栃木県佐野市にある「山銀本店」の、青竹を使って麺を延ばす手打ち麺のツルツル・ピラピラの平麺と、醤油と塩の中間の味のスープが絶妙の取り合わせの「佐野ラーメン」である「手打ちラーメン」
(ラーメン・中華そば)(日本三大ラーメン)(醤油)(塩)(チャーシュー)(豚肉)(佐野市)(栃木県)
今回は、栃木県佐野市にある「山銀本店」の、「手打ちラーメン」をご紹介します。
栃木県佐野市は、東京から約1時間の東北自動車道の「佐野藤岡インターチェンジ」で降りて約10分のところにあります。
佐野市は現在人口約12万人のようですが、「中華そば・ラーメン店」が実に300軒以上あるとのことです。
佐野市は、ラーメンで町おこしに成功した福島県喜多方市にならい昭和63年に「佐野ラーメン会」を発足させて「佐野ラーメンの町」として売り出しています。
「佐野ラーメン」の特徴は、
青竹を使って麺を延ばす麺の製法にあります。
青竹を麺打ち台の向こう側の縁にあてがい、麺打ち台に麺の材料となる練った小麦粉の塊(かたまり)を置いて、脚を青竹に掛けて体重をかけて小麦粉の塊を延ばしていきます。
この青竹手打ち麺の製法は、中国広東省の「ぺン」さんという料理人が大正時代に佐野市の料理人に伝授したのが始まりのようです。
「佐野ラーメン」の麺は、40~50%の水分を多く含ませて練った小麦粉の塊を青竹で延ばして作ります。
一般のロール製麺機ではこのように水分の多い小麦粉の塊だとベタベタとロールに付着して麺にすることが出来ないようです。
また、機械製造の麺は摩擦熱がでることから「青竹手打ち麺」と比較すると決定的な差がでるようです。
また、「青竹手打ち麺」は、手延べ麺よりコシが強い麺が出来ます。
「青竹手打ち麺」は、麺を練りながら延ばすことができ、水分と小麦粉の粒子とが密接に結合したコシの強い美味しい麺になります。
また、「青竹手打ち麺」は、麺の中に気泡が多くはいることにより美味しさが増すのだそうです。
「佐野ラーメン」は、以上の「青竹手打ち麺」の外に、日本名水百選に選ばれた「弁天池」を源とする地下水と麺に適した良質の小麦の産出が美味しさの理由のようです。
「佐野ラーメン」を提供する「ラーメン店」では、青竹を使って中華麺を手打ちしているようです。
「山銀本店」の「手打ちラーメン」の麺は、若干細めの縮れ平麺です。
ツルツル・ピラピラした食感でコシがある青竹手打ち麺です。
醤油味と塩味の中間のスープの味です。
豚骨(トンコツ)と丸鶏、更にたっぷりの野菜を入れて6時間しっかり煮込んだスープです。
旨みとコクがあるとともにあっさりしたスープです。
青竹手打ちの縮れ平麺がスープとよく絡んで美味しいラーメンです。
「山銀本店」の「手打ちラーメン」は、青竹手打ちのツルツル・ピラピラの細い平麺と、醤油と塩の中間の味のスープが絶妙の組み合わせです。
厚切りの自家製のチャーシュー(豚肉)も、トロトロと柔らかくとても美味しいです。
「山銀本店」の「手打ちラーメン」は、1杯680円です。
「山銀本店」の電話番号は、
0283ー24ー8624です。
「山銀本店」では、予約すると「青竹手打ち麺」の実演を見せてくれるようです。
因(ちな)みに、日本三大ラーメンの一つと言われる「喜多方ラーメン」に関しては、
2015(平成27)年8月24日福島県喜多方市の「まこと食堂」で食べた「朝ラーメン」の「中華そば」(朝ラー)
でご紹介しています。
栃木県の「佐野ラーメン」は、それらの三大ラーメンに勝るとも劣らないほど有名なラーメンのようです。
なお、佐野ラーメンの「山銀本店」に立ち寄ったことは、
でご紹介しています。
また、「ラーメン・中華そば」に関しては、
でご紹介しています。
そして、「醤油」及び「ピラピラ麺」である「キシメン」に関しては、
でご紹介しています。
更に、「塩」に関しては、
でご紹介しています。
また、「チャーシュー」ないし「豚肉」に関しては、
2015(平成27)年5月11日山形県長井市の「まる久」の馬肉チャーシューが入った「馬肉支那そば」(ラーメン)と、
2014(平成26)年2月13日山形市のチャーシュー専門店「美伝の焼豚」の「焼豚」と、
2013(平成25)年5月4日鶴岡市の温海(あつみ)温泉の「めん処久太」の名物ラーメン「生ワカメチャーシュー麺」(トビウオ(アゴ)ダシ)
でご紹介しています。
そして、「佐野市」に関しては、
でご紹介しています。
なお、「栃木県」に関しては、
でご紹介しています。