福井県福井市の「松岡軒」の淡い白さの絹織物を思わせる風雅な餅菓子「羽二重餅(はぶたえもち)」(ビート糖)

2015(平成27)年1月31日
2015(平成27)年2月5日改訂

 「羽二重餅(はぶたえもち)」は、福井県の代表的な銘菓で、きめの細かい餅菓子です。

 しなやかな肌触り、ほんのりした甘さ、1枚1枚が高級絹織物の羽二重(はぶたえ)のように薄くて滑らかな餅菓子です。

 福井県では、明治20年頃から絹織物の「羽二重」が織り始められたとのことで、「羽二重」が福井県の特産品になりました。

 「羽二重餅」は、「松岡軒」の2代目が明治38年に創製した求肥餅(ぎゅうひもち)で、羽二重の絹織物のような、特有の白さと薄さとキメが細かく柔らかな肌触りが特徴です。「松岡軒」の「羽二重餅」は、厳選した餅米粉を蒸し、北海道特産のビートグラニュー糖と水飴と馬鈴薯デンプンを加えて丹念に練り上げる製法でつくられます。

 添加物は一切使用していないとのことです。

 「松岡軒」の「羽二重餅」は、少し陰(かげ)りがある淡い白さと、手に取ればヒラヒラと撓(しな)う薄さと上品な甘さの高雅な求肥餅です。

 「羽二重餅」20枚入りで、735円です。

 購入した場所は、2015(平成27)年1月1日島根県松江市の「福田屋」の柚子(ゆず)を使ったゆべしの「柚餅子(ゆべし)」でご紹介した銀座三越デパート(電話番号03-3562-1111)の地下2階の全国銘菓コーナーです。

 「松岡軒」の電話番号は、0776-22-4400です。

 なお、「羽二重餅」ないし「求肥餅」に関しては、2014(平成26)年8月8日富山県の越中富山名菓「羽二重餅(はぶたえもち)」と、2015(平成27)年1月3日長崎県長崎市の創業天保元年の寒菊・もしほ草本家「岩永梅寿軒」の昆布(こんぶ)と求肥餅(ぎゅうひもち)を使った長崎銘菓「もしほ草」と、2015(平成27)年1月1日島根県松江市の「福田屋」の柚子(ゆず)を使ったゆべしの「柚餅子(ゆべし)」と、2014(平成26)年12月5日岡山県高梁市(たかはしし)の、幕末の有名な儒者「山田方谷(やまだほうこく)」ゆかりの「ゆべしの天仁堂」の柚子(ゆず)を使った「結びゆべし」と「柚子もなか」と、2014(平成26)年11月7日岡山県岡山市の「廣榮堂」の岡山銘菓「吉備団子(きびだんご)」と、2014(平成26)年8月18日山形県鶴岡市の「つるおか菓子処木村屋」の創業から100年以上愛され続けてきた鶴岡銘菓「古鏡(こきょう)」と、2014(平成26)年6月3日三重県亀山市の銘菓「関の戸」(求肥餅(ぎゅうひもち))でご紹介しています。


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