●○● 2004年12月の日記 ●○●

〜ブリ照り食べたり、BGMにあせったり、自販機に驚いたり〜


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04.12.03 fri 出世の壁。そして生物の目指すもの。

短期集中講座【男の掟】その2
ドアノブの静電気にビリッと来たら、くるりと背中を向けて「しびれたぜ小猫ちゃん」と決めるのが21世紀スタイル。
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 ブリ照りはうまいね。

 大海原は大自然の中の大自然。ネイチャー・オブ・ネイチャーです。だからここで生きる生物、それこそプランクトンからクジラまで、すべてが弱肉強食の掟に従うのみ! と思っていたんですが、ちょっと違うみたい。

 その秘密がブリ照りにある。このブリなんですが、彼らは出世魚として有名ですよね。ボクの住んでいる関東地方だと、ワカシ→イナダ→ワラサ→ブリとなります。実家が魚屋をやっていたので、こういうのは詳しいんですよ。

 で、ここで問題がある。この魚(つまりブリ)はどうやって出世したのでしょうか。オウ、イエス。まったくその通り。長生きです。長生きしたワカシがブリに出世できるのです。

 これはつまりあれです、年功序列なのです。まあ生物は長生きすることが目的みたいな一面もありますしね。

 しかし、ああ、なんてこった。大自然の大いなる掟、そしてロマンとさえ言える弱肉強食が、実は人間社会の旧弊な体制を目指していたなんて。

 やっぱりどんな生物も、長生きしたヤツの勝ちなんですねえ。ボクもせめて120歳くらいまでは生きたいものです、はい。

04.12.06 mon 豆腐を揚げた凄いやつが相手

短期集中講座【男の掟】その3
鼻水をかんだ時は、ちらりと内容を確認した後に「アデュー」とつぶやくのが男のダンディズム。
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 携帯電話について考えたりするボクの月曜日だ。

 携帯電話は『ケータイ』と呼ばれるところがすごい。人間外出するときは様々なものを携帯するものだけど、それらすべてを差し置いてケータイと呼ばせるんだから。

 (すごい、これが科学の力か。21世紀ってやつなのか)なんて考えていたけど、お、そうだ! 油揚げっていうものがあるじゃないですか。

 油揚げというネーミングもじつに力強い。天ぷら、フライ、唐揚げ、さつま揚げなど油で揚げる食べ物はたくさんあるのに、それらを凌駕し、統一し、配下におきかねない勢いのこの名前。

 しかも油揚げはケータイを超えている。『アゲ』と呼ばれる部分が超えている。だってアゲですよ、アゲ。もはや何で揚げたのか、なぜ揚げたのか、そんな疑問すら受け付けないこの力強さ!

 まあ『ケータイ』も『ケイ』くらいに縮まったら、アゲのライバルとしてクローズアップされるかもなあ、なんてミーちゃん派だったボクは思うのですね、はい。

04.12.14 tue ハイスパート・ランチ・タイム

 仕事で埼玉県の上尾に行きました。

 到着が昼ごろ。仕事が始まるまで時間があったので、駅前の蕎麦屋さんに入りました。

 ネギトロ丼とタヌキそばのセットを頼み、お茶をひとすすり。店内には有線でしょうか、クラシック音楽がBGMに流れていました。(なんとも場違いな雰囲気だなあ)とは思いましたが、(ま、そういうのもアリか)と、あっさり納得するのがボクの特長なのです。

 しばらくしてセット登場。ネギトロ丼をパクリ。ソバをズルッとすすると、BGMが『剣の舞』にチェンジしたのです。そう。あのテンポのいいやつ。

 そのスピードに追いかけられるように、ボクの食事のスピードも当然のように大加速! あっという間に食べ終わり、会計をすませ、外に出ました。

 もしかしたら、あれは回転率をよくするための店側の作戦だったのではないでしょうか? だとしたらズルい! …しかしまあ(俺って素直。素直なのはいいことだな、うん)と、あっさり納得するのもボクの特長なのですね。

04.12.16 thu ハード・ドッグ・フェイブル

 空気を切り裂いて銃声が響く。
 “犬”と呼ばれた俺の胸を撃つ、重く、そして正確な射撃だ。

 だが俺は死ななかった。生きている。

 あの人から受け取り、今日まで胸に入れていたものが、弾丸を受け止めてくれたのだ。
 そう、お腰につけたキビダンゴが…。

(ハードボイルド童話『ピーチ・ガイ』より抜粋)
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犬がジャケットを着ているのはまだしも(まだしもです)、キビダンゴで弾丸を受け止めるというのは難しいか…。そうだ! 時間が経ってカチカチだったというのはどうだ! そうですか。だめですか。やっぱし。

04.12.18 fri 隠したいシンドローム

 むむむ、やばい。

 韓流って「かんりゅう」じゃなくて、「はんりゅう」って読むのか。今の今まで間違って発音していたし、賢しげに飲み屋で「韓流(かんりゅう)ってのは」とか語っていたさ。ああ、語ったさ。恥ずかしい!

 こうなったらいっそ、“は”を“か”っぽく発音するクセがある人というように、音声的なカモフラージュをするべきなのだろうか。

 つまり、「あー、年賀カガキ書かなきゃ」とか「あの角のカ医者さんだけど」とか「ア・カ・サ・タ・ナ! カ・マ・ヤ・ラ・ワ!」とか、ことあるごとに言うのだ。

 …ダメだ、うまくいかない!  韓流おそるべし!

 あ、またかんりゅうって言っちゃった。

04.12.27 mon ワンコイン・環形動物

 いやはや、年末だというのに体調を崩して寝込んでおりました。みなさんもご自愛してくださいね。
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  浦安で見つけた、すてきなトロピカル自動販売機。

 ところが、その内容をよく見ると・・・。おお、さすが元千葉の漁師町。釣りエサとはいえ、足だらけの生き物が買える自動販売機はそう見られるものじゃありません。

 しかし、酔った勢いで買わないでよかったなあと、心底思いますね、はい。
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 昨日のM-1を録画で見ました。うん、アンタッチャブルが勝ったか。ヤマーマンを知る者としては、感慨深いものがあります。ネタだけではなく、番組全般に気を配っていたのが好印象。そして優勝後も感動したり、泣いたりしなかったのは、さらに好印象です。お笑い芸人さんは、こうでなくっちゃなあ。


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