に混雑していましたが、休日は行列ができる駐車場にはすぐに入ることができました。濃厚でよく温まる褐色の露天風呂や、つぼ湯の露天風呂、ジャクジーの内湯に入り、ゆっくりしました。入浴後マッサージで疲れを癒してリフレッシュして帰りました。


 都営三田線・志村坂上駅から歩くこと約10分、見次公園と首都高速5号線ガードを越えてすぐの住宅街に「前野原温泉・さやの湯処」という日帰り温泉施設があります。新しく、落ち着いた和風の館内には、うぐいす色の源泉かけ流しの露天風呂と内湯、岩盤浴があります。露天風呂は、源泉風呂、露天風呂、寝転び湯、つぼ湯の4種類のお風呂があります。特に源泉風呂のお湯はうぐいす色の濃厚なにごり湯で、とても入り応えがあり、効能豊かな感じです。内湯も、さやの湯、寝湯、座り湯、立ち湯、腰掛け湯、電気風呂と様々なお風呂があります。他に薬草蒸風炉というサウナもあります。館内には食事処や手もみ処、うたたね処もあり、ゆっくり寛ぐことができます。東京23区内(板橋区)にありながら、比較的気軽な料金で立ち寄ることができ、広い駐車場も完備し、首都高速5号の板橋本町から近く、気軽に訪れることができます。手軽に濃厚なお湯を楽しめるスポットとしてお薦めです。


【高井戸温泉】
最寄駅:京王井の頭線・高井戸駅から徒歩2分、ナトリウム塩化物強塩泉

[2016年8月更新
 数年ぶりに
「高井戸温泉・美しの湯」を訪れました。今回は、土日のみビジター利用可能な併設のスイミングプールで泳ぎを楽しみました。25メートル×6コースの本格的なプールは、スクール、小学生優先、一般、初心者等別にコースが区分され、安心して泳ぐことができます。比較的空いていて、落ち着いてゆっくり泳ぐことができました。
プールと温泉、更衣室はつながっていて、気軽に往き来ができます。
 温泉は、木々の緑多い、広い露天エリアにある岩の露天風呂3つ(そのうち1つは炭酸泉)、内湯、エステバス(ジェットバス)等に入りました。
 入浴後、地下のレストランで夕食をいただきました。手軽な料金で麺類、カレーや定食、丼もの、つまみ等をいただくことができます。また、地下にはマッサージコーナーもありました。温泉施設には、スポーツクラブとスーパーも併設され、広い駐車場が完備していて、ゆっくり滞在することができます。


 京王線・高井戸駅のすぐ近く、環状8号線沿いに「高井戸温泉・美しの湯」という日帰り温泉施設があります。5時間まで無料という駐車場を完備し、甲州街道や中央道・高井戸ICからも近く、車でのアクセスも便利です。お風呂は、上の湯、下の湯、ナチュラルイオンの湯という、岩を配した露天風呂が3つ、大浴槽、ボディジェットバス、エステジェットバス、寝湯等の内風呂があります。お湯は透明マイルドな入りやすい泉質です。館内には、温水プールやリラクゼーションルーム、軽食コーナー等もあり、ゆっくり過ごすことができます。

 比較的リーゾナブルな料金で温泉を楽しむことができ、立地的にも車で出かけた帰りにゆっくり立ち寄れるスポットです。


【東京染井温泉】
最寄駅:JR巣鴨駅北口から送迎バスまたは徒歩、JR駒込駅から徒歩、ナトリウム塩化物強塩泉

[2020年7月更新]
 この温泉は自宅から徒歩圏内にあり、会員として足しげく通っていますが、新型コロナウィルス感染症の影響により緊急事態宣言が発令されたことを踏まえ、4月上旬から5月末日まで閉館となっていました
。6月1日から営業が再開されたことを確認し、6月中旬の平日に、数カ月ぶりに立ち寄りました。
 感染予防施策として、入館時の検温、手の消毒、浴室・レストラン以外でのマスク着用、受付の飛沫防止シート設置等が行われています。平日ではあるものの、一定の入館者がおり、各自ソーシャルディスタンスを気にしながら入浴されていました。
 塩分の強い、温湯の内湯、やや熱めの露天風呂、シルキーバス露天風呂、ジャクジーの各浴槽で長期の自粛疲れ?を癒してゆっくり入浴しました。
 なお、この温泉から徒歩圏内にある
六義園も6月中旬から開園しております。


 ソメイヨシノ発祥の地と言われる、豊島区駒込の閑静な住宅地の中に、「東京染井温泉Sakura」という日帰り温泉施設があります。新しく清潔感と高級感ある館内には、レストランやボディケア/エステコーナー、予約制のリラクゼーションルーム等があります。お風呂は、檜の内湯、ジェットバス、露天風呂2つ(1つは岩風呂)、岩盤浴等があります。お湯は透明マイルドで、岩風呂は少し塩分がある感じです。閑静なエリアにある比較的こじんまりした温泉で静かに寛ぐことができます。

