岡山県岡山市の「廣榮堂」の岡山銘菓「吉備団子(きびだんご)」
前回は、岡山県倉敷市の銘菓「むらすずめ」を岡山県の銘菓の第5弾として、2014(平成26)年7月26日岡山県倉敷市の銘菓「むらすずめ」でご紹介しました。
今回は、岡山県の銘菓の第6弾として、「吉備団子」をご紹介します。
「吉備団子」は、桃太郎が腰につけた吉備団子を犬、猿、雉(きじ)にやり、お伴にして鬼ヶ島に鬼退治に行った「桃太郎」の民話で有名です。
「吉備団子」の「吉備」は、岡山県の旧国名で、江戸時代は備前、備中、備後と呼ばれました。
「吉備団子」は、昔は五穀の内の「黍(きび)」でつくられていたようです。
「黍団子」の「黍(きび)」が、「吉備(きび)」と同じ発音であることから語呂合わせで「吉備団子」の表記になったと思われます。
現在は黍でつくられる「吉備団子」はあまりなく、もち米の粉と砂糖を混ぜ合わせてつくる求肥餅(ぎゅうひもち)がほとんどです。
「吉備団子」は、求肥餅を整形して小さく平らな円形(碁石形)に仕上げています。
今回は、岡山県岡山市の「廣榮堂」の「きびだんご」を購入しました。
その「パッケージ」は、世界的に有名な絵本作家の「五味太郎」氏がデザインしたもので、仕掛け絵本のようなとてもかわいいデザインでインパクトがあります。
「廣榮堂」の「きびだんご」は、上質な餅米(もちごめ)に、極上の砂糖、水飴を入れて練り上げた求肥餅に風味附けに黍(きび)を加えてあります。
とてもモチモチした食感と穏やかな優しい甘さが特徴で美味しい餅菓子です。
今回は、通常の「きびだんご」の他に「黒糖」の「きびだんご」も購入しました。
「黒糖」の「きびだんご」は、黒糖の風味がして力強い美味しさです。
「きびだんご」は、10個(個包装)入りで411円です。
購入した場所は、冒頭の「むらすずめ」を購入した銀座三越(電話番号03-3562-1111)の地下2階の全国銘菓コーナーです。
「廣榮堂」の電話番号は、086-271-0001です。
なお、「求肥餅」に関しては、2014(平成26)年8月18日山形県鶴岡市の「つるおか菓子処木村屋」の創業から100年以上愛され続けてきた鶴岡銘菓「古鏡(こきょう)」でご紹介しています。
また、「黍(きび)」のことは、2014(平成26)年3月3日山形県金山町の「栗田米屋」の「粟(あわ)もち、黍(きび)もち」と、2014(平成26)年7月11日山形市緑町(みどりちょう)の「だんごカフェしらたか団子(白鷹焼だんご)」の4種類の甘酒(あまざけ)でご紹介しています。