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アート本情報
  2004年(価格は本体です)

前のページ  アートな本棚その1 その2 その3 その4

雑学者の夢 多木浩二著(岩波書店、1800円)
 世界はどのような連関を持っているのか−雑然とした自称にまなざしを向け、あらゆるものにひろがっていく好奇心はどのような書物と出会ってきたか。多様な文化を語る方法を言語・記号理論や歴史意識に求めた読書の軌跡。エッセーのシリーズ「グーテンベルクの森」の1冊
(4月21日)


美学への招待 佐々木健一著(中公新書、780円)

 たいへんな労作「美学辞典」(東京大学出版会)を独力で書いた著者が、20世紀後半以降の劇的に変わる美術の動向をふまえながら書き下ろした最新の美学入門
(3月25日)


アメリカ美術と国吉康雄 山口泰二著(NHKブックス、1070円)
 日本人でありながら20世紀半ばの米国を代表する画家となった国吉(1889−1953)の足跡をふりかえり、国家とアイデンティティ、芸術家と政治・戦争などの問題を考える。カラー口絵8ページ。副題は「開拓者の軌跡」
(3月25日)


「具体」ってなんだ? 兵庫県立美術館企画 平井章一編著(美術出版社、2200円)
 戦後日本を代表する前衛美術運動「具体」。ことし兵庫県立美術館で回顧展がひらかれたのを機に、当時の熱気を、豊富な写真や、コラムなど、多角的にふりかえる。英文併催
(2月10日)


木村伊兵衛と土門拳 三島靖著(平凡社ライブラリー、1400円)
 日本を代表する、ふたりのライバル写真家の足跡を比較する。モノクロ図版多数。
 1991年に「アサヒカメラ」に連載、95年に平凡社から単行本として出版された
(1月23日)

評伝 柳宗悦 水尾比呂志著(ちくま学芸文庫、1500円)
 民藝運動の創始者の、詳細な評伝。著者は柳研究の第一人者。文庫化にあたり兼子夫人へのインタビューを併催
(1月7日)


美学と現代美術の距離 金照美著(東信堂、3700円)
 米国では近年、美学が現代美術をとりあげなくなってきているのではないかという問題意識


キュレイターからの手紙 三木美裕著(UM BOOKS、1900円)
 副題は「アメリカ・ミュージアム事情」


東南アジアの美術 フィリップ・ローソン著(めこん 1800円) 
 著者は1924−95年。インドシナ、インドネシア、ビルマなど、各地域の美術を多数の図版で概説する。ただし、20世紀以降の現代のうごきについてはほとんどとりあげられていない。レスカー・M、白川厚子ら訳


ダブル・スタンダードの芸術 楽辻政彦、米澤有恒著(淡交社 2400円)
 鯉江良二ら8人のアーティストをとりあげる


世紀末の夢 象徴派美術 フィリップ・ジュリアン著(白水社 4800円)
 杉本秀太郎訳


うごく モノ 東京文化財研究所編(平凡社 3500円)
 「美術品」とよばれるモノの価値はどのように決まるのか。この本質的な問いにモノの移動という視点から答えようとしたシンポジウムの報告書。
(読売4月11日書評)


パリ・日本人の表象地図 和田博文ほか著(藤原書店 4200円)
 明治から昭和初期にかけ、パリに生きた日本人にとっての都市空間のイメージ。8つのエリアと139のスポット・住所を選定し、日本人の宿したパリの心象地図を描き出す。藤田嗣治、佐伯裕三、小杉未醒らの足跡も
(読売4月4日書評)


室町王権と絵画 高岸輝著(京都大学学術出版会 7770円)
 副題は「初期土佐派研究」。政治としての美術、武家公家間の文化争奪戦。
(3月16日朝日広告)

仏像学入門 宮治昭著(春秋社、3000円)
 釈迦、弥勒、観音、阿修羅などを中心に、仏像理解の基礎知識を徹底解説。副題は「ほとけたちのルーツを探る」。
(3月16日朝日広告)