 東京都心の温泉には珍しく、平日2時間まで無料(休日は300円)の駐車場(隣の東京スイミングセンターと共同)も完備しており、車でのアクセスも容易です。また、近くには巣鴨のとげぬき地蔵尊、駒込の六義園等の見どころもあり、巣鴨駅/駒込駅から徒歩圏内のため、電車でも手軽に立ち寄ることができます。山手線沿線にある閑静な穴場的スポットとして、出張や観光の途中でちょっと立ち寄ってみてはいかがでしょうか。


【新宿十二社温泉】 ・・残念ながら2009年3月に閉館となりました
最寄駅:JR新宿駅西口、都営大江戸線・都庁前から徒歩、含食塩−重曹泉

 JR新宿駅西口から歩くこと15分、都営大江戸線の都庁前駅と東京都庁の前を通り、更に新宿中央公園を通り過ぎた通りのビルの地下に、新宿十二社天然温泉という日帰り温泉があります。昔ながらのレトロな雰囲気の館内に入り、番台でロッカーキーを受け取り、更衣室に入ります。
 お風呂はレトロなタイル張りの内湯と半露天の水風呂があります。お湯は黒っぽいコーヒー色で少し熱めですが、とても心地よく香りもあり、湯上りはさっぱりしています。館内には休憩室やマッサージコーナー、食事処もあります。料金はやや高めですが、都心からすぐの場所にあり、手軽に立ち寄ることができる温泉です。辺りは静かな住宅地になっており、新宿駅から徒歩圏内にいることを忘れさせる別世界です。新宿に立ち寄った際に、ちょっと良質のお湯を味わってリフレッシュしてみてはいかがでしょうか。


【大江戸温泉物語】・・残念ながら2021年に閉館となりました
最寄駅:ゆりかもめ・テレコムセンター徒歩、りんかい線・東京テレポートから送迎バス ナトリウム塩化物・強塩泉

 2011年5月連休の或る日、久しぶりに大江戸温泉物語を訪れました。開業8周年の謝恩価格+クーポン券で1980円で入館ができました。お風呂は4種類の内湯と白い絹の湯、屋根付き/屋根なしの2つの岩露天風呂があり、天然温泉になっていました。江戸時代の雰囲気はそのままで、ゆっくりお風呂でリラックスした後、豊富なメニューの屋台村風の食事処で海鮮丼を味わい、その後、マッサージで疲れをほぐしました。
 料金もリーゾナブルになってきており、また、ゆりかもめの延伸により、東京メトロ有楽町線の豊洲からも12分ほどのアクセスとなり、都心から一層近くなっています。豊洲のららぽーと/キッザニア、お台場/ヴィーナスフォート等、ベイエリア周遊の帰りに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。大江戸宿・伊勢屋という宿泊施設も設置され、泊まりでも楽しめるようになりました。


 2003年3月に東京・お台場にオープンした温泉テーマパークです。江戸時代の湯屋と街並みを再現しており、館内には大浴場の他、食事処、土産屋等が江戸時代の雰囲気で立ち並んでおり、タイムスリップしたような気分になります。受付でチケットを購入して入場すると、最初に浴衣貸し出し場所がありますが、浮世絵風の人物画・風景画等をペイントした数種類の浴衣から好きなものを選ぶことができます。入場料は入浴料としてはやや高め(2700円)でしたが、テーマパークで1日遊ぶ場所と考えればリーゾナブル、また各種割引チケットもあります。

 お風呂は様々な種類の内湯と露天風呂があります。内湯は、地下1400mからくみ上げた天然温泉の他、参勤交代の湯と題して、全国各地の温泉のお湯を運び、楽しめるようにしたお風呂もあります。訪れた時は、熱海温泉のお湯が設定されていました。また、外の700坪の日本庭園内には、東海道五十三次をテーマとした足湯があり、入ってみました。深さ20センチ程の小さな川のような足湯が張り巡らされ、湯底の石等で足裏を刺激しながら、歩いて回ることになります。浴衣のまま、男女家族で手軽に楽しむことができました。他に別料金で、砂風呂や岩盤風呂も用意されているようです。

 東京ディスニーランド/ディズニーシーやお台場の東京ジョイポリス、パレットタウンや海浜公園等、近くにはレジャースポットが目白押しです。一度は立ち寄ってみる価値のある温泉スポットと思います。

