岡山県真庭(まにわ)市の「株式会社古見屋羊羹(こみやようかん)」の「高瀬舟羊羹」(小豆餡)(寒天)(砂糖)

2014(平成26)年6月9日

 

 岡山県出身の知人から、岡山県の銘菓第3弾として、岡山県真庭市の「株式会社古見屋羊羹」(電話番号0867-52-0005)の「高瀬舟羊羹」を頂きました。

 「高瀬舟羊羹」は、高瀬舟をかたどった容器に入った1口サイズの羊羹です。

 「高瀬舟」は、森鴎外の短編小説「高瀬舟」に出てくる舟で、水深の浅い河川を航行するために吃水(きっすい)が浅く造られた小舟です。

 岡山県真庭市落合地区は、この地を流れる旭川を往来する高瀬舟により繁栄したとのことです。

 「株式会社古見屋羊羹」の「高瀬舟羊羹」は、「落合羊羹」の発祥としても知られていて、1764(明和元)年から250年間作り続けられている歴史ある銘菓です。

 「高瀬舟羊羹」は、羊羹の表面が糖化により白っぽく固くなっていることが最大の特徴で、食べると糖化した羊羹の表面がホロホロとほどける食感です。

 そして、中の羊羹はしっとり滑らかなモッチリした食感で、その2重の食感のハーモニーが独特の美味しさを演出しています。

 「株式会社古見屋羊羹」の「高瀬舟羊羹」は、原材料も吟味して製造しています。

 餡の原料となる「小豆(あずき)」は、数ある小豆の品種の中でも最も風味があるとされる北海道産襟裳種の小豆を使用して、自家製餡しているとのことです。

 「水」は、落合地区の山麓から湧出する天然水を使用して,まろやかな味をだしています。

 「砂糖」と「寒天」は、「古見屋羊羹」の伝統の味に最適の特注品を使用しているとのことです。

 「高瀬舟羊羹」は、1口サイズで食べやすくて、上記のような独特の食感を持つ、とても美味しい羊羹です。

 なお、「高瀬舟羊羹」以外の羊羹については、2014(平成26)年4月1日東京赤坂に本店がある「虎屋(とらや)」の羊羹(ようかん)「おもかげ」をご覧ください。

 ちなみに、岡山県の銘菓第1弾は、2014(平成26)年3月14日岡山県津山市(つやまし)の「京御門(きょうごもん)」の代表銘菓「桐襲(きりかさね)」饅頭(まんじゅう)で、岡山県の銘菓第2弾は、2014(平成26)年5月15日岡山県の備前名物の「大手饅頭(まんぢゅう)」(まんじゅう)です。

 いずれもとても美味しい銘菓です。


  • 前のページへ戻る