屏風のなかの壺中天 ウー・ホン著(青土社、4400円)
中国美術の本。中野美代子訳


知られざる大雪山の画家・村田丹下 清水敬一著(北海道出版企画センター、2800円)
 岩手県花泉町に生まれ、幼少期に旭川に移住。戦前、それまであまり知られていなかった層雲峡や大雪山を洋画で紹介した画家(1896−1982年)の評伝。
 東条英機や大槻文彦(「言海」で知られる言語学者)らの肖像画も手がけています。
 著者が山岳史家なので、画家と大雪山とのかかわりに多くのページをさいています。画家と直接関係のない、大雪山普及史のような事項についても詳細にのべています。
 ほとんど知られていない画家だけに、貴重なモノグラフです。
 つづきは、「あーとだいありー」04年2月4日の項へ
うつろうかたち 野見山暁治著(平凡社、2200円)
 (読売2月1日書評)


ウジェーヌ・アジェ写真集 ジョン・シャーカフスキー解説(岩波書店、8400円)
原信田実訳。19世紀末から20世紀初頭のパリの街角を淡々ととらえた作品で、ユトリロらのネタ元となり、近代写真の先駆者といわれながらも、無名のうちに歿したアジェの代表作を収載。2月26日発売


やきものの世界 江口滉著(岩波ジュニア新書、780円)
陶磁器の基本的な技法や、窯元の特徴などを平易に述べる。2月20日発売


修復家だけが知る名画の真実 吉村絵美留著(青春出版社、プレイブックスインテリジェンス、750円)

1月15日
中・高校生のための現代美術入門 ●▲■の美しさって何? 本江邦夫著(平凡社ライブラリー、1000円)
とかく分かりづらいといわれがちな抽象画。カンディンスキー、マレービッチ、モンドリアンの抽象画、そしてロスコやニューマンら米国の抽象表現主義はなぜ生まれたのか。それらの作品を生んだ20世紀とはどんな時代だったのかを平易に説く。「現代美術の最良の入門書」と一部でウワサされながら、児童書のコーナーにあったためあまり知られていなかった書が、待望の復刊

北斎画富嶽百景図録(芸草堂、1600円)
(1月23日朝日広告)


絵すごろく 山本正勝著(芸草堂、3000円)
(1月23日朝日広告)


東山魁夷への旅 東山すみ監修 日本経済新聞社編(日本経済新聞社、1400円)
(1月23日日経広告)


写真な建築 増田彰久著(白楊社、2800円)
(1月18日朝日、日経書評)


知識ゼロからの仏教美術入門 瓜生中著(幻冬舎、1400円)
(朝日、読売広告)


デザインのデザイン 原研哉著(岩波書店、1900円)


仏教の説話と美術 高田修著(講談社学芸文庫、1150円)
仏教が民間の説話を教義に取り入れて発達していった過程を、インドやガンダーラに残る美術によって解説。大文字版
(朝日1月15日広告)


眼の狩人 大竹昭子著(ちくま文庫、950円)
戦後写真家たちが描いた軌跡
(朝日1月12日広告)


絵画史料で歴史をよむ 黒田日出男著(筑摩書房 ちくまプリマーブックス、1200円)
(朝日1月12日広告)


ロバート・キャパ 時代の目撃者 リチャード・ウェーラン解説(岩波書店、5600円)
  原信田実訳
(朝日1月12日広告)


コーネルの箱 チャールズ・シミック著(文藝春秋、2800円)
 柴田元幸訳。箱をつかった現代美術家の作品写真に短い文章を附したふしぎな本
(読売1月11日、毎日18日書評)


美術史をつくった女性たち 神林正道、仲間裕子編(勁草書房、3000円)
 見られる対象から観る立場へ。
(読売1月8日広告)