大江戸温泉物語

東京ドーム天然温泉 スパ・ラクーア
最寄駅:JR総武線/都営地下鉄・水道橋徒歩、東京メトロ・後楽園徒歩、都営地下鉄・春日徒歩 ナトリウム塩化物・強塩泉

[2023年8月更新]
 約
4年半ぶりにスパ・ラクーアを訪ねました。今年開業20周年を迎えた温泉は、7?9階のヒーリングバーデゾーンがリニューアルされ、個室サウナができる等注目されていますが、通常のスバゾーンは、フロアが5?6階に戻った以外は大きな変更はなく、以前と同じでした。
 
6階フロントで受付を済ませ、男女別の更衣室とスパゾーンは同じ6階にあります。お風呂は、広い褐色の内湯、白湯のジャグジー、水風呂と2つのサウナ、褐色の露天風呂2つ(奥の熱湯と手前の温湯)、炭酸泉シルキーバスがあり、これまでと同じです。
 入浴の後、
5階のリラクゼーションゾーンのベッドエリアでBLTサンドとピクルス、ドリンクセットのデリバリーを注文し、いただきました。その後、マッサージを受けてリラックスしました。

 以前もそうでしたが、平日日中でも多くの人たちでお風呂もリラックスゾーンも相応に混雑しています。パーテーションで区切られたテレワークスペースも随所にありますが、どれもテレワークの人たちで満席でした。都心エリアで東京ドームを眺めながら、温泉とテレワークで1日過ごすにも適しています。

 リラクゼーションゾーンからの眺望

[2018年1月更新]

 昨年10月にリニューアルされたばかりのスパ・ラクーアを再び訪ねました。平日の日中でしたが、結構混雑していました。外国人の方も多数いました。東京ドームに隣接した都心部もいうこともあり、手軽に立ち寄れるスポットなのかもしれません。
 露天風呂の中に新たにシルキーバスの炭酸湯が設置されました。長方形の檜の湯舟に白いお湯が満たされています。炭酸湯は温めで、ゆっくり入って寛ぐことができます。よく温まります。炭酸湯は人気のようで、いつも満員になっていました。
 入浴の後、5Fから7Fへ移転したリラクゼーションスペースでフットとボディのマッサージを受け、リフレッシュしました。


 2003年に東京ドームシティの中にオープンした天然温泉に立ち寄りました。小学生未満は入場不可、小学生〜18歳も18:00迄の大人同伴に限るということで、大人の落ち着いた温泉スポットになっています。料金はやや高めですが、館内着、バスタオル、タオル付きで、設備が充実していること、時間制限がないこと(特定日を除く)、都心に立地していながらお湯の質が良いこと等を踏まえると、付加価値の高いスポットと考えます。

 ビルの2Fから専用エレベータに乗り、6Fフロントで受付を済ませると、6Fが男女別のスパゾーン、5Fがリラクゼーションスペース、レストラン、ボディケア/フットケア等のトリートメント&ビューティゾーンとなっています。(今回入りませんでしたが、更に追加料金を払うと、8・9Fの男女一緒に入れるヒーリングバーデンゾーンがあります。)

 お風呂は、天然温泉の内湯が2つ(熱めと温め)、バブルピットというマッサージ風呂、4種類のサウナ、天然温泉の露天風呂が2つがあります。天然温泉のお湯は、黄金色で塩分の強い、ナトリウム塩化物強塩泉で、地下1700mから湧き出ているものです。都心の温泉とは思えない濃厚な感じで、体にやさしく効能豊かな感じがします。また、湯上りはさっぱりして、肌が滑らかな感じになります。露天風呂では、都心の青空を眺めながら、東京ドームシティのジェットコースターの絶叫音を聞いていると、不思議な気分になります。

 湯上りには、5Fにあるボディケアコーナーでマッサージを受け、仕事の疲れから体をリフレッシュして帰りました。ボディケア、フットケア、あかすり、エステ等のメニューが大変充実しているのも魅力的です。


【大江戸東山温泉】・・残念ながら2006年12月に閉館となりました
最寄駅:東急田園都市線・池尻大橋徒歩 ナトリウム・強塩温泉


 池尻大橋駅近くの密集した住宅街の一角に大江戸東山温泉があります。2種類のお風呂が別料金制で設定されています。地下1階に「長寿の湯」、3階と4階が「お楽しみの湯(内湯、露天風呂等)」、2階が休憩室・食事処・マッサージ室になっています。

 外出の帰路、平日の夕方に「長寿の湯」に立ち寄りました。平休日問わず比較的低料金で入浴できるこのお風呂は、内湯と歩行浴のみのシンプルなつくりです。パイプ等がむき出しになった天井や、タイル張りの湯舟、床等が、昔ながらのレトロな銭湯の雰囲気を醸し出しています。(施設自体は比較的新しいですが)お湯は東京都心の温泉特有のコーヒー色のもので、やや温めで塩分が強いですが、湯上りはさっぱりしています。都心にありながら濃厚な天然温泉を楽しめるということで手軽に立ち寄れるスポットとして魅力的です。 


