山形県鶴岡市の「つるおか菓子処木村屋」の創業から100年以上愛され続けてきた鶴岡銘菓「古鏡(こきょう)」

2014(平成26)年8月18日

 山形県鶴岡市にある創業から100年以上の歴史をもつ老舗「つるおか菓子処木村屋」のことは、2012(平成24)年5月3日鶴岡の木村屋本店の「草だんご」と、2011(平成23)年12月4日鶴岡の「切山椒(きりさんしょ)」と、2012(平成24)年5月16日鶴岡の木村屋の「はんじゅくケーキ」と、2012(平成24)年6月25日鶴岡木村屋の「ダブルチーズ(ラ・フランス)」でご紹介しています。

 今回は、「つるおか菓子処木村屋」の創業から100年以上愛され続けてきた鶴岡銘菓「古鏡」をご紹介します。

 鶴岡近郊にある山岳信仰で全国に名高い月山・羽黒山・湯殿山の出羽三山の内、羽黒山の山頂近くの鏡池から平安時代・鎌倉時代等の古い鏡が数百面発見され、そのうち190面の鏡が重要文化財に指定されているとのことです。

 「古鏡」は、この発掘された歴史ある鏡をかたどったお菓子で、商品名もそれに由来しています。

 「古鏡」は、厳選した北海道産の小豆を使いふっくら炊きあげ小豆の風味を引き出し上品ですっきりした甘さの小豆餡(つぶあん)を鏡の形にして、その中に、もち粉と砂糖にこだわって独自の製法でつくったしっとりしてもっちりした薄い求肥(ぎゅうひ)餅を入れてあります。

 鏡の形をしたつぶ餡の表面には、グラニュー糖をまぶしてさっくりしたシャリシャリ感を出しています。

 つぶ餡はしっとり柔らかで上品な甘さです。

 中の求肥餅も柔らかくてモッチリした食感と穏やかな甘さが良いです。

 つぶ餡と中の求肥餅との食感のバランスが絶妙で美味しいお菓子です。

 私と同業の人で、海外での行動食として「古鏡」を海外旅行に持って行く人もいます。

 「古鏡」は、9個入り1512円です。

 「つるおか菓子処木村屋」の電話番号は、0235-22-4531です。

 なお、求肥(ぎゅうひ)餅のことは、2014(平成26)年8月8日富山県の越中富山名菓「羽二重餅(はぶたえもち)」と、2014(平成26)年6月3日三重県亀山市の銘菓「関の戸」でご紹介していますのでご覧ください。


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