ご来店いただいたゲストとお話ししていて、陸上用のカメラ本やHPには自然光撮影のブレの情報ばかりでフラッシュ撮影におけるブレの情報が少ない為、少し混乱が生じていました。
第五章に進む前に、ブレについて確認しておきましょう。
●被写体ブレ、手ブレの違いについては、自習して来て下さいね。手ブレは写真全部ブレるが、被写体ブレは被写体のみブレて、背景はブレないなど・・・
●ブレ全般の基礎知識も自習して来て下さいね。『カメラ ブレ 対処』『カメラ ブレ 原因』『カメラ ブレ フラッシュ』あたりで検索すれば出てきます。
●瞬間光・瞬間的に光を放つ光源。稲妻・七色のフラッシュ光
●定常光・一定の明るさで連続的に光を放ち続ける光源。太陽・青い自然光・水中ライト
ほとんどの陸上写真は、定常光・自然光撮影です。情報も豊富にあったと思います。
SSの時間の間、均一にブレます。
●SSが遅くなると、ブレは、長くなります。
●SSが速くなると、ブレは、短くなります。
(閑話休題)
ここに意図的な嘘を感じた人は読んで下さい。その他の人は絶対、絶対読まないで。
水中マクロ写真における瞬間光はフラッシュ光ですから、フラッシュ光について説明します。
我々の使うフラッシュは、最大発光の時でさえ、1/1000秒以下で発光しています。
そのためフラッシュ光によるブレは、1/1000秒以下の長さしかありません。1/1000秒以下のブレは、存在はしますが、現実的には、見えないのです。
また、SSはまったく無関係です。
フラッシュの同調速度は、速い機種でさえSS1/320程度です。SS1/320でも1/30でも1秒でも10秒でもフラッシュは、発光が終わっています。発光が終わると、フラッシュ光は残りの時間、0(ゼロ)です。SSとフラッシュ光のブレは関係がないのです。
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