<番外編>
 天然温泉ではありませんが、人工温泉でゆっくり寛げる、都区内にあるスポットを紹介します。

【浅草ROXまつり湯】

最寄駅:つくばエクスプレス 浅草から徒歩すぐ
 

 つくばエクスプレス浅草駅に地下で直結する、浅草ROXの6階、7階にある、人工温泉施設です。明るく開放感ある浴室内には、トルマリン風呂、変わり風呂、ハイパージェットバス、海水風呂等があります。屋外には、ひすい露天風呂と打たせ湯があります。ひすい露天風呂やトルマリン風呂からは、正面にスカイツリーが望めます。大きなスカイツリーを見ながら、大きなお風呂でゆったりすると、何とも言えないリラックスした気分になります。
 館内には、食事処、マッサージルーム、リラックスルームやゲームコーナもあり、時間制限等もないので、1日ゆっくり寛ぐことができます。
また、2時間無料の駐車場も完備しており、浅草の中心部にありながら、車でのアクセスも良好です。


 平日の昼にスカイツリーの450m天望回廊に上がり、345mの展望レストラン634でランチを楽しんだ後、このまつり湯に立ち寄りました。スカイツリーや浅草観光の帰りに立ち寄るにも、とても便利なスポットです。


【タイムズスパレスタ】
最寄駅:メトロ有楽町線、東池袋から徒歩、久米島の海洋深層水使用

 池袋のサンシャインシティの向かい、首都高速沿いのタイムズ駐車場ビルの10〜12階にある日帰りスパ施設です。小学生以下利用不可になっており、高級感ある、大人の静かな空間になっています。お風呂は、大理石の内湯、マッサージ風呂、水風呂等と、露天風呂は丸いシルキーバスと陶器の壺湯があります。お湯は透明でよく温まります。生憎の曇天でしたが、天気がよければ、池袋の街を望むことができます。館内には休憩室、レストラン、マッサージコーナーや、有料のプレミアムラウンジもあります。


【東京健康ランド】
最寄駅:都営地下鉄新宿線・船堀から徒歩

 江戸川区の船堀にある、人工温泉を含む様々なお風呂が楽しめる日帰りスポットです。2012年3月に残念ながら一旦閉館となりましたが、2012年6月に経営が変わり「東京健康ランドまねきの湯」として再度オープンしました。かつてあったプールは、釣堀に変わりましたが、卓球、シアタールーム、休憩室、食堂、リラクゼーションと一日ゆっくり過ごせる施設です。お風呂は、月替わりで全国の温泉を楽しめる人工温泉風呂、薬湯、ジャクジー、檜風呂や岩の露天風呂、打たせ湯等、様々な浴槽があります。


RAKU SPA 1010 神田】[2022年1月更新]
最寄駅:JR中央線・御茶ノ水または都営地下鉄新宿線・小川町、東京メトロ丸の内線・淡路町から徒歩

神田アクアハウス江戸遊が閉館した後、RAKU SPA 1010 神田としてリニューアルオープンしました。ビルの1階が受付、2階がカフェ軽食と休憩ラウンジ、3階が男女浴室、4階が有料休憩ゾーンとなっています。3時間以内の銭湯コースと、10時間の楽スパコースがあり、4階は楽スパコースのみ入場可能です。
 お風呂は、内湯の炭酸湯と日替り湯(この日は養命酒の湯)、サウナと水風呂です。昔ながらのやや狭めの銭湯の雰囲気があります。都心の便利な場所にあるためか、平日午後立ち寄った際には混雑しており、湯舟も洗い場も満員となっていました。男女とも比較的若い年代の人が多い印象を受けました。
 基本は銭湯料金で気軽に立ち寄れる銭湯であり、浴室も更衣室も狭く混雑しているので、お風呂でゆっくりというわけにはいかないようですが、2階のラウンジや4階の有料休憩ゾーンではゆっくり寛げるかもしれません。今回は銭湯コースで立ち寄ったため、
2階のラウンジでジュースを頂き、ゆっくり休んで帰りました。

【神田アクアハウス江戸遊】・残念ながらその後閉館となりました
最寄駅:JR中央線・御茶ノ水または都営地下鉄新宿線・小川町、東京メトロ丸の内線・淡路町から徒歩

 千代田区の神田郵便局の近くにある、スーパー銭湯です。秋葉原、神田、御茶ノ水から徒歩至近の場所にあり、北海道の二股温泉の原石を使用し、本場に近いお風呂を再現と言われる「二股湯」「古代檜湯」があり、温泉気分を味わいながら、ゆっくり寛ぐことができます。館内には食堂、マッサージコーナー等もあります。入館料は、せんとコースと、タオル付きのサウナコースがあり、都心にありながら、とてもリーゾナブルな料金で楽しむことができます。


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