富山県小矢部市にある「おせんべい処かなや」の、柴を積んで川面を渡る「柴舟」の形に似せて煎餅(せんべい)を反(そ)らし、生姜(しょうが)汁と砂糖を丹念に塗った石川県金沢市が中心のような伝統銘菓の「特選柴舟(しばふね)」(安全安心)

2017(平成29)年1月7日

 今回は、富山県小矢部市にある「おせんべい処かなや」の、柴舟に似せて反らした煎餅に生姜汁と砂糖を丹念に塗った伝統銘菓の「特選柴舟(しばふね)」をご紹介します。

 Wikipediaによると、「柴舟」は、柴を積んで川面を渡る「柴舟」の形に似せて煎餅を反(そ)らし、その煎餅に生姜(しょうが)汁と砂糖を丹念に塗った加賀百万石の伝統銘菓で、石川県金沢市で作られている和菓子とあります。

 

 しかし、反らせた煎餅に生姜汁と砂糖を塗った駄菓子は、私の子供の頃山形県にもたくさんありました。

 私たちはそれを「しょうがせんべい」と言っていました。

 

 今回北陸自動車道の下り線小矢部サービスエリアの売店で「しょうがせんべい」を見つけましたので、懐かしくなり購入しました。

 それが、「おせんべい処かなや」の「柴舟」でした。

 

 「おせんべい処のかなや」の「柴舟」の原材料は、小麦粉、砂糖、生姜(しょうが)、膨張剤です。

 

 「おせんべい処かなや」では、国内産、特に地元産の素材を使うように心がけているとのことです。

 特に「柴舟」の決め手となる「生姜(しょうが)」は、高知県産の生姜を使うことで、味・香りとも際だっています。

 ピリッとした生姜の味の効いた「柴舟」です。

 

 安心安全のこだわりでは、食品添加物はふくらし粉として古くから用いられている重曹のみで、しかも重曹は化学合成されたものでない天然100%の重曹を使用しているとのことです。

 更に、保存料、酸化防止剤などの添加物は一切使用しておらず、安心安全なお菓子を製造して提供しているとのことです。

 この点は、

2016(平成28)年12月29日石川県金沢市にある「佃食品株式会社」の、ほぼ実物大のクルミの殻(から)の形の最中の皮(種)にくるみの佃煮が入っている、香ばしい最中の皮(種)とほろ苦くて甘じょっぱいクルミの佃煮の相性が抜群に良い「加賀の白峰(はくほう)」

でご紹介しました

 「磯部理念」と共通していると思います。

 

 なお、「生姜(しょうが)」は、ショウガ科の多年草で、野菜として食材に、また生薬として利用されます。

 ショウガは、主として香辛料として使用されます。

 料理だけでなく、生姜飴、生姜糖、飴湯、ジンジャーエール、生姜茶などの材料として甘い味と合わせるのが多いようです。

 「柴舟」の「しょうがせんべい」もその1つだと思います。

 

 「特選柴舟(しばふね)」は、高知県産生姜のピリッとした風味と優しい砂糖の甘さ、そして反(そ)った煎餅の素朴な味わいが融合した郷愁を感じさせる懐かしくて美味しいお菓子です。

 

 「特選柴舟(しばふね)」は、1袋298円です。

 

 購入した場所は、北陸自動車道下り線「小矢部川サービスエリア売店」(電話番号0766ー61ー4350)です。

 

 製造者の「おせんべい処かなや」の電話番号は、0766ー67ー0914です。

 

 なお、「富山県」に関しては、

2016(平成28)年11月22日富山県朝日町蛭谷(びるだに)にある「バタバタ茶伝承館」でいただいた、漫画「美味しんぼ」84巻日本全県味巡り富山県(3)で紹介された後発酵の「黒茶」の「バタバタ茶」

でご紹介しています。

 

 また、「石川県」に関しては、

2016(平成28)年12月31日石川県金沢市にある「農業生産法人有限会社かわに」の、石川県産で加賀伝統野菜のさつまいも「五郎島金時」を使った、甘みが強くてほくほく感(ネイティブな表現では「コッボコッボ」)も強い焼き芋「焼き芋おじさんの五郎島金時」(さつまいも)

でご紹介しています。

 そして、「煎餅(せんべい)」に関しては、

2016(平成28)年12月15日福井県坂井市にある「五月ヶ瀬」の、炎が渦巻く石窯で焼く遠赤外線効果で、厳選したピーナッツが練り込まれた洋風煎餅に独特の固さ、風味、香ばしさを生み出すこんがりした独特の美味しさの「五月ヶ瀬煎餅(せんべい)」と、ラム酒の香りがするクッキー風味の洋風焼き菓子「五月ヶ瀬アヌー(結)」

でご紹介しています。

 

 更に、「舟」の形をした食品ないしお菓子に関しては、

2016(平成28)年7月4日茨城県水戸市にある「水戸元祖天狗納豆」と「だるま納豆」の、稲わらで包まれていて稲わらの香りが納豆の風味を引き立てる「わらつと納豆」、そして茨城県常陸大宮市にある「丸真食品」の、納豆が舟の形をした松の経木(きょうぎ)に入っていて極上質小粒大豆を原料とした高級ブランド納豆の「舟納豆」と、

2014(平成26)年6月9日岡山県真庭(まにわ)市の「株式会社古見屋羊羹(こみやようかん)」の「高瀬舟羊羹」

でご紹介しています。


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